■三浦翔平バージョンは「うれしい反面、寂しい」の声も

「同社のCMでは、出演タレントがイメージソングを歌うことになっています。春馬さんバージョンは、歌だけでなく激しいダンスも見どころとなっており、彼のマルチな才能が存分に生かされた演出になっていました。翔平バージョンは20年の年末に公開されたのですが、春馬さん出演時のテイストがほとんどそのまま踏襲されていたことから、一部では《うれしい反面、寂しい》《同じ曲で同じような感じにしないで欲しい》といった複雑な声も上がっていました。

 一方、昨年12月28日からオンエアされた今田バージョンは、5人の異なるビジュアルに扮した彼女が石畳の街中を歌いながら踊るというミュージカル調。180度異なるテイストに一新したことで、《似たビジュアルよりも今回ガラリと変更してくれて良かった》《美桜ちゃんのCMもとてもいい》と春馬さんのファンからも好意的に受け止められているようです」(女性誌記者)

 さらに、純粋な視聴者からの評判も上々だ。

森七菜(20)の『オロナミンC』、浜辺美波(21)の『d払い』、松本まりか(37)の『鏡月焼酎ハイ』などなど、‟女優が歌うCM”が昨今の業界トレンド。彼女たちの素人感のにじむ歌声は、わずか数秒でインパクトを残さなければいけないCMの世界で大きな武器になりますが、諸刃の剣でもあります。

 現に前述した3名は‟あざとさ”や制作サイドの狙いが透けて見えてしまったことで一部の視聴者から不評を買い、SNSでは批判の声も目立っていました。

 しかし、今回の今田の歌声に関しては《逆にクセになる》《絶妙に歌下手で可愛すぎる》《決して上手くない所がゲロカワ》《頭から離れない》《まあまあジャイアンで好感度しかない》と意外にも好意的な反応が多い。確かにお世辞にも‟うまい”とは言えませんが、微妙な音程のずれというか、中学生が人前で気負って歌う‟はじめてのカラオケ”的なヘタウマ感がウケているようです。

 狙ってできるものではないので、妙な色気を出さずにこのままの路線で突っ走っていってほしいですね!」(前出の記者)

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