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プロ野球12球団「球界ウラ人脈」完全バクロ

[週刊大衆01月19日号]

結果がすべて、と言われるプロ野球の世界。とはいえ、そこは人間同士。監督が贔屓(ひいき)する選手もいれば、ベテラン選手が特別にかわいがる後輩もいる。選手たちのプレーを見ているだけでは見えてこないプロ野球界の"裏のつながり"を、本誌が徹底取材で明らかにした!

現役選手編 将来の監督ポストをめぐり巨人2大派閥闘争が勃発!

選手も人の子。当然、「アイツは嫌い」「コイツと一緒にいれば楽しい」などという好き嫌いはある。そんな選手の人間関係が如実に反映されるのが自主トレだ。
「巨人でいうと、最大派閥は阿部慎之助捕手のグループ。長野久義外野手、坂本勇人内野手、矢野謙次外野手、河野元貴捕手らが中心メンバー。この派閥の特徴は、阿部が宿泊費、移動費、食費と自主トレの費用をすべて持つということです」(スポーツ紙記者)
そのチーム阿部に続いて、勢力を築いていたのが、内海派。内海哲也投手をボスに、山口鉄也や宮國椋丞などの主戦投手が合同で自主トレを行っていた。
「しかし、ここにきて阿部派が内海派を吸収合併したんです。というのも、内海は今季7勝9敗と、いいところなし。求心力を失ってしまい、今オフはチーム阿部にくっついての合同自主トレのようです」(前同)

こうして最大勢力になったチーム阿部だが、昨オフ、ここから追放されてしまったのが、右の主砲と期待される大田泰示外野手。
「自主トレに同行を希望する大田に、阿部が"一人で考えてやれ!"と突き放したそうです。形の上では"追放"ですが、いつまでも"オレに頼るな"という阿部の親心でもあります」(同)
この最大派閥と対立関係にあるのが、高橋由伸外野手率いる高橋組。昨オフの自主トレでは、辻東倫内野手と、慶應大学の後輩である阪神の伊藤隼太外野手も引き入れた。
「阿部と高橋はともに将来の巨人の監督候補。高橋が辻を派閥に組み入れたのは、彼が"ポスト阿部"と言われる将来の4番候補だから。つまり、最大派閥のボスを牽制するためですよ」(同)

巨人の場合、監督ポストが絡んでいるという事情があるものの、こうしてチーム内で派閥ができるのは、最近では珍しいという。
「巨人内部での人間関係でいうと、エース・菅野智之が心配ですね。投手陣の間で"浮いている"という評判です。それだけ、チーム内の人間関係が希薄になり、逆に気の合う他チームの選手との関係が濃くなっているんです」(ベテラン選手)

その典型例が、田中将大率いる88年会。彼が楽天にいた頃、88年度生まれの巨人・坂本や広島の前田健太投手の3人がよく連れ立って飲みに行っていたという。
その3人が中心になって、東日本大震災の復興のため、東北地方で野球教室を開催するなどのボランティア活動を行う「88年会」を設立。
坂本と、六本木界隈で遊ぶ姿がたびたび目撃されている巨人の澤村拓一投手らも加わり、"花の88年組"と呼ぶに相応しい豪華メンバーが揃っているのだが……。

「マー君とともに甲子園を沸かせた日本ハムの斎藤佑樹は、88年会への入会を断ったそうなんです。斎藤がいなければ格好がつかないとの関係者の必死の説得で、形だけは入会していますが、幹部入りはしていません」(スポーツ紙デスク)
このほか、同じ学校OBという出身校派閥も選手の人脈を語る上では欠かせない。最大勢力といえば、PL学園の名前が真っ先にあがるが、最近、PL以上に勢いがあるのが、西武の中村剛也、阪神の岩田稔、中日の平田良介らを輩出した大阪桐蔭高校。同校のOBによると、
「それほど結束力が固いということはありませんが、大阪桐蔭のグラウンドで自主トレする選手はいます。ただ、一度、阪神の西岡さん(剛=内野手)が自主トレに現れて以来、不思議と誰も来なくなってしまいましたが……」

どうやら、西岡だけが主流派の面々と距離を置かれているようだが、その西岡支部入りしているのが、日ハムの中田翔外野手。
「そこに阪神の藤浪晋太郎投手が加わったようで、西岡、中田とともにクルーザー合コンに参加している姿を週刊誌にキャッチされたことも。ただ、藤浪も2人のヤンチャな先輩に不安を感じたのか、今オフの自主トレではマエケンらのグループに参加するようです」(阪神担当記者)
ソフトバンクの松坂大輔ら横浜高校閥は前出の2派閥に次ぐ勢力。OBがともに自主トレしているという。

大学ではやはり、早稲田大学閥だろう。特にヤクルトには青木宣親(ロイヤルズ外野手)、田中浩康内野手ら早大出身が多い。
「その理由は単純。ヤクルトの小田義人スカウト部長が早大野球部出身だからです」(早大関係者)
大先輩から直々に口説かれたら、選手も断れないし、大学野球の監督がスカウトの後輩というケースもある。ヤクルトの元スカウト部長・片岡宏雄氏がこう語る。
「確かに、人脈がドラフトに影響することはあります。たとえば、トヨタ自動車からヤクルトへ入った古田敦也捕手。トヨタ野球部のマネージャーが僕の立教時代の後輩。その伝手で、獲得に成功したんです」
野球の技術と同じくらい人脈も大事なようだ。
球団首脳陣編 中日・落合が厚く信頼する"オレ流"の意外な後ろ盾

「選手が監督になったとき、誰をコーチにするかで、その人の人脈がわかる」
ベテラン野球記者の江尻良文氏がこう語るように、現役選手以上に、首脳陣人事は人脈が影響する。
球界に絶大な影響力を及ぼしているのが、昨季で楽天監督を退いた、星野仙一率いる星野組だろう。
「星野ほど面倒見のいい人もいないですよ。自分になついてきた選手は、実績がなくとも、必ず引退後の就職先を斡旋していますから、星野を慕う人は多い」(全国紙運動部記者)

その星野組の大半を構成するのが、星野が卒業した明治大学のOBたちだ。
「星野が中日の監督に就任した際、二軍監督に明大の大先輩である岡田英津也氏を招聘。また、バッテリーコーチに加藤安雄、二軍投手コーチに高橋三千丈を抜擢。周囲を明大出身者で固めました」(球界関係者)
阪神時代、ほかにも星野は明大OBの平田勝男(阪神コーチ)をかわいがった。この明大閥に加えて、意外に知られていないが、東北福祉大学OBにも強い影響力を持っている。
「東北福祉大の野球部を創立したのが、明大OBなんです。そのつながりから、東北福祉大OBも星野は後輩のように寵愛しています。阪神監督時代に重用した元阪神の捕手・矢野燿大は東北福祉大出身だし、金本知憲を広島から阪神へ引っ張ってきたのも、彼が同大OBだから」(前同)

一方、群れることが嫌いだったという長嶋茂雄巨人軍終身名誉監督だが、その人柄を慕って自然と派閥ができた。次期巨人監督と噂される松井秀喜との師弟関係は有名だが、中畑清・DeNA監督との絆も強い。
「中畑は、かの有名な地獄の伊東キャンプでミスターから直々の指導を受け、頭角を現した。中畑監督は今も、"長嶋さんがいなければ、俺はここまで来られなかった"と話しています」(巨人軍球団関係者)

ほかにも、江川事件で世間からバッシングを受けていた江川卓。ランニング中、一部のファンから物を投げつけられた江川を見て、彼の隣を守るようにして長嶋自ら一緒に走ったと言われ、江川も長嶋には相当な恩義を感じているという。
巨人内の最大勢力・長嶋一門に次ぐ勢力は、藤田元司元監督(故人)が築き、原辰徳監督に禅譲された原組(旧・藤田元司派)だ。
「原は現役時代、ミスターに代わって巨人の監督になった藤田氏の薫陶を受けています」(前同)

その藤田時代を、原とともに築いたのが斎藤雅樹(現・巨人投手コーチ)と村田真一(現・巨人打撃コーチ)で、今や原組の腹心。
「斎藤と村田は、03年に原が巨人の監督を解任されたとき、2人も揃って退団したほどです。しかも、06年からの第2次監督時代には再び顔を揃えるほど、その結束力は固いんです」(同)
原組の特徴は、原自身が卒業し、父・貢氏(故人)が名誉総監督を務めていた東海大OBへの寵愛だ。
「大田が、4番を任せられるほどの結果を出していない状態でも4番に抜擢されたのは、彼が東海大相模高出身だからですよ」(同)
そんな東海大関係者に傾倒する原組だが、長嶋一門と敵対関係にはないという。
「原も、長嶋への憧れを抱いています。特に、長嶋と松井との関係をうらやみ、"自分にもミスターのような後ろ盾がいれば"と周囲に洩らしています」(同)

"オレ流"こと落合博満・中日GMも、しっかりと派閥を作っている。
「森繁和・中日ヘッドコーチや谷繁元信監督が中心メンバー。森ヘッドには、投手の起用をすべて任せるなど、全幅の信頼を置いています」(中日担当記者)
その腹心と落合をつないだのは、90年代に西武黄金時代を築いた森祇晶元監督。
「森元監督は、現役引退後、浪人生活中の落合を、当時監督を務めていた横浜のキャンプ地に臨時コーチとして呼び、かなりのギャラを払ったとか。それに落合はいたく感動したそう。森元監督が横浜時代に投手コーチとして重宝していたのが森繁和で、中日の監督になった落合に森を推薦したのが始まりです」(前同)

パ・リーグに目を移すと、一大派閥は王貞治ファミリー。この礎を築いたのは、西武・ダイエー(現・ソフトバンク=以下同)時代に、工藤公康、城島健司などの一流選手を育てた根本陸夫氏(故人)。王会長自身も、根本氏に口説かれ、ダイエー監督になった経緯がある。
ちなみに小勢力ながら、三木谷浩史楽天会長と新監督に就任したデーブ大久保との蜜月も注目されている。
入団、引退、そして監督就任と、野球人生は、人とのつながりで決まる!?

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