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テレビから「ダウンタウン」と「とんねるず」が消える!

[週刊大衆2015年02月02日号]

西の革命児と東の暴れん坊。現代のお笑い界を牽引してきた2組のカリスマコンビが、2015年にいなくなる!?

「まさか、ビッグ3より先に"彼ら"が落ち目になるなんて、誰も想像していなかったですよ」 こう驚きを隠せないのは、民放局プロデューサーだ。お笑いビッグ3(ビートたけし・明石家さんま・タモリ)に続く、お笑い界の重鎮といえば、ダウンタウンと、とんねるずだろう。

 そんな両雄が今、思いもよらぬヤバい状況に追い込まれているのだ。「視聴率で一目瞭然。ダウンタウンは『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』(日本テレビ系)をはじめ、『教訓のススメ』(フジテレビ系)や『ダウンタウンDX』(日テレ系)などレギュラー番組の視聴率が1ケタ台になることも多く、かつての栄華は見る影もありません」(前同)

 一方の、とんねるずも正月早々、厳しい現実を突きつけられた。「元日の夜にハワイから生中継した『FNSお正月だよ!』(フジ系)は、視聴率4.4%と惨敗。同時間帯に放送されたテレビ東京の『大食い世界一決定戦』にも敗れ、フジテレビの亀山社長も異例の敗北宣言をしました」(テレビ誌編集者) くしくも1月1日付の東京スポーツ紙上で、ビートたけしは「お笑いブームは終わった」と断言。

 その終焉を象徴するかのようなダウンタウン&とんねるずの失墜ぶりに、一部のテレビ関係者の間では、「どちらも今年中にテレビから消える!」との話まで浮上しているという。

「ダウンタウンに限っては、松本人志さんの"カリスマ性"が低下している」と話すのは、お笑いプロ関係者。「一昔前は『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)しかり、『人志松本のすべらない話』(フジ系)しかり、彼が"面白い"と認めるネタを世間が笑っていた。しかし今は、有吉弘行のほうが、そのカリスマ性が上なのかもしれません」(前同)

 MCが多い浜田雅功も、バナナマンの設楽統やフットボールアワーの後藤輝基らに押され気味だ。「浜田さんは個性が強いように見えて、コレといった強みがない。切り返しの瞬発力や軽快なトーク回しでは、中堅芸人のほうがうまいんですよね」(同)

 松本も浜田も、いつの間にか"新世代"に取って代わられたというのだ。

 冠番組の視聴率が急激に落ち始めたのは、2年前の2013年から。『リンカーン』(TBS系)や『アカン警察』(フジ系)が次々に打ち切りとなった。

「さすがのダウンタウンも焦ったのか、『リンカーン』が打ち切りになりそうな際は、自分たちからギャラカットを申し出たとか。それでも『アカン警察』などは予算オーバーが続き、5億円の赤字を出したとの話ですよ」(制作会社関係者)

 1989年に東京進出してから早26年。このまま東京で活躍し続けると思われたが、昨秋には関西のローカル局で『松本人志の休日』(朝日放送)という番組を始めたことも、彼らの凋落がリアルに感じられる話かもしれない。

 それでもダウンタウンが生き残っている理由は、大みそかの『ガキの使い』の特番、"笑ってはいけない"シリーズが好評だからだ。

「日テレにすれば、この年末の特番のために『ガキの使い』を続けているんです。『笑ってはいけない』はDVDがバカ売れしますからね。ダウンタウンの最後の生命線ですよ。

 今年、レギュラーの『ガキの使い』は現在の放送時間(毎週日曜22:56~)から、さらに深い時間に追いやられるという話も伝わってきています。レギュラーの視聴率はまったく期待できませんからね」(前同)

 対して、とんねるずは散々な結果に終わった元日の特番でもわかるとおり、「ハワイから生中継なんて、まったく時代錯誤も甚だしいですよね(笑)。"いつまでバブルのノリでやってんだ?"と多くの視聴者があきれたはず。相変わらず、内輪ウケというか、身内で集まって勝手に盛り上がっているだけですよね」(広告代理店社員)と手厳しい意見も。

 ズレているといえば、ギャラもそのひとつ。「一説では彼らの唯一のレギュラー番組『みなさんのおかげでした』は1本あたり、八並びの888万円。たけしさんですら200~300万円と言われるご時世に、コレはない」(前出・プロデューサー)

 むろん、視聴率が良ければまだしも、昨年はほぼ1ケタ台。同番組も「年間で3億円近い赤字を出している」(前同)と言われる。

 それだけではない。「石橋さんの暴れん坊ぶりは昔から有名ですが、木梨さんもそう。スタッフは誰も口出しできない。面白い企画を考えても、彼らがひと言"やだ!"と言えば企画は消滅ですよ」(前同)

 フジ内部では打ち切りの話が常にあって、「彼らの後ろ盾、港浩一常務が辞めればすぐに終わる」(フジ関係者)と言われる始末だ。

なぜ、彼らはここまで落ち目になったのか。

「簡単に言えば、居心地のいい場所であぐらをかいていたんです。『ガキの使い』にせよ『みなさんの~』にせよ、昔からのスタッフと仕事をしており、若手を起用しなかった」と語るのは芸能ジャーナリストの片岡亮氏だ。

実は、ここが彼らより芸歴の長いビッグ3との違いなのだという。

彼らが怠った「血の入れ替え」

「明石家さんまは常日頃から"若いスタッフと仕事したい"と公言してますし、タモリも『笑っていいとも!』の時代から"スタッフの血の入れ替えが必要"と、新しい空気を取り入れようとしていた」(前同)

 どんな仕事でも、同じメンバーでは必ずマンネリは生まれる。さらにこれも会社員にありがちな話だが、「今の民放局のトップにいる連中は、ダウンタウンやとんねるずの全盛期に一緒に仕事をしたことで、出世できた。つまり、"彼らのおかげで今の自分がある"という思いがあるため、簡単には切れないんです。そういう局の事情も影響していると思います」(同)

 言い換えれば、この"上の人間"たちがテレビ局からいなくなれば、本当の意味で血の入れ替えが敢行されるというワケだが……。

 芸能ライターの三杉武氏は、こう言う。「とんねるずは今後、後輩の力を借りて生き残っていくと思います。たとえば、おぎやはぎやバナナマンなんかは、売れない時代、石橋貴明に飯をおごってもらったり、番組に出演させてもらっているんです。石橋はそういう男気のあるタイプですから、慕われているんです。もし、落ち目になっても、昔世話になった絆で手を差し伸べる芸人は多いと思います」

 一方、ダウンタウンに関しては、お笑いライターのラリー遠田氏がこう言う。「まず、浜田さんは司会進行能力が高いんです。収録でもほぼ時間どおりに終わると評判で、まったく無駄がない。ゆえに、スタッフから信頼されているんです。そして松本さんは『ワイドナショー』(フジ系)で今までやったことのなかったご意見番的な立ち位置を取り始めています。これはまだ新鮮すぎて視聴率的には伸び悩んでいますが、コメント自体は松本さんらしい切れ味があり、いずれ人気が出ると思いますよ」

 大物コンビが、このまま消えてしまっては寂しい限りだが……。

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