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安倍内閣「SM崩壊」全内幕

[週刊大衆11月17日号]

盤石を誇った安倍政権に"黄色信号"が。好機とばかり攻め込む野党に呼応して、与党内からも火の手があがった――!!

崖っぷち小渕優子がヒタ隠す
「事務所内情」ボロボロお家騒動


「明治座」(東京・日本橋)への不明朗な観劇ツアーを巡り、経済産業相を辞任した小渕優子氏。
9月の改造人事で「将来の女性首相候補として目玉入閣」ともてはやされたのは、つい2か月前のこと。
その凋落ぶりには驚かされるが、自民党内からは「自業自得」(ベテラン秘書)と冷ややかな声も出ているという。
「優子さんは辞任会見で"後援会の収支報告書の記載には大きな疑問がある"と、まるで他人事のようなセリフを口にした。
今回の事態を招いたのは小渕家の"城代家老"である地元・群馬県中之条町の折田謙一郎町長(辞職)が最大の原因。彼は町長になる前、優子さんの秘書を務めており、やりたい放題だったようだ」(自民党ベテラン秘書)

優子氏の父親である恵三元首相時代、小渕事務所は「強固な秘書軍団」を築いた田中派の伝統を継いで、派閥領袖の秘書を務められる人材を何人も抱えていた。
「当時、古川俊隆(としたか)氏は首相の政務秘書官となり、滝川俊行(としゆき)氏は恵三氏の死去後、優子氏の所属する『平成研究会』(額賀派)の事務局長となった。滝川氏は日歯連の1億円ヤミ献金事件に関わりミソをつけたが、みな事務所、派閥への忠誠心が厚かった」(前同)
ところが、恵三氏の死去後、古川氏らが事務所を去り、代わって実権を握ったのが折田氏だったという。
古川氏らが去っても、しばらくは東京の事務所には氏の薫陶を受けた中堅・若手の秘書が残っていたという。ただ、次第に権勢を振るうようになった折田氏との折り合いが悪くなっていった。
「優子さんは、両者の軋轢が強まっても見て見ぬ振りをしていたといいます。そのため、小渕家譜代の中堅・若手秘書は失望し、自民党や民主党の他の事務所に移り、優子氏の事務所は手薄となっていったんです」(永田町関係者)

野中広務・元幹事長の秘書だった辣腕女性が、野中氏の引退後、小渕事務所を再建するために移ってきたものの、時すでに遅し。すでに折田氏の権力は絶大で、口を挟める状態ではなかったという。
こうして盤石を誇った小渕家家臣団は、内部から崩壊していった。
「額賀派の秘書の間では、9月の内閣改造前から"優子ちゃんの事務所はガタガタだ……"との声が出ていたましたからね」(前同)
恵三氏を官房副長官として支えた新党大地の鈴木宗男代表も、ブログで次のように"折田責任論"をブチ上げている。
〈恵三先生の秘書を務め、現在は他の代議士の秘書をしている方から「折田が責任者であった。これが元凶だ」と聞かされていたが、現実のものとなった〉
先のベテラン秘書も、こう溜め息をもらす。
「優子さんが生え抜きの中堅秘書を"軍師"として置いておけば、こんな事態にはならなかった。折田氏に任せたばかりに、いい加減な書類が作られたんだろう」
東京地検特捜部は、すでに折田前町長に任意で事情聴取を行っており、全容の解明が待たれる。

ときには諫言を辞さない"軍師"がいなかったためか、自民党若手議員からの優子氏の評判はよくない。
ある議員は、こう憤る。
「年配の人には八方美人だが、若手には態度がデカい。まだ40歳そこそこなのに、何様なんでしょうかね」
政治資金収支報告書を見ると、優子氏は父親時代の"遺産"を引き継ぎ、高級レストランでよく食事をしていた実態が浮かび上がる。選挙地盤も盤石で、苦労もせずに重要閣僚の座を手にしたが、足元がまったく見えていなかったようだ。
「今回のケースは利益供与か虚偽記載であり、折田氏だけに責任を押しつけることはできず、優子さんが議員辞職に追い込まれる可能性もある」(前出・秘書)
信頼すべきは誰か――という政治家の"イロハのイ"がわからなかった時点で、議員失格である。

小渕、松島では終わらない! 民主党が狙う「次の大物のクビ」

"トカゲのしっぽ切り"で逃げ切れるか? はたまた、野党の追及が安倍政権を追い詰めるか? 今、永田町の攻防が激しさを増している。最大野党・民主党が狙う、次なるターゲットは!?

「安倍内閣は、小渕優子経産相と松島みどり法相2人の更迭で、手仕舞いにしようと躍起です。一方、野党側は更迭された女性2大臣の政治倫理審査会の出席を要求。徹底追及の構えを崩しておりません」(全国紙政治部デスク)
追及の急先鋒・民主党の指揮を執る枝野幸男幹事長などは、ここにきて「早い解散はありがたい」と公言。早期の衆院解散・総選挙を促し、政権返り咲きまで視野に入れ始めているという。
「防戦する安倍首相ですが、新たに起用した宮沢洋一経産相に"SMバー疑惑"や禁止されている外国人企業からの寄付が発覚。対応を誤れば、政権の命取りになるかもしれません」(前同)

そんな中、野党側が安倍政権最大のアキレス腱として攻撃の的を絞っているのが、"ミスターTPP"西川公也農相だという。
西川農相の攻めどころは、景品表示法違反を犯し、経営破綻状態を隠しながら、和牛オーナーを募って約7万人超の被害者を出した安愚楽牧場(栃木県)事件。
「西川農相は、その安愚楽牧場から2006~10年までで計125万円の献金を受けていたんです」(全国紙社会部記者)
野党側は"寝た子を起こして"農相追及のノロシを上げるつもりだという。
「西川氏は"(献金は)すべて返却した"と弁明しているが、7万人を超える被害者を出した企業から献金を受けていたという事実からは逃れられない。

さらに、同牧場の破綻直前まで、西川氏の長男(現・西川農相の秘書)が同牧場の顧問を務めており、報酬を受け取っていたことも判明しています」(前同)
顧問として経営状態を知る立場にありながら、出資者募集に加担――という疑惑も囁かれているのだ。
「西川氏は"叩けばほこりが出るカラダ"と噂されている人物。早速という感じで、週刊文春に過去の逮捕歴を報じられました。今から40年以上前の、彼が栃木県職員時代のことですが、逮捕事由は収賄の疑い。結果的には不起訴になったそうですがね……」(同)

また、キレやすい性格で知られ、6月の農林関係者の党内会議では、後輩の議員を「何言ってるんだ、小僧!」と怒鳴りつけたことも。追及が進めば、逆上して失言する可能性も指摘されている。
「ただし、追及する側の民主党も、海江田万里代表が経済評論家時代、安愚楽牧場出資について"リスクはゼロ"と盛んに喧伝していた。いわば西川氏と同じ穴のムジナなんです。民主党は、代表のクビを差し出してでも、西川氏を追い込めるかどうかでしょう」(政治評論家・本澤二郎氏)
ドロ仕合の結末や、いかに!?

SMバー・宮沢経産相で再び脚光が!
伝説のヘンタイ「財務官僚」系譜


小渕氏の辞職で急遽、入閣した宮沢洋一経産相。氏の資金管理団体が2010年、広島市内のSMバー「マザン」に、交際費の名目で1万8000円の政治活動費を支出していたことが判明し、ヘンタイ疑惑が噴出。さあ、タイヘン!?

「昔から政治家や官僚といわれるエリートたちにヘンタイが多いのは、周知の事実です。
とはいえ、今回、発覚した宮沢経産相の"SMバー"疑惑が、世界中に発信されたら、日本は"ヘンタイ国家"のレッテルが貼られるのは必至です」
と、憂い顔を隠さないのは前出の本澤氏だ。そんな日本凋落の尖兵を買って出た(!?)宮沢経産相。
東大法学部卒のエリートであり、卒業後は大蔵省に入省。以後、大阪国税局岸和田税務署長、内閣総理大臣首席秘書官を経て1993年に退官。2000年、叔父の宮沢喜一・元首相が比例中国ブロックに回ることになったのを機に、地盤を継ぎ初当選。現在、衆院議員3期目だ。
そんな絵に描いたようなエリートである宮沢氏の原点は大蔵省(現・財務省)。この組織の"ヘンタイぶり"が発覚したのは98年当時。一世を風靡した(!?)あの「ノーパンしゃぶしゃぶ」事件(別名・大蔵省接待汚職事件)だった。

「鏡張りの床にパンティをはかない女の子がはべり、客は鏡に映るスカートの中身を眺めつつ、しゃぶしゃぶを食べる形態の店です。飲食費として領収書を切り、旧大蔵官僚の接待によく使われていました」(夕刊紙デスク)
事件発覚当時、旧大蔵省の事務次官経験者4人も上得意だったことが判明。世間をアッと驚かせた。
「そんな"伝統"を色濃く受け継ぐ大蔵エリート官僚出身の宮沢氏。SMバー領収書発覚当初、監督する経産省では"さすがは大蔵上がり"の声があがったといいますからね」(記者筋)
本人は「自分は行っていない」と否定してはいるが、いずれにせよ、襟を正してほしいものだ。

二階総務会長がついに立つ!
自民党安倍派が仕掛ける「謎のクジラ作戦」


"最大の敵は身内にあり"というのが永田町の掟。野党の攻勢で"一強多弱"に陰りが見え始めた安倍政権だが、政府独断の"政高党低"も崩れ始めた――。

「安倍シンパ以外は党内で冷遇されてきましたが、これからはそうはいかない。今後、首相が政権運営でつまずけば、党内の反安倍勢力が一斉に蜂起しそうな雰囲気なんです」(自民党中堅議員)
反安倍の最右翼と目されているのは石破茂地方創生相だが、党内リベラル派から人気急上昇中の谷垣禎一幹事長も"反目"に回る可能性があるという。さらには、野田聖子・前総務会長も小渕氏の失敗で勢いを得て、「女性初首相」を目指し臨戦態勢になったという。

「まさに群雄割拠。そんな中、もう一人の"大物"が参戦してきたんです」(ベテラン政治記者)
策士の異名を取り、安倍首相が最も恐れている人物、それは二階俊博総務会長(二階派の領袖)だ。二階氏は当選10回で、各大臣を歴任。党内では党国対委員長などを経験した重鎮。
「小沢一郎さんの薫陶を受けた小沢チルドレンで、政局観には定評がある。安倍首相が進める集団的自衛権に公然と異を唱え、加えてバリバリの親中派。完全に政敵ですよ」(党関係者)
その二階氏が今、安倍首相取り込みを狙った"マル秘作戦"を進行中という。
題して、「クジラ作戦」。「二階氏の地元選挙区は、和歌山3区。ここは捕鯨基地として世界的に有名な太地町があり、党捕鯨議員連盟顧問でもある二階氏の、クジラ文化伝承への意気込みはスゴい」(前同)

去る9月末日、自民党本部の食堂のメニューに"クジラカレー"を導入するよう働きかけたのも同氏。
「そのうえ二階氏は、首相を囲んでクジラカレーを食べようと画策中。みんなで仲良くクジラカレーを食べ団結しようとの名目ですが、本音は自らの影響力を誇示したいだけですよ」(前同)
このクジラ作戦、成功するかは未知数だが、集まるメンツがなんとも興味深い。
「自民党は国際的な捕鯨への弾圧を憂慮し、10月に特別委員会を設置しました。その委員長が石破氏の懐刀である浜田靖一・元防衛相。顧問には二階氏のほか、鈴木俊一・元環境相、小野寺五典・前防衛相、林芳正・前農相がいます」(前同)
この3氏は、いずれも岸田派(岸田文雄会長)。安倍政権が安定した運営をするためには、"岸田派攻略が肝"とされている。
「二階氏が声をかければ、石破派、岸田派の幹部が集まる。これは安倍首相とて無視できないはず」(同)
"策士"二階の事成れり!?

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