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プロ野球 スポーツ紙が報じない「オフの激ヤバ裏情報」一挙出し

[週刊大衆1月5日,12日合併特大号]

ここにきて、何かと騒がしい球界。有力選手をめぐっての熾烈なバトルからチーム内の人間関係まで徹底レポート!

オフの主役はジャイアンツ……そんな球界の常識もすっかり様変わりしたようだ。14年オフ、目をつけた選手の獲得にことごとく失敗した原巨人。補強戦線で、オリックスやヤクルトの後塵を拝しているのだ。
「巨人の失敗は、すべて金子千尋獲りの失敗に帰着します。あそこで歯車が狂ったんですよ」(スポーツ紙デスク)
14年シーズンは16勝5敗、防御率1.98の好成績を残し、沢村賞に選ばれたオリックスのエース・金子。シーズン中にFA権を獲得するとあって、各チームが虎視眈々と獲得を狙っていた。
「実は14年夏頃まで、金子争奪戦をリードしていたのは巨人でした。FA選手の獲得を狙う際は、条件面や起用法などについて折り合いがつくか、水面下で接触をします。巨人は早い段階で金子獲りに自信を深め、同様にFA権を獲得する楽天の嶋基宏まで狙って動いていたんです」(前同)

しかし結論から言えば、すべてが失敗に終わる。
秋口から金子獲得の雲行きが怪しくなり、嶋は楽天残留を選択。慌てて動きだした頃には、すでに阪神・能見篤史(残留)、ロッテ・成瀬善久(ヤクルトに移籍)ら、めぼしいFA選手の去就は確定していたのだ。
慌ててDeNAとの契約が切れるベネズエラ人投手のモスコーソを狙ったが、時すでに遅し。DeNAとの間に、複数年契約を結ぶことに。
「結局、巨人は、突如メジャー志向を口にし始めた金子に振り回された格好です。彼は11月に国内FAを宣言した一方で、ポスティングでの海外移籍を狙うという"奇策"に走ったことで、状況は複雑になった。巨人は選手のポスティング移籍を実質的に認めていませんから、メジャー移籍前提の金子を獲得できなくなってしまったんです。交渉決裂も致し方ないところでしょう」(スポーツ紙巨人担当記者)

そもそも、金子の真意はどこにあったのか。
「右肘の違和感から発覚した遊離軟骨が金子サイドの目算を狂わせたんです。国内かメジャーか、微妙な時期に手術せざるをえなくなった。これで、メディカルチェックにうるさいメジャーへの15年度の移籍はストップ。15年シーズンは、オリックスに残留が濃厚です。大幅アップで再契約を結び、近い将来、ポスティングでメジャーへ移籍、という流れになるでしょうね」(スポーツ紙デスク)
この金子以下、FA目玉選手に振られ続けた巨人だが、ある外国人選手の獲得にも失敗している。
「14年シーズン途中、キューバからDeNAに加入したグリエルです。すでに巨人にはセペダがいますが、本当はセペダを切って、グリエルを入れたかったんです。グリエルは内野手なので、セカンドの片岡を外野にコンバートする準備までしていました。ところが、キューバ球界の英雄・セペダを辞めさせることは"政治的に"できなかったんです」(前同)
結局、グリエルは1年5億円という破格の条件でDeNAと再契約を果たしている。

その巨人に代わってストーブリーグの台風の目になったのが、オリックスだ。
3年12億円でアスレチックスから中島裕之を、またFAで日本ハムから小谷野栄一を獲得。さらにDeNAから大砲のブランコ、広島から外国人エース・バリントンまでチームに迎え入れる超大型補強を実現させた。
「これで金子が残留すれば、主砲・ペーニャが抜けた戦力の穴を補って余りある。実は、14年はオリックスの"本社創立50周年"のメモリアルイヤーだった。奮闘むなしくクライマックスシリーズで涙をのみましたが、15年は間違いなく優勝候補筆頭。96年以来の日本一も夢ではありません」(民放スポーツ局記者)

野球解説者の江本孟紀氏は、次のように推測する。
「オリックスの宮内義彦オーナーは、将来的にはプロ野球のコミッショナーになりたいと考えているようです。そうなると、一度ぐらいは優勝しておかないと格好がつかない、という気持ちもあるんじゃないでしょうかね」
補強だけでなく、選手の契約更改でも大盤振る舞い続き。ストッパーの平野佳寿投手に投手部門で球団最高額の3億円、新主将の糸井嘉男外野手には1億円アップの3億5000万円。15年こそは優勝――その意気込みが伝わってくる。

また、オリックスと並び、ストーブ戦線で目立っているのがヤクルト。
FA制度がスタートして以来、横浜から相川亮二と阪神から藤本敦士を獲得しただけで、ほぼ選手の獲得に乗り出さなかったチーム。14年オフ、FA宣言をしたロッテ・成瀬、日本ハム・大引啓次を相次いで獲得し、注目を集めた。
「親会社のヤクルトは、ここ数年、フランスの大手乳業メーカー・ダノンとの提携問題で野球どころではなかったんですが、それもようやく決着。野球に資金をつぎ込めるようになり、大型補強が可能になったんです。Aクラス入りへ向けて、選手の士気も上がっています」(前出・デスク)

炭谷が中日移籍をやめた理由

14年オフにプロ野球ファンを最も驚かせたのが、メジャーリーガー・松坂大輔の日本球界復帰だろう。その復帰先は、工藤公康監督で新たなスタートを切るソフトバンクだった。
「松坂は先発にこだわっていましたが、所属チームのメッツでは中継ぎ要員だった。そこで、ソフトバンクは"先発確約"を条件として迎え入れたと聞きます。DeNAも地元・横浜高校出身のスターだけに、毎年アプローチをかけていましたが、強奪された形です」(前出・スポーツ局記者)
2年前の右肘の大手術から復活した松坂だが、全盛期にはほど遠い。先発として機能するのだろうか。
「もちろん、そこそこ活躍するとは思います。でも、4億円(+インセンティブ)の年俸は高い。せいぜい2億ぐらいでしょう。でも、宣伝費が2億と考えれば、ちょうどいい値段かもしれませんね」(江本氏)

一方、予想外の失敗が続き、肩を落としたのが和田豊監督率いる阪神だ。
「今年の補強戦線では負けっぱなし(苦笑)。人気球団かつ他チームに引けを取らない金額を提示しているのに、金子に続き、成瀬、中島と、ことごとく失敗。鳥谷(敬)のFA宣言も止められなかったし、特に、同じ在阪球団で格下と見下しているオリックスに中島を獲られたときには、球団首脳が愕然としていましたよ」(球界関係者)
阪神OBでもある江本氏は、選手たちの考え方の変化を指摘する。
「阪神は人気球団ゆえに、少しでも成績が悪ければ、在阪マスコミを中心にいろいろ書かれる。それが嫌だという選手が増えてきてるんでしょうね。新井(貴浩)がいい例で、彼なんか、阪神に移ったのは失敗だったと思ってるでしょう」

その例に近いのが、FA宣言をせずに西武に残留した炭谷銀次朗だろう。
「実は炭谷、FAをして中日に移籍する気満々だったんです。ところが、中日の知り合いから"今、ウチは落合GMのせいでチーム内がガタガタだぞ"と言われて踏みとどまったそうです。ひと昔前なら、セの人気球団に移りたがったもんですけどね……」(デスク)
事実、先頃の契約更改では、大島洋平、平田良介が保留。落合体制下では、初めての保留者だった。
「さほど根性のない平田は、2回目の交渉で前回から上積みなしで契約を更改。一方、大島は"調停にしたらトレードに出すぞ"と言われたが、それを覚悟で闘う腹づもり。ただ、その話を聞いたベテラン組の一人が"GMに盾突くなんてアイツ(大島)は、バカだな!"と吐き捨てたそうです。こんなチームでは15年も浮上は難しいでしょうね」(前出・球界関係者)

話題が尽きぬストーブリーグ。15年シーズンの開幕が待ち遠しい――。

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