シーズン開幕前から「ビッグボス」として多数のバラエティ番組で活躍している北海道日本ハムファイターズの新庄剛志監督(49)。初陣となる2月8日の阪神タイガースとの練習試合の様子が異例のテレビ中継(朝日放送と北海道テレビ)が決定したりと、まさにプロ野球の話題を一手に引き受けている感がある。
バラエティ番組や企業CMなどの活躍ぶりから「就任2カ月ですでに3億円も稼いだ」と言われており、広告塔として最高の活躍をしている新庄監督だが、パ・リーグの監督たちは苦々しい思いを抱えているという。
「パフォーマーとしての手腕はともかく、監督としての能力が未知数なので“実力で勝負しろ”と反感を抱く人も少なくないんです。
また、昨年11月、清原和博氏(54)が自身のユーチューブで、赤のスーツと襟高のシャツで就任会見に登場した新庄新監督に対し、“イラッとした”と批判したこともありましたよね」(専門誌記者)
練習試合が予定されている阪神の矢野燿大監督(53)についても、互いに相手チームの指揮を執る“監督交換”を新庄監督が提案するなど、話題をもっていかれていくのはおもしろくないはず。メディアにチヤホヤされる相手を、徹底的に抑えにくるのは想像に難しくない。
新庄監督の就任発表があった当時、21年11月5日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)では、日本歴代最高のレジェンドである長嶋茂雄を父として、自身もプロ野球選手だった長嶋一茂(55)も「野球界って封建的な思いを持っている人たちが先輩方にたくさんいるので、新庄君が監督になったことによって、ああだ、こうだ言う人たちがいますよ。誰とは言わないけど」「彼が戦うべきは、相手チームと野球に対する既成概念をもった古参な人たち」と指摘していたが、開幕後はそれがより顕著になると思われる。