2021年1月1日から12月31日までに日本で公開された優秀作品を表彰する「第45回日本アカデミー賞」15部門と新人俳優賞の受賞者・作品が1月18日に発表された。
「優秀主演男優賞」には『護られなかった者たちへ』の佐藤健(32)、『花束みたいな恋をした』の菅田将暉(28)、『ドライブ・マイ・カー』の西島秀俊(50)、『孤狼の血 LEVEL2』の松坂桃李(33)、『すばらしき世界』の役所広司(66)が選出された。
各部門の最優秀賞は、3月11日に東京・グランドプリンスホテル新高輪で行なわれる授賞式で決定する。
「今回の各賞へのジャニーズタレントのノミネートはゼロとなりました。優秀主演男優賞には元SMAPの木村拓哉さん(49)や元V6の岡田准一さん(41)がノミネートされてもおかしくないはずなのに入っていないんです。やはり、“不自然”と捉えられていますね」(芸能プロ関係者)
2021年公開の映画では、木村は映画『マスカレード・ナイト』で、岡田は『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』と『燃えよ剣』の2作で主演を務めている。
いずれの作品も評価は高く、木村は『マスカレード・ナイト』で国内映画賞レースの幕開けを飾る「第46回報知映画賞」の主演男優賞を受賞。岡田は『ザ・ファブル』と『燃えよ剣』で「第64回ブルーリボン賞」の主演男優賞にノミネートされている。
過去の「日本アカデミー賞」で、岡田は「最優秀主演男優賞」と「最優秀助演男優賞」、「話題賞 俳優部門」を1度ずつ、「優秀主演男優賞」を3度も受賞している。木村は当時の「賞レースに参加しない」というジャニーズ事務所の方針で辞退したものの、2006年の映画『武士の一分』の優秀主演男優賞に選ばれたこともあった。
特に岡田の場合は今回、『ザ・ファブル』で堤真一(57)が「優秀助演男優賞」に、『燃えよ剣』で尾上右近(29)が「新人俳優賞」にそれぞれノミネートされている。