■松田聖子は『紅白』を辞退

 同日夕方に放送された関西テレビのニュース番組『報道ランナー』では、MCの新実彰平アナウンサーがこの件に言及し、「“何か一言”なんて聞くもんじゃないですよ。誰が言ったのかわからないけれども。わざわざこうやって顔を出してくださった、それで十分だと思います」と厳しく言い放った。

「メディア関係者が、同業者の振る舞いについてここまで厳しく言うのは珍しいこと。ただ、それほどあの質問は場違いで、問題のある行為だったということでしょうね」(前出の夕刊紙記者)

 テレビ局関係者は言う。

「あの男性は、在京キー局の芸能班の人なんです。彼は会見後に神田さんと聖子さんに声掛けをしてしまったことを大変悔いていて、現在は深く反省しているそうです。全くフォローはできませんが、一言でも多く語ってもらおうと、他の芸能人の会見と同じように振舞ってしまったのかもしれませんね。

 そして実は、札幌から東京に帰る飛行機の便が神田さんと一緒だったそうです。さらに、彼の後ろの席には神田さんが座っていたそうで……。神田さんに本当に申し訳ない、という気持ちでいっぱいの状態で席に座っていたと伝わってきています」

 あまりにも突然の愛娘の死に直面しながらも、気丈に振る舞い、目の前の仕事をやり遂げる神田。一方で、会見の場でふさわしくない行動をしてしまった取材者――。報じ方にも改めて議論がなされる中、12月25日夕方、松田聖子が今年の『NHK紅白歌合戦』を辞退することが、同番組の公式HPで発表された――。

 

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