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これが「全国警察官県民性」だ!

[ヴィーナス10月21日号]

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衝撃データとともにお巡りさんたちの傾向と対策を丸裸にする

「こないだ初めて警視庁にパクられたんやけど、ほんま、まったく違うな!言葉遣いもアナウンサーみたいに丁寧やし、何より、手を出してこんねん。めっちゃスマートやで!(大阪)府警なんて、こっちが"知らん"なんて言ったら、"この不良のくせして"ってボッコボコに殴ってくんで!」
本誌記者にこう驚きを表したのは、在阪の暴力団2次団体幹部だ。
これまで幾度となく、そちらこちらの警察に逮捕され、取調べを受けてきたというが、警視庁と大阪府警の違いは、天地ほどもあったという。

ここで「警視庁と大阪府警って何が違うの?」と疑問を抱く読者のために、全国紙記者の玉野氏(仮名)が解説する。

「警察言うてもな、全国でひとつの組織として動いとるんじゃなくて、47都道府県それぞれの自治体の下に置かれる公安委員会の管理の下で運営されとんねん。せやから、ほとんどの警察官(警視以下のこと。警視正に昇格すると国家公務員となる)が地方公務員で、その給料は各知事が承認して払っとるんやで。そういう意味では、各都道府県で警察組織の雰囲気はまったく違うし、予算、給料すべてが異なんねん。ただし、日本の法律に則って警察行為を行うということは同じやで」

そう言われて気になるのが、大阪府警とか北海道警、宮城県警や福岡県警とは聞くけど、東京都警とは聞いたことがない……。

「ほんまに頭悪いな。東京の警察だけは、首都警察いうことで『警視庁』と呼ぶねん。ちなみに、よく警察庁って聞くやろ?あれだけは、総理大臣の下に置かれた国の警察組織や。実際の現場には出えへんけど、警察の方針を作ったり、統計をまとめたりすんねん。警察庁は略して"さっちょう"と言うことが多いで」(前同)

なるほど!
つまり、警察も都道府県単位でまったく異なる組織で、取締り方にも違いが出てくるということなのか!

実は、その違いはデータからも読み取れる。たとえば、人口10万人あたりの110番受理件数では、意外にも沖縄がトップで、東京、京都、大阪、愛知、福岡と大都市を抱える都府県が続いた。ちなみに平成24年の沖縄県警への110番の内訳を見ると、そのうち17%がイタズラや無応答を占め、有効受理件数の中では、交通関係が27 ・1%と最多となっている。
さらに、1年間で855件ものハブ捕獲要請があり、そのうち428匹の捕獲に成功しているというから、"ハブ検挙率"は約50%だ。
このハブの検挙数&検挙率は、おそらく全国最高ではないだろうか。
大阪府警は「初物好き」!

また、被害届や通報を受けて認知した犯罪件数のうち、実際に検挙できた件数の割合を示す検挙率は、山形では6割超えなのに対し、ワーストの大阪では19.8%。つまり、大阪府警は山形県警の3割程度しか犯罪を解決できていないことになる。

かといって、大阪府警の警察官の数が少ないというわけではない。警察官1人が何人の都道府県民を負担しているのかという割合を見ると、府警は全国で3番目に少ない約408人。人口比で最も警察官の少ない埼玉県と比較すると、1人あたりの負担は220人も軽いのだ。
そんな情けない数字が並ぶ大阪府警が誇れるランキングが、人口10万人あたりの暴力団員検挙人数。最下位・島根の20倍以上の検挙人数で、警視庁の2割増し以上だ。実際に、大阪府警が暴力団捜査に並々ならぬ力を注いでいると語るのは、あるヤクザ担当記者だ。
「司忍六代目は、山口組トップとして初めて収監された親分なのだが、司六代目を逮捕したのは大阪府警だった。また、その社会復帰直前には、ナンバー3の入江禎総本部長(現・舎弟頭)も逮捕するなど、とにかく苛烈。1年間で山口組の直系組長を何人逮捕したのか調べてみると、大阪府警が1位に輝く年がかなり多い」

さらに"初物好き"としても知られていて、「その年が明けてから初めて直系組長を逮捕したり、山口組総本部にガサをかけるのは、かなりの確率で大阪府警だし、全国で施行された暴排条例による事務所開設禁止事項を初めて適用したのも大阪府警。司六代目が社会復帰後に初めて直参を逮捕したのも総本部にガサに入ったのも同府警と、とにかく"初めて"が好きなんだ」(前同)

大阪府警がヤクザの取締りに対して力を入れているのは事実のようだ。
大手紙記者愕然の被災地警察

同じ関西の京都府警も人口比の暴力団検挙数が多く、全国2位。2010年には、山口組ナンバー2の髙山清司若頭を逮捕したことでも話題となった。
ちなみに、その山口組の総本部が置かれている兵庫県の人口10万人あたりの暴力団員検挙人数は、約20人で9位、山口組"本家"がある愛知は約27人で5位となっている。

この大阪、愛知、兵庫が同じく上位にランクインするのが、交通事故発生総数。人口で圧倒的に多い東京都よりも、愛知、大阪が上回る事態となっているのだ。

事故の発生は必ずしも、警察の取締りが直接反映されるわけではないが、交通取締りには都道府県ごとの性格が色濃く表れる。
「人口比での取締り件数は都道府県によって驚くほど差が出ます。無免許運転では、沖縄が断トツで、2位・山梨、3位・和歌山、4位・奈良の2倍以上。これは、東日本ではかなり低い数字となっています。また、飲酒運転の取締り件数も沖縄が1位ですが、2位・和歌山、3位・徳島の4倍以上になっています」(交通ジャーナリスト)

西日本における交通違反件数の多さは他の違反でも同様で、「信号無視の取締り件数では大阪が圧倒的で、2位・広島、3位・岡山の3倍以上。一時停止違反の取締り件数では、1位・山口、2位・岡山、3位・佐賀となっています」(前同)

このように、取締り件数から全国の警察の傾向が読み取れるが、一般市民の目に見えない部分でも各警察組織の差があると語るのは、全国紙の社会部記者だ。

「11年の東日本大震災直後、人手が必要だということで、会社命令取材で岩手、宮城、福島に応援に入ったんですが、その際の3県の捜査員はひどいものでした。未曾有の災害ということもありましたが、それを差し引いても、それぞれが慌てて何をしていいのかわかっていない状況。全国から応援に来た警察官に対しても、指示を出すこともできず、ただ待機させているという場面をよく見ました」

このとき、警視庁や大阪府警、神奈川県警など都市部の警察官の動きは際立っていたという。
「やはり、都市部の警察官のほうが普段の仕事量も多ければ、その内容も多岐にわたるため、目の前の仕事や事象だけでなく、マスコミにもテキパキと対応できていましたね。地元3県の警察官と同じ作業をしても、速さと正確さにかなりの差がありました」(前同)
ちなみに、大阪府警担当の経験がある別の全国紙記者は、「問題や不祥事が多いと言われる府警ですが、このときの動きを見て見直しました。あるとき、府警の警察官が同じ年齢の地元警察官に仕事のやり方、手続きの仕方を教える場面があって、新人とベテランほどの違いを感じました」

何はともあれ、我々の生活を守る警察官だけに、彼らの仕事向上を願うとともに、地元警察組織のことを少し調べてみるといいかもしれませんよ!

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