日刊大衆TOP 芸能

後半戦の得点圏打率はリーグ1位!ロ軍をリーグV決定戦に導いた青木

[週刊大衆10月27日号]

今季もレギュラーシーズンが幕を閉じました。残念ながら、日本人選手が所属する球団でプレーオフに進出したのは青木宣親のロイヤルズだけでしたが、そのロイヤルズが破竹の快進撃を見せています。

アスレチックスとのワイルドカードゲームで9対8の劇的なサヨナラ勝ちを収めると、地区シリーズでもメジャー屈指の強打を誇るエンゼルスを相手に3連勝。リーグ優勝決定戦に進みました。

今季のロイヤルズはWBCを連覇した侍ジャパンにも似ています。機動力で相手をかく乱し、鉄壁の守りと強力投手陣で接戦をものにする。その日本的な戦法の中心に青木がいるのです。

アスレチックス戦では9あたい回裏に価千金の同点犠牲フライ。地区シリーズ突破を決めた試合では3打数3安打の大活躍でした。今回はそんな青木を含め、14年の日本人野手の活躍について、100点満点で採点してみようと思います。

●イチロー40点

かなり厳しい評価に感じられるかもしれませんが、イチロー本来の力をもってすれば、もっと高い成績を残せたはずです。メジャー14年目にして初めて規定打席に達することなく、打率もついに3割(・284)に届きませんでした。

序盤は代打、代走、守備固めでの起用も多く、コンディションの維持もたいへんだったと思います。

しかし、今季のヤンキースはケガ人続出で、攻撃力は昨年以上に低下。この貧打線だったら、イチローは1番、2番での出場が増えてもおかしくありません。

しかし、先発で出場しても下位の7、8、9番を打つことがほとんど。つまり少ない出番を生かし、首脳陣の信頼を勝ち得るまでには至らなかったということです。

22打点という数字は寂しいかぎりです。イチロー自身も、よほど悔しかったのでしょう。

シーズン終了時に、「今日から162試合やれと言われても僕はできる」と、暗に不完全燃焼に終わったことを認める発言をしています。

来季はヤンキース以外のチームでプレーする可能性が濃厚です。

通算3000本安打(残り156安打)を達成するまでは間違いなく現役を続行すると思われます。

出番が多いチームなら1年で大記録達成も望めるだけに、イチローの奮起を期待したいところです。

3連戦で13回も出塁勝負強い青木の打撃

●青木宣親80点

メジャー3年目にして念願のプレーオフ進出を果たしました。

打率・285は過去2年とほぼ同じ。しかし、終盤のチームにとって勝負どころでの活躍が光りました。

9月に限れば、打率は・374で、15日からのホワイトソックス3連戦では13打数11安打と、全盛時のイチローを思わせる固め打ち。この間、四球も2つあり、3連戦で13度出塁するという手のつけられない好調ぶりでチームを牽引したのです。

後半戦の得点圏打率は、なんと・412でア・リーグ1位。この勝負強さが買われ、9月は打順が1番から2番に変更されました。ア・リーグはDH制であるため、9番打者の出塁の可能性も高く、1番より2番のほうが走者を置いての打席になるケースも多いのです。

青木も期待に応え、前半戦の13打点に対し、後半戦は30打点。また、青木には3割5分近い出塁率と走力という武器もあります。

青木が得点をした試合は40勝13敗ですから、その貢献度の高さがわかるでしょう。

●川﨑宗則70点

6月中旬にメジャーに定着すると、本職のショート以外に二塁、三塁も守り、打率も自己最高の・258をマークしました。

近年、日本人内野手がまったくメジャーで通用していない厳しい現実の中で孤軍奮闘した感があります。

地元人気は相変わらず抜群で、ベンチ内のムードメーカーという目に見えない貢献も評価できます。

さて、メジャー昇格がなかったため採点の対象外としたのが、アスレチックスの中島裕之とレンジャーズの田中賢介です。中島は今季3Aどころか、その下の2Aで打率・24 7、6本塁打。田中も7月にチームを自由契約。

ともに来季は日本に戻らざるをえないでしょう。昨年ヤンキースにドラフト2位指名された加藤豪将も苦戦しています。

1Aで打率・222、3本塁打。バスで全米各地を転戦する過酷なマイナー暮らしから、どう這い上がるか。

彼の正念場はこれからです。

この記事が気に入ったら
をしよう

いいね!

@taishujpさんをフォロー

大衆のオススメ


オススメタグ


人気記事ベスト10


日刊大衆公式チャンネル


Copyright(C) 日刊大衆 Futabasha Publishers Ltd. All rights Reserved.