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落合博満GMが止まらない! まだまだ続く「中日ドラゴンズ」大改造プラン

[週刊大衆11月17日号]

周囲をイエスマンで固めて、気に入らない選手やコーチのクビはバサバサと切り落とす、戦慄事態を生中継!

「いまや、周囲はイエスマンばかり。"尾張の金正日"と陰口を叩かれています」
中日球団関係者が声を潜めてこう話すのは、落合博満GMのこと。
その"独裁者ぶり"は10月23日に行われたドラフト会議でも発揮されていた。
「中日が1位指名したのは、三菱日立パワー横浜の野村亮介でした。しかし、ドラフト当日まで、亜細亜大学の山崎康晃で球団内の意見は一致していたんです。それが、落合GMの鶴の一声で、土壇場になってひっくり返ったらしいんですよ」(スポーツ紙デスク)
現場スカウト陣の調査や意見に一切耳を傾けず、独断で1位指名を変更したと言うのだ。その独断専行はシーズン中からのこと。
今年、落合GMは誰にも予定を教えずに、都市対抗試合など全国に神出鬼没。
「スカウト陣は現場で落合GMと鉢合わせとなって驚いたというケースは枚挙にいとまがありません。自分の目で"金の卵"を見定めたいという理屈はわからなくもないですが、現場スカウトの間では"オレたちは必要なのか!?"と不満の声が上がっています」(前同)

さらに今オフ、FAの目玉となる"楽天・嶋基宏獲り"に関しても、落合GMの独断が影響するという。
「嶋は中日の地元である中京大中京高校の出身ですし、華のあるスター選手。"ポスト谷繁"が至上命題の中日にとっては、喉から手が出るほど欲しい逸材なんですが、これまた落合GMの反対で撤退することになってしまったようです」(同)
まさに"落合帝国"といった様相を呈してきた中日ドラゴンズ。その"絶対君主"が今、自らの帝国をより強固なものにしようと"大改造プラン"を推し進めようとしている。

「手始めに、シーズン終了後、堂上剛裕、中田亮二、森越祐人ら10選手に戦力外通告を突きつけました。なかでも森越は、今年開幕一軍入りしており、年齢も26歳と若く、期待のホープと目されていた選手でした」(スポーツ紙記者)
確かに、結果がすべてのプロの世界。結果を出せなければ、チームを去るのは仕方ないが……。
「ただ、その通告の現場には、張本人である落合GMの姿がなかったんです。あまりに誠意に欠ける対応に、選手側もやるせない気持ちだったでしょう」(前同)

さらに、選手に留まらずその矛先はスタッフ陣にも向けられている。前出の中日球団関係者がこう語る。
「落合GMは、自分のやり方に盾つく球団関係者に、続々とクビを突きつけています。象徴的なのが、中日二軍寮・昇龍館の館長を解雇したことです」
中日の元選手である館長は、期待と不安を胸に抱え、球界に入ってきたばかりの選手たちに父親のように愛情を持って接し、選手からの信頼も厚かったという。
「しかし、館長は我が物顔で二軍寮の大浴場に頻繁につかる落合GMをよく思っていなくて、距離を置いていたんです。そうしたら、この10月半ばに突然クビを宣告され、すぐに退寮を求められたそうです」(前同)
本誌は以前、佐伯貴弘二軍監督の"選手締め出し一番風呂"を報じたが、二軍視察の際の落合GMにならったものだったのか――。

なお、後任には、落合人脈の人物が就いたという。
「しかも、後任の館長は二軍のコーチも兼任するんです。そんなことは、いまだかつて一度もありませんでしたよ。つまりは、二軍選手の監視役なんでしょう。選手からしてみれば、唯一リラックスできる場所が寮だったのに……」(同)
編成部門にいたK氏にも解雇通告が届いたという。
「K氏も中日の元選手で、当時、監督だった星野仙一さんに目をかけられ、監督付広報として球団に尽力してきました。ただ、星野さんと落合GMは、水と油の関係ですから、落合GMも彼のことを煙たく思っていたんでしょう」(同)

そして、その"血の粛清"が恐ろしいのは、標的が何も"反落合"に限った話ではないということなのだ。代表例と言えるのが、昨年オフに巻き起こった井端弘和の"クビ切り騒動"だ。
「井端は、ご存じのように"落合野球"の申し子的存在。落合GMが監督在任中の8年間で4度のリーグ優勝ができたのは、選手会長としてチームを引っ張った井端の功績が大きかったし、落合GMとは親密で、チーム内で"落合の息子"と言われるほどでした」(前出・スポーツ紙デスク)
そんな功労者に対しても、落合GMはオレ流を通した。
「井端は昨オフ、右足と右肘を手術したため、故障のリスクという理由で、契約更新の際に、年俸1億9000万円から、野球協約の限度を超える、実に88%ダウンの3000万円を提示したんです」(前同)
それを不服と思ったのか、井端は巨人に移籍することとなった。
強いチームを作るためには、ときに心を鬼にして冷酷な判断を下さなければならないこともあるのだろう。

しかし、本誌が9月8日号で報じた、独裁体制の弊害とも言える佐伯二軍監督による選手への暴行事件も起こっている。
「反落合派には次々とクビを突きつけているのに、落合GMが連れてきた佐伯が、選手に手を上げ病院送りにしても、口頭での注意だけですからね」(中日球団関係者)
落合改革に隠された最終目的

落合GMにとっては、これらも"チームのため"なのかもしれない。だが、その苛烈さに叛旗を翻す選手やスタッフが出てもおかしくはない状況だ。それがいまだ表面化しないのは、表立って不満を口にできない"事情"があるからだという。
「白井文吾オーナーと落合GMが、蜜月関係にあるんです」(前同)
白井オーナーは、"中日のナベツネ"とも言われるほどの絶対的権力者だ。
「2人の関係をまざまざと見せつけられたのが、昨年の白井オーナーの奥様の葬儀でのことでした。葬儀を何から何まで仕切っていたのが、落合夫人だったんですよ。否が応でも2人の関係性が透けて見えます。だから落合GMに反旗を翻すことは、白井オーナーに盾つくことになるので、誰も怒りの声を上げることができないんです」(同)
白井オーナーの後ろ盾のもとに断行される大改革に、選手やスタッフ陣は"その矛先が、いつ自分に向けられるのか!?" と、戦々恐々しているという。

リストラの対象とならなくとも、中日の選手たちは昨年に引き続き、大幅に減俸される可能性も大きい。
「今季、3億7000万円の年俸をもらいながら、不振に終わった岩瀬仁紀や、2億5000万円の和田一浩らベテラン勢に厳しい査定が下ることは、ほぼ間違いないでしょうね」(スポーツ紙デスク)
ここで、彼らが球団に提示する金額に不満を表そうものなら、井端のように、退団を余儀なくされることもありうるだろう。

こうした改革に取り組む落合GMの最終目的は、意外なところにあるようだ。ベテラン野球記者の江尻良文氏が予測する。
「中日グループ内には、現実的に落合GMに代わる目ぼしい人材がいるわけではないんです。来年も不振が続いた場合は、"俺がやる"と言いだして、落合GMが"兼任"という形で、監督に返り咲くというシナリオもありえます」
これが実現したら、野球界の常識を覆すことになる。落合GMは止まらない――。

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