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2014年日本シリーズは「巨人VSオリックス」だ!

[週刊大衆10月20日号]

まもなく始まるクライマックスシリーズ(CS)。10月11日から2位、3位チームがぶつかるファーストステージ、そして同15日からは日本シリーズ進出チームを決めるファイナルステージがセ、パ両リーグでスタートする。はたして日本シリーズ出場を決めるのは、どのチームか。関係者の声を集め、本誌が徹底予想!

パ・リーグ
地力ではソフトバンクが有利も先発三本柱のオリックスが制覇


日米両球界で活躍し、現在、FOX SPORTSのプロ野球番組『BASEBALLCENTER』でメインアナリストを務める吉井理人氏は言う。

「CSは、勝ち星を計算できる先発ピッチャーが何人いるかが勝負の分かれ目。特にファーストステージを3日間フルに戦うと、ファイナルステージまで間が14日の1日しかありません。つまり、ファーストステージ1戦目に投したエースは中5日でもファイナルステージ第3戦にしか登板できないということ。1位通過チームが有利なのは言うまでもありません」

10月2日のオリックスとの直接対決でソフトバンクが延長10回の死闘の末、優勝を決めている。

その結果、まずファーストステージでぶつかるのは、2位オリックスと3位日本ハムとなった。

「CSは流れをつかんだほうが、一気に勝負をつけるようなケースが多い。特にファーストステージは2戦先勝の超短期決戦。07年以降、初戦を負けて逆転でファイナルステージに進んだのは09年中日のみ。つまるところ、初戦に先発するエースの勝負になります」(スポーツ紙デスク)

今年、オリックスの快進撃を支えた絶対的エース・金子千尋。

チームは08年以来、久しぶりのCS出場だけに、彼の出来がファーストステージの流れを決めそうだ。

「金子は高い確率で勝ちが計算できるピッチャーです。金子に続く西勇輝、ディクソンといった先発陣も大崩れはしない。そこから中継ぎ、抑えの平野佳寿につなぐブルペン陣も、ここにきて復調してきました」(前出・吉井氏)

一方、日本ハムはCS出場経験が豊富なチームだ。

「日ハムはCSで勝ち慣れている経験値があり、侮れません。今回もCSを見据えて投手陣を調整してきています。先発はオリックスより少し見劣りしますが、大谷翔平、メンドーサは計算できる。吉川光夫が先発に加わって活躍してくれると助かるでしょうね」(前同)

勝敗の鍵は、どこにあるのだろうか。

「打線のキーマンは糸井嘉男と中田翔ですね。糸井はオリックスに移籍して一皮むけました。日ハム時代から身体能力は"恐竜"並みでしたが、今は責任感が出て顔つきが変わりましたから。中田は一発がありながら、追い込まれたら打撃を切り替えるうまさもあります。すべては初戦次第。初戦は金子対大谷のエース対決となるのではないでしょうか。チームの実力は僅差ですが、オリックスが有利だと思います」(同)

ここはペナントの勢いのままに、オリックスが2勝1敗で勝ち抜くと予想しておこう。

ソフトバンクとオリックスの激突となりそうなファイナルステージ、リーグ優勝チームに1勝のアドバンテージが与えられたうえで、4勝したチームが優勝するルール。

このアドバンテージがあるため、なかなか"下剋上"は起きないと言われるが……。

「今年はもつれそうです。ソフトバンクは先発の調子がイマイチ。スタンリッジはある程度計算できても、中田賢一、攝津正が防御率4点前後と不調のまま。ブルペンも疲れから、終盤に来て調子を落としている。王貞治会長も9月上旬までは"CSは大丈夫(勝てる)"と言っていましたが、投手陣の不調続きは予想外の状況でしょう」(民放スポーツ局記者)

吉井氏も、オリックス投手陣対ソフトバンク打線の戦いになると見ている。

「秋山監督は、先発の出来が悪いと序盤でもスパッと代えるような、攻撃型の采配をする監督。簡単に言えば、打ち勝つ野球がベースです」だが、ペナント後半、強力なソフトバンク打線は下降線をたどった。

「鍵を握る選手は、勝負強い打撃が光る長谷川勇也。9月頭に右足首をケガしてフル出場できなくなった途端、ソフトバンク打線のつながりが悪くなった。例に比べ、李大浩の調子が上がらず、4番の役割を十分に果たしていないんです。だから、5番に長谷川がいるかいないかは本当に大きい。完全復帰できるかどうかでしょう」(前同)

吉井氏の予想は「古巣という願望も込めて、4勝2敗でオリックスの優勝」。

本誌の結論も同様で、オリックスが悲願のCS初優勝を成し遂げる!

  セ・リーグ
台風の目の広島が食い下がるも圧倒的な戦力を誇る巨人が優勝


ペナント終盤、2位以下を一気に引き離した巨人。

CSでは、広島と阪神がリベンジを期して激突する。

「初戦はマエケン(前田健太)とメッセンジャーのエース対決と予想しています。去年のファーストステージ初戦、阪神はルーキーの藤浪晋太郎をマエケンにぶつけて失敗しています(※5回7安打4失点で降板)。大事な試合では、こうした奇襲作戦はやらないほうがいい。勝っても負けても誰もが納得できるエースが、投げるべきだと思います」(吉井氏)

昨年、初戦を落とし、そのまま2連敗でCSを敗退した和田豊監督だけに、今年はエース・メッセンジャーでいくのか。

「ここでまず1勝したほうが、一気に2連勝する可能性も十分あります。短期決戦では、まず選手のコンディションが一番重要。調子の良さをどれだけ維持して戦いに挑めるかです」(前同)

エース以外、ともに先発陣に不安を抱える両チームだけに、打線の援護も必要。

「広島の主砲・エルドレッドは前半戦絶好調でしたが、夏以降、急ブレーキ状態でまだ完全復調していません。その代わりの活躍を見せているのが、ドミニカ出身の強打者・ロサリオ。パンチ力と勝負強さを兼ね備え、"1"を超えると超一流と言われる打者の指標の一つであるOPSで約0・99。規定打席に届いていないが、得点圏打率も3割6分近く、シーズン記録でチーム№1です」(前出・記者)

広島がロサリオならば、阪神にはマートンがいる。

「マートンは日本人選手を含めてトップクラスの打者です。あのミート力は天才的。4番を務めるゴメスより怖い存在ですが、唯一の弱点は集中力が欠ける時があること。 それさえ出なければ、CSでもキーマンになるでしょうね」(吉井氏)

広島打線には、ルドレッドとロサリオの長距離砲以外にも注目すべき"武器"がある。

「今季の広島は足を絡めた戦い方が機能しています。菊池涼介や丸佳浩らの機動力は、CSでも強みになるでしょう。ピッチャーからすると、単なる盗塁はそれほど怖くない。それより外野フライや内野ゴロでも、隙あらば次の塁を狙う攻撃のほうが嫌なものなんです」(前同)

さらに阪神には、経験豊かな正捕手不在という弱点もある。

ここは広島が、2連勝で一気に勝負を決めそうだ。

巨人はやっぱり阿部のチーム

その先のファイナルステージで待ち構えるのは、もちろん王者・巨人。

「総合的な力で考えれば、巨人が圧倒的に有利です。広島は3番手、4番手ピッチャーを初戦に先発させないといけない辛さもある。野村祐輔やルーキーの大瀬良大地あたりが巨人のエース・菅野智之と投げ合うわけですから、苦しい勝負にはなりますね」(同)

仮にマエケンが3試合目に登板しても、すでに広島は0勝2敗で絶体絶命……という状況もありうる。

「ただ、巨人にも穴はあります。菅野以外の先発陣、内海哲也、杉内俊哉らが今季はパッとしない。さらに、抑え、特にクローザーのマシソンが防御率3点台半ばと不安定です。接戦になれば、わかりませんよ」(前出・デスク)

最終決戦のキーマンは誰か。

吉井氏は真っ先に阿部慎之助の名を挙げる。

「なんだかんだ言っても、巨人は阿部のチームですよ。ケガもあって、昔ほどの怖さはなくなっているとはいえ、彼はチームの顔。阿部が打てば、間違いなく勢いづきます。あと、坂本勇人は巨人の中心選手になってきました。右バッターが苦手にするインコースに強く、長打もある。彼の打撃も勝負の行方を左右しそうです」

また、巨人のリーグ優勝に貢献した絶好調男たちにも注目したい。

「9月には、長野久義と大田泰示がラッキーボーイ的でした。前半戦は不調で9番に降格されたこともあった長野ですが、得点圏打率はチーム1位。一方、未完の大器・大田もチャンスに強い打撃を見せて、ついに覚醒しました。さらに好調な亀井善行もいますから、打線の厚みは圧倒的ですよ」(前出・記者)

やはり、巨人有利は動きそうにないようだ。

「広島にも頑張ってほしいのですが、やはり総合力では巨人。4勝2敗で巨人の勝ち、といったところでしょう」(吉井氏)

本誌の予想も巨人の勝利。

初戦を菅野で取れば、圧勝もありうると予想しておこう。

10月25日から戦いの火ぶたが切られる日本シリーズの顔合わせは、オリックス対巨人。

本誌の予想が当たるかはさておき、日本一を決めるに相応しい熱戦を期待したい――。

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