■「あなたは永遠に私の憧れです」

「竹内さんが演じたラン・リウはもっとすごかった。実はラン・リウに関する一連の出来事が何からまで全部ダー子一味の自作自演で、竹内さんが本当に演じていたのは、実はダー子の仲間で詐欺師の師匠である“スタア”だった……ということが、映画ラストの10分くらいのところで明らかになるんです。ちなみに本物のラン・リウはノンクレジットでしたがアジア系の外国人で、実は序盤から視聴者の前に何度か姿を見せていました」(前出の映画ライター)

 アジトで打ち上げとネタばらしをした際、劇中ではこんなやりとりがあった。

ダー子(長澤)「身も心を奪われちゃった、最高のコンフィデンスウーマン・スタァ。ラン・リウ役をできるのなんてこの人しかいないもん」

ボクちゃん(東出)「ぼくらもご一緒できて光栄でした。お噂以上の腕でした」

 さらに、こんなやり取りも。

スタア「(儲けなんて)どうでもいいわよそんなの。今回はダー子やあなたたちと一緒にやれて、サイコーに楽しかった!」

ダー子「私もです。あなたは永遠に私の憧れです」

「一連の発言は“ダー子”ではなく、長澤にとっても紛れもない本心だったに違いありません。というのも、20年7月28日に放送されたラジオ番組『長澤まさみのオールナイトニッポンGOLD~映画『コンフィデンスマンJPプリンセス編』スペシャル~」(ニッポン放送)で、長澤が“竹内結子愛”を熱烈に語っていたことがあったんです』

 当時の放送で長澤は、

「全然関係ないけど、竹内結子さんのことは大好き」「竹内結子さん、ずっと見てたい」と語った上で、自ら「気持ち悪い(笑)」とセルフツッコミを入れる場面があったのだ。

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