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第32回 東京を中心に活躍し”漫画”で世界をつなぐ!漫画コーディネーター・鍛治加緒里さん

2014-12-25

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今年も1年、連載にお付き合いくださり、本当に有難うございます! 大変お世話になりました。

エッセイの「連載」は生まれてはじめてでしたが、これをきっかけに、たくさんのご縁を頂いたのと、たくさんの「ひらめき」を頂きました。作家にとっては、その「ひらめき」が一番大事だと思っています!

この連載という機会を与えてくださった編集長には「感謝」の一言に尽きます。年末なので、皆さんも、今年1年を振り返り、「感謝」する方々に御礼を言ってみては如何でしょうか?「お陰様」と言う言葉がありますが、「陰」になって支えてくれる人がいるから人は生きられる……。そう実感しています。

さて、映画「新宿ミッドナイトベイビー」も無事クランクアップしました。これからは編集作業に大変です(笑)。そんな、映画「新宿ミッドナイトベイビー」ですが、この作品を「漫画」にと動いてくださってる方がいるんです。

とっても良い方で私は大好きなんですが、なんと取材に応じてくださったのでさっそくお話を聞いてみました。今回は、漫画プロデューサー・コーディネーター、ブレインズインターナショナル株式会社の鍛治加緒里さんです。

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――加緒里さん、今日はよろしくお願いします。普段、どのような活動をされてますか?

「監督、こちらこそよろしくお願いします。私は、クールジャパンの一つとして、世界に誇れる漫画やアニメの紹介はもちろんですが、現在では企業の広告宣伝の漫画化や、企業マニュアルをわかりやすく伝えるための工夫としてマニュアルを漫画化しようと提案しているんです」

――へぇ~、それは面白いですね。漫画家のためにもいろいろな工夫をされてるとか?

「はい。私は、コミック出版まで幅広く手掛けていますが、沢山の漫画家を抱える中で、漫画家たちのために、今年の夏、新たなるチャンスの場として、アメリカからのシステムを取り入れた漫画に特化したクラウドファンディングサイトを立ち上げたんです」

――クラウドファンディング、知ってます。誰でも一般から寄付を募ることができるサイトですよね~。

「よくご存じで! 今後も、漫画家を始め、映画、ゲーム、原作などのタイアップを企画して、活躍の場を提供できる架け橋となるように目指してるんですよ」

――ところで、この連載のテーマ、加緒里さんが考える”東京の魅力”ってなんですか?

「そうですね~。先進国の日本で首都の東京は、確かに人が多いし、どこに行っても人が溢れ返ってますよね。そのためか、当然、生き抜く競争も激しいし、よく例え話で”変わりはいくらでもいる”椅子取り合戦のようだと言われます。ここで生き抜くには、自分の価値観を持って、個性を発揮しつつ、理解し合える人たちと繋がり、助け合いがとても大切だと思います。もちろん、全てに恵まれているとは限らないけど、何かが欠けていても何かで補う努力をして、夢を追う人たちを多く見かけますね。そんな甘えの通じない中で、切磋琢磨され、洗練された人にとても魅力を感じ、会話していても気持ちがいいです。そして、自分も頑張らねばと思えるんです。だからこそ、“縁”あって関われる人たちの大切さが身にしみる東京だと、私は思ってるんですよ」

――加緒里さんは、なぜ東京で今の仕事をしているんですか?

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「タイのバンコクで約3年間暮らした後、東京に戻り何をしようか?!と思いつつ、東京に戻ってから何となく生活している中で、知り合った方が、こんな仕事があるから手伝って、とのご縁でのスタートだったんです。どちらかというと、仕事内容が納得できさえすれば、仕事内容に沿って自分なりに仕事を作ってしまうタイプなのかも。人との繋がりでお仕事をさせていただける。毎日が感謝の日々ですね」

――加緒里さんにとって、将来の夢はなんですか?

「夢を持って、頑張っている若者の応援が少しでもできたらいいなと考えています。どの仕事でも漫画や映画の業界でも、必死にチャンスを掴もうとしている、これからの時代の人たちがいます。人間関係に感謝しつつ、夢を追う若い子たちも確かにいるんですよね。その子たちが次世代を担っていける応援ができるようにしたいですね」

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「そして、まだ先の話ですが、タイで楽しい日々を過ごしたいです。自分なりに、よきタイの友人たちへの恩返しをしたい気持ちもあります。貧しく教育も受けれない、親もいないような子供たちが大勢いるのを垣間見て、その子たちが夢を持てるくらいになるような環境を作りたいと、タイ人の友達とも常々語ってます」

――海外は広いですよね。日本人は日本人だけの価値観を持っていてはダメだと私も日々感じています。最後になりましたが、東京と地方ってどう違いますか?

「東京って、人が集まり、物、金が集まり、それにより洗練され、さらなる新しいものが生み出され、全国、世界へと発信されていくところだと私は思いますね。東京は生きていく選択肢が多いと思うんです。自身の才能を見極め、選択し、チャレンジできるチャンスも地方に比べて圧倒的に多い。ただしその分、競争は激しいですよね。人生かけたチャレンジするには、東京に出て来ることが、チャンスを掴む近道にはなると思いますよ。地方は選択肢が少ないけど、競争も少ない。ただ、これだけネット社会になって、東京と情報量、速度がそれほど変わらなくなってきている。地方からでも地方の良さを生かす情報発信や、東京とは違うチャレンジもできそうですから、東京の情報を収集し、地方でできることを試みた上で東京にチャレンジしてみるのもいいとも思いますよ。地方でも、選択肢は増えているので、夢ある若い人たちには、どこにいてもチャンスはいつでも掴めるように、チャレンジ精神でいてもらいたいと思いますね」

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どんな人にも“チャンス”があると語る加緒里さん。たくさんの若者が、これからも彼女に発掘され、才能を輝かせることでしょう!


寺西一浩(てらにし かずひろ) プロフィール
1979年10月2日生まれ
3歳で、女優・山岡久乃に見初められ子役として活動。慶應義塾大学法学部卒業。慶應大学在学中に出版したエッセイ『ありがとう眞紀子さん』が話題となり文壇デビュー。
その後、24歳の時、業界最年少で芸能プロダクション、株式会社トラストミュージックエンタテインメント代表取締役に就任し島倉千代子歌手生活50周年事業を成功させる。
その後は、小説家、プロデューサーとして活躍。著書に、「クロスセンス」「新宿ミッドナイトベイビー」「女優」、世界初電子書籍連載小説「Mariko」を配信。
2011年、「女優」が映画化されるにあたり、自身が監督デビュー。
「女優」は、第15回上海国際映画祭正式招待作品に選ばれ主演・岩佐真悠子とレッドカーペットを歩く。また、第25回東京国際映画祭、東京中国映画週間特別上映作品に選ばれ開幕式でグリーンカーペットを歩き話題となる。2013年、映画「東京~ここは、硝子の街~」を監督・脚本・プロデュース(出演:中島知子、田島令子他)。日本最大級の男性ファッション&音楽イベント「東京ボーイズコレクション」を大原英嗣氏と共に主催。ゴールデンバード賞主催。2014年、「新宿ミッドナイトベイビー」が映画化決定。


【関連書籍】
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