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第41回 パーフェクトな異物混入防止は本当に必要なのか!?

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須田慎一郎が徹底予測!中高年のための「とっても大事なオカネの話」
第41回 パーフェクトな異物混入防止は本当に必要なのか!?


2月5日に発表された日本マクドナルドホールディングス(HD)の前年度決算(`14年12月期)は、最終損益で218億円の赤字を計上することとなった。そんなファーストフード業界の巨人・マクドナルドや、「ペヤングソースやきそば」で知られる、まるか食品など、日本の食品業界がここ一連の「異物混入事件」を受けて、大揺れに揺れている。

しかも、そうした事件を引き起こしてしまった企業は、一気に消費者の信頼を失い、業績も急降下するなど、経営面でも大きなダメージを負うことなってしまった。

今の時代、食品にちょっとした「異物」が混入しただけで、その商品を製造、販売している企業は、まさに致命傷を負うことになってしまうことは間違いない。

とはいえ、その生産過程で、100%の確率で異物混入を防止することは、企業側にとっては相当に難しい作業であるといっていい。

「果たして本当にそんなことが、現実問題として可能かどうか、考えてみたこともない」(大手食品メーカー幹部)

ところが今や、そうしたことが確実に求められる時代になりつつあるようだ。
「しかし、異物混入を完全に防止するためのシステムを構築するためには、相当な費用がかかる」(前述の大手食品メーカー幹部)

つまり、企業側にとってみると、徹底的に異物混入問題に対応しようとすると、間違いなくコスト増を招くことになる。そして、そうした“コスト増”は、巡り巡って商品価格の上昇、つまり値上げという形で、われわれ消費者に跳ね返ってくることになるのだ。

われわれ消費者サイドが、パーフェクトに安全な食品を求めるならば、それは確実に価格上昇という事態に直結していく。

特段美味しくなったわけでもないのに、異物混入がないというだけで高い値段を支払うことを良しとするのか、それとも、異物混入はごくごくたまにあるかもしれないが、リーズナブルな物を食べることを良しとするのか、われわれ消費者は問われているといっていい。

さて、アナタはどちらを選ぶだろうか。


須田慎一郎(すだ しんいちろう) プロフィール
1961年、東京生まれ
経済ジャーナリスト。日本大学経済学部卒。経済紙の記者を経て、フリー・ジャーナリストに。「夕刊フジ」「週刊ポスト」「週刊新潮」などで執筆活動を続ける傍ら、テレビ朝日「ビートたけしのTVタックル」、読売テレビ「たかじんのそこまで言って委員会」、テレビ大阪「たかじん NO マネー」、ニッポン放送「あさラジ」他、テレビ、ラジオの報道番組等で活躍中。 また、平成19年から24年まで、内閣府、多重債務者対策本部有識者会議委員を務める。政界、官界、財界での豊富な人脈を基に、数々のスクープを連発している。

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