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10歳若返る「健康食材」厳選30

[週刊大衆12月1日号]

「10年前は、もっと元気で若々しかったのに……。シミやシワも増えたよな~」
最近、そんな溜め息が増えた読者も多いのではないだろうか。食品の健康効果にくわしい薬学博士の田村哲彦氏(壮健タムラ薬局経営)は、こう語る。
「老化は毎日の食べ物で防げ、若返りも十分可能です。食事や食材は健康に直結しています。体の機能や体力が低下する中高年世代は、良い食事、良い食材を選ぶことがとても大切です」
そこで本誌は"10歳若返る"をテーマに、身近な健康食材を30個ピックアップ。安くても効果の大きい食べ物で、身体が喜び、毎日元気になれる!

まずは、張りがあるピカピカ肌を取り戻す食品をオススメしたい。
トリ皮は肌の若々しさを保つコラーゲンやビタミンAがたっぷりで、腰や膝の関節をしなやかにするムコ多糖体も多い。フライパンでパリパリに焼いて細切りにし、醤油、みりん、レモン汁で味付けすると、酒のつまみとしても、うってつけだ。
また、シャケなどの魚の皮にも、コラーゲンが身の部分の2倍以上含まれている。魚は皮ごと食べたい。

ブロッコリーも肌の若返りに効果がある食材だ。スルフォラファンという抗酸化成分が肌や顔にシミやシワができるのを防ぐ。ツヤのある肌を作るビタミンCやEと比べても、効果時間が長い。
肌と同じく、見た目に大きな影響を与えるのが頭髪。髪が薄くなるのは男性ホルモンの影響が大きい。
「大豆など豆類に多いイソフラボンは、女性ホルモン同様の働きをして"男性型老化"を食い止める。中高年の方にオススメなのは、豆類をたくさん煮ておき、いつも食卓に並べるようにすること。毎食、口にすることで、その効果が期待できます」(栄養士)

また、長寿遺伝子を活性化させ、見た目を若々しくする植物色素として知られるのがレスベラトロール。赤ワインやピーナツの皮に多く含まれている。落花生を口にするときは、皮をむかずに食べたい。
健康診断の数値がどんどん悪くなっている……そんな方は、血管や内臓の老化が進んでいる可能性が高い。

「トマトの赤い色素・リコピンは動脈硬化や高血糖に効果があります。健康長寿食として知られる地中海料理もこのトマトを多用しています」(前出・田村博士)
トマトは"長寿食材"として知られ、肺気腫など肺病の予防効果も認められている。スモーカーは積極的に食べたい食品だ。

料理にオリーブオイルを使う

自動車にたとえれば、点火プラグやエンジンオイルに当たる体内酵素は、年齢とともに減少する。
血管や内臓の働きを高めるためには酵素食品を摂ることが重要。納豆、ぬか漬、味噌など、日本に昔からある発酵食品には酵素が多く含まれている。特に、納豆のナットウキナーゼは血栓をできにくくして、脳梗塞や心筋梗塞を予防する。
「食べる際にぜひ実践してほしいのが、納豆はよくかき混ぜること。そうすると、酵素が増えて効果が高くなるんです」(前出・栄養士)

さて、食べることと同じくらい大切なのが便通。大腸の状態を良くして、日々のお通じをよくすることも老化予防のポイントだ。快便により、老化を促進する毒素を大腸から取り込まないで済むからだ。
お腹の"強い味方"になるのが、食物繊維。繊維が腸に留まる便をからめとり、体外に排出する手助けをしてくれる。
食物繊維を多く含む食材の代表は、レンコン、ゴボウなどの根菜類。還暦を迎えた今も現役プロレスラーとして活躍する"元祖・マッチョボディ"藤波辰爾さんも、50歳を超えて意識的に根菜類を食べるようになったという。

「巡業に出ると、どうしても食事が偏って便秘気味になるんですが、自宅に帰って女房手作りの料理で根菜類を食べるととたんに治り、肌のツヤもよくなります。大根、ゴボウ、レンコン、ニンジンなどの植物の根っこは、土の中からエネルギーを吸っているから体にもいい。煮物にすると、根菜を一度にたくさん食べられますが、オススメはブリ大根。大根だけじゃなく、ほかの根菜類を入れてもおいしいんですよ」

忘年会などで飲む機会が多くなるこの季節は、肝臓の負担が大きくなる。こんなときに食べたいのが、ショウガ、シジミ、卵の3点だ。
「ショウガは、アルコールを解毒して肝機能を強化するグルタチオンを活性させます。シジミには肝臓を元気にさせるオルニチンが多い。飲んだあとや二日酔いのときにはシジミのみそ汁がおいしく感じますが、実際の効果も高いんです」(栄養士)
シジミは冷凍させると効果成分が増大する特性がある。まとめ買いして冷凍庫に保存しておきたい。
酒は肝臓の細胞を傷つけるが、その修復の手助けをしてくれるのが卵。最近の研究では、卵は1日2~3個ならコレステロールの心配はないのだとか。呑ん兵衛は飲前飲後に卵を食べると効果アリ。

肝臓を含めた内臓や血管の老化予防のため、家庭で簡単にできる対策がある。炒めものに使う油をオリーブオイルに変えることだ。
「老化は体内に取り入れた脂質が酸化することで進みます。オリーブオイルは酸化しにくい油なんです」(田村博士)
中高年になるとリアルに感じるのが下半身の衰え。これを復活させる食材がある。オクラ、ヤマイモなどのネバネバ野菜は、精力を高める即効性を持つ。
「60歳を超えても1日数回セックスをこなしたという俳人の小林一茶は、ヤマイモを常食していました。新鮮で、粘り気が強いヤマイモほど効きます。また、精力増強には"海の精力剤"と言われるカキもオススメ。新陳代謝を活発にする亜鉛などのミネラル分が豊富で、毎日6~12個のカキで、本人も驚くほど精力が回復します」(健康ジャーナリスト)
免疫力のアップにはニンニク

人や物の名前がなかなか出てこない、物忘れが多いなど、年を取ると脳も老化するが、これを止める食材は何か。
「漢方医学では"象形薬理"といって、臓器の形の似た食品は、その臓器を元気にしてくれるとされています。腎臓の形をした豆類が腎機能を高める効果があるのはよく知られていますが、同じように脳の形をしたクルミに脳を活性化する働きがあるんです」(田村博士)
現代医学でも、クルミには脳力を高めるリン脂質のオメガ3脂肪酸が豊富なことが判明。欧米でも"ブレインフード(健脳食)"としてブームになっている。

頭を良くする食材として、青魚(イワシ、サンマ)やマグロの目玉の奥にある白くプニプニした脂質(DHAとEPA)がある。面倒ならサバやサンマの缶詰でもOKだ。
野菜ではマグネシウムが豊富で脳の血流量を増やすホウレンソウがいい。また、冬の珍味のホヤには、プラズマローゲンというリン脂質が多く、脳細胞の壊死を食い止めて記憶力や学習能力の低下を防ぐ働きがある。
年のせいか、最近はすぐ風邪を引いてしまう――こんな方は免疫力が落ちている証拠。

インフルエンザや風邪が流行るこれからの季節、免疫力をアップする食材を紹介してみよう。
「ニラ、タマネギ、ニンニクなどのユリ科ネギ属の植物には硫黄(いおう)化合物が多く含まれ、ウイルス性の病気に効果があります」(田村博士)
特にニンニクは、硫黄の含有量が多く、風邪に卓効がある。
ニンニクと並ぶ滋養強壮食品として知られたゴマも、ミネラルやビタミンが豊富で免疫力が上がる。食パンに市販のゴマペーストを塗り、はちみつをかけたゴマトーストは、風邪の引きはじめはむろん、病中病後の栄養補給にも最適だ。

「年を重ねてコンディションを維持する秘訣は、3食をきちんとバランスよく、腹八分目で食べることと、そしてウォーキングなど適度な運動です。僕は61歳で亡くなるまで現役レスラーとして活躍なさったジャイアント馬場さんを目標にしていましたが、今年12月で僕も同じ61歳。これからが本当の意味で"レスラーとしての強さ"を問われると思っています。体を作るのは今日、口にしているその食べ物ですから、日々の食事を大切にしていきたいですね」(前出・藤波さん)

毎日の食事こそが、最大の良薬。今回取り上げた食材を参考にして、ぜひ読者諸兄も"活き活き元気ライフ"を送っていただきたい。

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