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不機嫌ヨメと穏やかに生きてゆく15のコツ

[週刊大衆10月20日号]

ボートレース戸田
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うちのカアちゃんは、なぜあんなに変わってしまったのか、なぜオレのやることなすこと気に入らないのか。

「女房は変わった」

そうお嘆きの方は多い。多いというより、ほとんどの男性がそうかも。

「俺がオナラすると怒るんですよ。だから、"悪い悪い"とか謝るんです。ところが女房がオナラをしたから文句を言うと、ギッとにらむんです。あぜんとしちゃいます。だいいち昔は俺の前で歩きながら屁をこくなんて考えられなかった」(Sさん= 59=調理師)

「たまにはいい夫になろうと思って、皿洗いを手伝おうとすると、"手を出さないで"とピシャリと言われました」(Nさん= 51=トラック運転手)

「夕飯に枝豆が出てきたときに"テレビでやってたけど、砂糖を一つまみ入れるとグンとうまくなるんだってよ"と教えてやったのに、返事もしなかった」(Wさん= 66=世論調査員)

妻はどうして、こんなふうになってしまったのか?

このほど『なぜ妻は、夫のやることなすこと気に食わないのか』という、そのものズバリの書名の本を出版した石蔵文信・大阪樟蔭(しょういん)女子大学教授(58)に聞いた。

「皆さん、"妻は変わった"と言いますが、違うんですよ。奥さんは昔からずっと我慢し続けて夫と暮らしていた。なのに夫が気づかなかっただけなんです」

そ、そうだったの!?

「そうですよ。夫は30代、40代と、家庭や妻をそっちのけで仕事に打ち込みます。妻は住宅ローンや子どもの教育費の心配があるし、育児の手助けも欲しいから、夫の勝手を我慢していました。ところが男も50代になると、一家の主人としての価値が下がってきます。そのうえ、家にいる時間が増えるので――リタイアすればなおさらですが、家を自分の城にしていた奥さんにすれば邪魔でたまりません。世の中の80~90%の家庭はあまりうまくいっていないと思いますが、それでも維持しているのは奥さんが我慢しているから、もっているだけでしょう。オナラをするのは、一種の復讐でしょうかね(笑)」

石蔵教授によると、女性は本来わがままで自分勝手な生き物だという。気持ちもころころ変わりやすいし、話もあちこちへ飛ぶ。

「ところが若い男は性ホルモンがバンバン出ているので、少し気がおかしくなっている。だから冷静に女性の本質が見抜けないんです。カマキリのオスだって繁殖期にはのぼせあがっているから、後で命を取られるのがわかっているのにメスにのしかかるというばかげた行動を取るわけでしょ? 人間の若いオスも、メスのわがままさえ"いとおしい"と思ってしまうのです。性ホルモンが減ってきて目が覚め、初めて自分の奥さんの正体(笑)に気づくんです。これは女性も同じです」

石蔵教授は医師でもあるから、説得力がありますね。

「遺伝子をまきちらしたいというオスの本能を考えると、一夫一婦制度には無理があると思いますが、しかし、してしまった結婚を後悔しても始まらない。シニアになっての離婚は実にキツイものですよ」

家事、特に料理ができないシニア男性の独り暮らしは深刻らしい。うつ病だけではなく、それ以上の悲劇に至る場合が少なくないと石蔵教授は言う。では、どうしたらいいのか?

「諦めるしかありませんね(笑)」

そりゃまた殺生な。

「いや、そのほうがいいんです。女性は、男には理解できない思考回路を持っています。男の考えで理解しようとしてはいけません。たとえばデパートへ行って、男は必要な物しか買いませんが、女性は何かを思いつくと、他の売り場へ行って予定のなかった物も買います。男は言わなくても伝わる、以心伝心ということがあると思いますが、女性は"ハア? なにそれ"です。女性は過去の男を瞬時に忘れますが、怒りや恨みは、男のように水に流すなどということをしません。どうです。思い当たるでしょう?」

なるほど。「『エイリアン』という映画があったでしょ? 女性は 男にとって、あのエイリアンなんですよ。だから、わかり合おうとか、わかってもらおうなんてことは考えないほうがいいんです」


エイリアン妻と戦うべからず


石蔵教授によれば、敵は異星の生物(エイリアン)なのだから、下手に戦っても食い殺されてしまう。抵抗しても消耗するだけ。妻はワケのわからないことで爆発することが(ご存じのように)よくあるが、極力刺激しなければ、あなたの老後はまあまあ無事である可能性が高いという。上のコラムは、石蔵教授お薦めのエイリアン対策15か条だ。不機嫌妻の地雷を踏まないように、しっかり順守しよう。

普通の地雷は足元にしかないが、妻の地雷は空気中にも天井にもあるから気をつけないと。冒頭のNさんは皿洗いを手伝おうとして叱られたが、⑨の地雷を踏んだのだ。たかが皿洗いにも奥さんの流儀がある。おっと「たかが皿洗い」などという言い方が、そもそもよくない。

⑦の冷蔵庫の奥に見つけた古い食材は、「こんなのがあったぞ」と言うだけで嫌味になってしまう。妻に見つからないように、そっと捨てること。

①の妻の話は、近所やパート先のろくでもない話などが多いものだが、「聞いているふり」でもいいらしい。奥さんはあなたに解決法など期待していないし、意見さえ求めていない。言いたいだけなのだ。だから先方の話が終わるまで席を立ってはいけない。

③のセリフのうち「ごめんなさい」は、言いつけているうちに反射的に出るようになるという。哀しい慣れだが、しかたがない。

「愛してる」は、いきなり言うと119番をされるかもしれないから、それに近い言葉から始めよう。

とにかく奥さんが不機嫌だったら、それは自分のせいだと思ったほうがよいようだ。その場合も「僕が何かした?」などと聞いたら、どんな目に遭うかわからないから慎むように。石蔵教授自身も、酒を飲んで夜遅く帰っても、早朝4時に起きてノルマの皿洗いをするという(奥さまも働いている)。

「会社で上司にやれと言われた仕事は徹夜してでもやるでしょう? それと 同じなんですよ。飲んでいたからなんて言い訳したら、"家事をなめんなよ"と叱られるかもしれません(笑)」

それにしても、中高年亭主はここまで妻にへりくだらなくてはならないのだろうか。気を失いそうになった記者(57)だが、石蔵教授は「穏やかな後半生の家庭を望むなら、これぐらいの努力は当たり前」ときっぱり言い切り、突き放す。

さらには「やらないと、もっとひどいことになりますよ」とおどかされてしまった。「うちは食洗機を使っているんですが、私も妻の言うとおりの皿の入れ方をしなかったため、危うく離婚話にまで発展しかかったことがあります(笑)。とにかく、家庭では妻は自分の上司か、パートナーではなくてクライアント(顧客)だと思ったほうがいいですよ。ホストになりきる(コラムの④)のは、そういう意味です。そのつもりでいたほうが、すべてうまくいくんです。しかも、そういうふうに奥さんに接していると、次第に慣れていきますから」


"妻の部下"に徹すれば無事?

石蔵教授のアドバイスを実践しているかに見えるのが、テレビのバラエティ番組でも人気の漫画家・蛭子能収(えびすよしかず)さん(66)だ。

「女房には怒られてばかりなんですよ。だから、女房の言うことを"はいはい"と聞いて一切逆らいません。結婚した当時、新婚旅行のような感じで唐津(からつ)(佐賀県)へ行ったんですけど、俺の目的は唐津ボートだったんです。女房は退屈でしょ? 帰るって言うんです。止めるのが大変でしたよ。それ以来、俺への教育が厳しくなって、たとえば一緒にいるときは"手をつなげ"って言われるんです。もちろん、ちゃんとやってますよ。ショッピングモールへ行きたいと言われれば"はいはい"と運転手に徹します」

それでストレスはたまらないだろうか?

「月に何回か自由時間をもらうんです。大好きな競艇へ行ったり映画を観たりします。家で? 自分の部屋に閉じこもって、ひっそり漫画を描いていますよ」

奥さまにすれば理想の夫ではないか。蛭子家は、夫が"妻の部下"に徹することで夫婦ともにストレスなしに暮らしている好例だ。中高年になったら、奥さんとのつきあい方や生活を抜本的に見直そう。これが人生80年時代を穏やかに暮らすコツのようだ。

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