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銭ゲバ中国「ゴーマン世界征服計画」スッパ抜き

[週刊大衆12月1日号]

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「覇権を握る」――その野望を隠そうともしない"赤い帝国"。日本、アメリカを制圧して、地球まるごと"わが領土"に!?

あの"笑顔なき握手"が、ゴーマン中国のすべてを物語っていた。
それは11月10日正午過ぎ、北京でのAPEC(アジア太平洋経済協力)首脳会議期間中のことだった。
第2次安倍政権の発足以来初、約3年ぶりの日中首脳会談開催が決定。カメラの砲列が待ち構える中、安倍晋三首相と中国の習近平国家主席が歩み寄った。
「公式にお会いすることができて、非常にうれしい」
笑みを浮かべて友好の手を差し出す安倍首相に、習主席はまさかまさかの宣戦布告。
「握手はしたものの、憮然とした表情のまま。その目は安倍首相を突き放すかのように冷え切っており、視線を合わせることは一度もありませんでした」(首相に同行したカメラマン)

直後に行われたサシの会談も、たったの25分で終了。
「焦点は二つ。一つは首相の靖国神社参拝、もう一つが尖閣諸島の領有権問題です。ただ、この二つともに明確な落としどころは得られず、日中双方が都合のいいように解釈できる"玉虫色"の合意となりました」(同行した政治記者)
解釈次第では、日中双方がいかようにも捻じ曲げられる"合意"。結果、紛争の根はより深まった、とまでささやかれる始末だ。

「今回の日中首脳会談で、これまでの日本の立場である"領土問題は存在しない(尖閣諸島は日本固有の領土である)"から、一歩後退したとの見方も出てきました。習主席はニンマリだったでしょうね」(軍事ジャーナリスト・古是三春氏)
中国の対日横暴、横やりは熾烈を極めている。最新の例が、中国漁船団数百隻による小笠原沖での無法赤サンゴ乱獲問題だ。

国際問題評論家・小関哲哉氏が言う。
「現在、米国に次いで世界第2の経済大国となった中国は国力の充実に伴い、領土拡張を主張し、時代遅れの"新帝国主義"を標榜するまでに至っています。その一つが、小笠原沖での赤サンゴ密漁。中国は(小笠原諸島を含む)太平洋のグアム手前までを自国防衛の"第二列島線"と定め、ここに漁船団を派遣。同海域の強奪に乗り出してきました」
国際問題評論家の井野誠一氏も憤懣(ふんまん)やるかたないといった口調で、こう指摘する。「中国の無法漁船団には、政府機関の人間が乗り込んで裏で指揮していました。それは、日本の無線傍受で明らかとなっています」

"海賊国家"中国は、今までに南シナ海で、ベトナムやフィリピンが領有権を主張する西沙諸島や南沙諸島で無法三昧。
「その手口は、まず大量の漁船団を使って、領海侵犯の一大デモンストレーション。その後、漁船保護を名目に、海軍艦隊を派遣して一方的に不法占拠。あれよあれよという間にトーチカ(防御陣地)を作って要塞化し、小さな島から大きな島まで次々と占領。それと同じことが今、小笠原沖で起きようとしているんです」(防衛省関係者)

日中首脳会談後、中国当局は形ばかりの取締り強化姿勢を見せるが、その本心はミエミエ。さらに、対ベトナム、対フィリピン、対日攻勢だけでは飽き足らず、世界征服の野望まで剥き出しにし始めた。
「まずは世界経済の要所を掌握したい。そのために第一に目指すのが、人民元を米ドルに並ぶ国際基軸通貨にすること。2021年の"中国共産党成立100周年"までに、これを成し遂げ、以後、世界を人民元の下にひざまずかせる計画といいます」(外務省関係者)
にわかには信じ難い壮大な計画だが、驚くなかれ。目下、イケイケドンドンで交渉を進めているという。
「先日のAPECでの中露首脳会談では、あのプーチン大統領でさえタジタジに。中露間の通商での人民元決済を拡大するようにと無理強いされ、しぶしぶ了承しています」(前同)

人民元を世界の通貨に――この野望の前に立ちはだかる米国主導のTPP(環太平洋経済連携協定)には、当然ながら反対。
「代わって、アジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)構想をブチ上げています。今回のAPECでも、TPPに対抗する中国主導のFTAAP構想を強調。強硬姿勢を明確にしています」(全国紙経済部デスク)
また、新たに中国主導による「アジアインフラ投資銀行」の設置を提唱。米国中心の国際金融秩序に、公然と反旗を翻した。加えて、戦後の米ドル基軸の"守り神"IMF(国際通貨基金)改革も提言。中国主導での「新・国際経済秩序構築」に着手している。現秩序の破壊者として、メキメキと頭角を現し始めた。

2040年には対日戦争敢行

「極めつけは突然、打ち出した"シルクロード経済圏構想"。この構想は陸路と海路の2つがあります。陸路は重慶を起点に、カザフスタン、イラン、オーストリアのウィーンへと至るルート。海路は広州からインドネシア、スリランカ、ケニア、ギリシャ、そして、ベルギーのアントワープに至るアジアと欧州を結ぶ大規模な経済圏構想です」(前同)

すべては世界の覇権を握るため。規格外の出費でも一切、惜しまないという。
「中国政府は同構想の実現のため、400億ドルの基金を創設すると明言。この金でアジア一帯のインフラ整備を一挙に成し遂げ、周辺諸国の"信頼"を勝ち取るとしています」(北京在住の日本人ジャーナリスト)
札束で頬げたを張る銭ゲバぶり。ここにきて、中国の"世界征服前哨戦"が、着々と成功を収めている例も散見され始めた。
たとえば、膨らみに膨らんだ中国の対外援助(ODA)。先日、初めて公表された『中国対外援助白書』によれば、10~12年の援助総額は893億4000元(約1兆4500億円)と、ケタ外れの巨額だ。

「中国の対外援助が急上昇し始めたのは、07年頃から。援助対象国は計121か国で、地域はアフリカが51か国と最多。次いで、アジアとなっています」(ODAに詳しい外務省関係者)
この対外援助(=金)で、中国は、なびく仲間を増やし続け、政治的影響力を日増しに強めているという。
なかでも、アフリカ諸国への肩入れは異常と思えるほど。11年末時点で、中国の対アフリカ直接投資は累計で150億ドル(約1兆7000億円=JETRO資料)。12年の中国-アフリカ間の貿易額は2000億ドルにも達している。
「すでに援助額では中国は欧州を超え、アフリカ最大の貿易パートナー。"中国マネー"でがんじがらめになったアフリカ諸国が、中国の意向に反して日米や欧州側につくことなど、ありえません」(前同)

この対外援助は軍事面でも効果てきめんだ。前出の防衛省関係者が言う。
「台湾海峡から東シナ海、インド洋に至る地域で、中国海軍の海外拠点作りに役立っています。パキスタンのグワダル港、スリランカのハンバントタ港、バングラディシュのチッタゴン港などは、中国の"軍港"とは言えないまでも、いつでも寄港できる"準軍港"。もはや支配下にあるんです」

これだけではない。
「習主席は米国の"裏庭"と言える中南米諸国にも手を伸ばし始めました。それが、"新パナマ運河建設計画"というものです」(前出・井野氏)
世界物流要衝の一つ、パナマ運河は現在、実質的に米国のコントロール下にあるが、これに中国が対抗。新たな運河建設計画を発表したのだ。
「中米に位置するニカラグアを横断し、太平洋岸とカリブ海沿岸を結ぼうというのが同構想。これが開通すれば、有事の際、米国が軍事管理下に置くパナマ運河を使わないで済む。(反米が多い)中南米諸国に対して、"強烈な物理的プレゼンス"を示すことになります」(前同)
加えて、世のならず者国家と同様、密かに武力での世界征服を目論んでいるという。13年にブチ上げられた戦争計画『六場戦争』がソレだ。
これは国営通信社『中国新聞網』や、中国共産党中央委員会の機関紙『人民日報社』のニュースサイト『人民網』などが報じたオフィシャルなものである。この内容が具体的、かつ強欲でエグい。

「最初に牙を向けるのは台湾。これを"国民統一のための戦争"と位置づけ、2020~25年にかけて戦闘、制圧する手筈といいます」(大手紙外信部記者)
続く28~30年、ベトナムとの間で懸案のスプラトリー(南沙)諸島をめぐる争いに終止符を打つ戦闘を開始。
35~40年にかけては、南チベットを手に入れるため、インドとの間で戦火。
「40~45年には、"中国固有の領土"である尖閣諸島や琉球を取り戻すため、対日戦を敢行」(前同)
同時期にモンゴルに平和裏での合併を持ち掛け、同意しなければ、即座に総攻撃を開始するという。
米国債1兆ドル強を保有し圧力

そして、最後の仕上げがロシアとの大規模な"全面戦争"だ。
「55~60年、かつてロシアが中華帝国から奪った160万平方キロメートルの土地を奪還することが目的です。
これら一連の侵略行為は"六場戦争"と名づけられ、この6つの戦争すべてが成功裏に終わったとき、中国の世界制覇の夢は大団円ということ。悪夢のごとき、手前勝手な世界征服シナリオを描いています」(同)

一方、習主席の最大の敵と目されている米国だが、
「現在、中国は米国債の最大保有国(14年2月現在、中国の米国債保有高は1兆2729億ドル=米財務省)。これが米国への強烈な圧力となっており、習主席の前に、オバマ大統領が立ちはだかることはないと見切られています」(前出・外信部記者)
そんな傍若無人ゴーマン国家に、安倍首相は、
「習主席に負けじとアフリカ訪問に拍車。現在、アフリカ諸国の取り込みをめぐって、安倍、習両首脳は丁々発止のせめぎ合いを演じています。先だっては、エチオピアを訪問した安倍首相が、同地で"資源の獲得や輸出先の確保のためだけの投資は行わない"と、中国版ODAを真っ向から批判。習主席から売られた喧嘩を買う姿勢は崩しておりません」(ベテラン政治記者)

いずれにせよ、すべては中国の爆発的な経済発展があってこその「ゴーマン世界征服計画」。
それがバブルで弾けるのが先か、それとも野望が叶うのが先か……。

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