■『笑う大晦日』は『孤独のグルメ』以下!!
大みそかの民放トップは、長嶋一茂(55)、石原良純(59)、高嶋ちさ子(53)がMCを務めた『ザワつく!大晦日 一茂良純ちさ子&徹子&羽鳥玉川&新庄BIGBOSSの会』(テレビ朝日系)で、18時からの第1部が世帯12.1%、20時からの第2部が9.3%だった。
「黒柳徹子さん(88)や日本ハムの新庄剛志監督(49)など、豪華ゲストが出演したことも奏功したのでしょう。一方、『笑う大晦日』の第2部は世帯5.6%。これは同時間帯の松重豊さん(58)主演『孤独のグルメ』(テレビ東京系)の世帯6.1%よりも低かったわけですから、相当厳しいですよね。
『笑う大晦日』ではMC陣がお酒を飲んでいた。ナイツの塙宣之さん(43)がYouTubeで“年末に酒を飲んだ芸人が『自分が今年はこうだった』と話すのを聞いて、誰が楽しいんだろうと思っちゃうのよ”と指摘していましたが、構成面での問題もかなりあったのでしょうね。
ただ、日テレだけではなく、NHKも例年に比べたら低い水準にとどまり、2021年の大みそかは各局厳しい状況だったと言えるかもしれません。そんな中、飛び抜けて悪かったのがTBSの『THE鬼タイジ 大晦日決戦in鬼ヶ島』。大みそかのゴールデンにもかかわらず、世帯3.9%でしたからね」(前出の制作会社関係者)
『鬼タイジ』は鬼ヶ島を舞台にしたシューティングサバイバル番組で、オードリー・春日俊彰(42)、A.B.CーZの塚田僚一(35)、間宮祥太朗(28)、東京五輪金メダリストの水谷隼選手(32)らがプレイヤーとして参加し、一攫千金を目指して奮闘した。
「五輪のメダリストなど2021年に注目を集めた出演者もいましたが、数字はよろしくなかった。ただ、4~12歳の子どもの視聴率は悪くなく、ゲーム要素がそのあたりの層に刺さったのではないでしょうか。
若い層に人気といえば、『ジャニーズカウントダウンコンサート』(フジテレビ系)は世帯11.6%と、深夜にもかかわらず高い数字をマークしました。コア視聴率も女性を中心にめちゃくちゃ高かったんです」(前同)
2年ぶりに東京ドームで開催された『カウコン』では、KinKi Kidsの堂本光一(43)と堂本剛(42)がMCを務め、NEWS、関ジャニ∞、KAT-TUN、Hey!Say!JUMP、Kis-My-Ft2、Sexy Zone、A.B.C-Z、ジャニーズWEST、King&Prince、SixTONES、Snow Man、なにわ男子の13組が出演し、パフォーマンスを披露した。