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新日本プロレスの救世主、いまオカダ・カズチカを見るべき3つの理由

新日本プロレスの人気復活がいよいよ本格度を増している。「プロレス女子」なんて言葉も流行りだし、各興行の会場はいずれも超満員。入場券はプレミアチケットとなっており、発売から即完売という状態が続いている。
主要選手らの人気に、そのおもな要因はあるが、なかでもこの数年でいえば“レインメーカー”オカダ・カズチカの存在がとてつもなく大きいだろう。

オカダって誰? というプロレスにまったく興味がない人のために簡単に紹介すると、191cmという長身ながらとんでもない綺麗なドロップキックをする「新日本プロレスの救世主」として君臨する選手。スゴさは下記の動画を観れば一目瞭然。
http://njpwworld.com/p/o_original_0008_11

ちなみに『レインメーカー』とは、大雨が降りそそぐほどに金を稼ぐ存在のこと。
金色に髪を染め上げメキシコでの修行から凱旋帰国を果たしたオカダ・カズチカは、映画『レインメーカー』(1997年・米)に由来するこのニックネームを自ら名乗り、それまでのキャラとはうってかわった傍若無人な態度で「この新日本プロレスに金の雨を降らせてやる」と豪語した。約2年の海外武者修行からの帰国後すぐでの暴言であり、いまのような知名度が当然なかった当時のオカダのこの発言に、客たちは大ブーイングを起こした。

■とにかく「レベルが違う」態度と才能

191cmという体格、類いまれなる身体能力。27歳という若さにしてキャリア11年という異色の経歴(オカダは中学卒業と同時にメキシコへプロレス留学をしている)。
先輩選手たちをリング上から常に見くだし、試合後にコメントを求められても、ふてぶてしく「(感想は)特にありません」とスカした態度をみせる。参謀格である先輩レスラー・外道は「オカダはなぁ、テメェらとはレヴェェェルが違ぇんだよ!」とオカダを担ぐ。プロレス界でもかつてないほどの反逆児っぷりである。

■分かりやすいほどの暴言とふてぶてしさ

そんな「金の雨を降らせてやる」発言で大ブーイングを受けたオカダだったが、その後もブレずに生意気な態度を取り続け、凱旋帰国後から早1ヶ月で団体の最高峰であるIWGP王者を獲得。
その際も、王者・棚橋に向かって「お疲れ様でした」「もっと強くなってください」などと発言し、大ブーイングを起こすが、半年後に行われた真夏の祭典『G1クライマックス』でも初出場で初優勝。しかも史上最年少記録まで樹立。
ちなみにその最年少記録は第一回のG1大会での蝶野正洋の27歳11ヶ月という記録を3年2ヶ月も塗り替えての偉業。しかし、この際の会見でもオカダの感想は「特にありません」であった。凱旋後、会場が割れるほど起きていたブーイングは、このときには歓声と半々ほどになっていた。

「レスラーは分かるんです、オカダの“本当の強さ”を。そして、巧さを。日本、メキシコ、アメリカで培った技術がありますからね。嫉妬で彼を(シュートを仕掛けて?)潰そうと思っても逆に恥をかくのは自分だとレスラーは知っているので、リスペクトしているんです」(某プロレスマスコミ関係者談)
■オカダに通った主人公としての血

ルックスだけではなく、真の強さも兼ね備え、試合中に相手を鼻で笑うふてぶてしいキャラも確立し、真の負けを知らぬオカダだったが、今年1月4日に行われた東京ドーム大会で現王者・棚橋弘至にフォール負け。そのショックか、試合後に花道を去る途中で3万6000人の観客を前に、……なんと泣いてしまったのであった。

その、反逆児オカダを泣かせた当の棚橋は、この日の試合のことを後日こう語っている。

「僕はこれまで、オカダに足りないのは『主人公感』だと言ってきました。戦隊モノでいえば“赤”、RPGであれば“勇者”といったような、圧倒的な『主人公感』が彼にはなかったんです。どちらかといえばオカダは“ラスボス”ですよね。でも、それだとトップ選手にはなれてもエースにはなれないんですよ。ですが、あの日僕がドームで彼を泣かせて、泣いたオカダに向かって『IWGPは遠いぞ』なんて言った瞬間に、ラスボスと勇者の関係が逆転してしまった可能性があるんです」(神楽坂でのトークイベントより)

これまで絶対的強者の風格を漂わせていたオカダ・カズチカに“主人公としての血”が通ったのだと棚橋は語る。
東京ドームでの敗北以来、芯の抜けたようにスランプに陥ってしまったオカダ。2月に入り少しずつ復調はしたものの、いまのオカダは棚橋の語るように「レベル1の勇者」のようなものである。だが、このまま終わるレインメーカーとは思えない。目指すは、“ラスボス”棚橋の待つ頂点のみだ。

プロレスに興味はもったものの、誰を応援していいのか分からない。そんな新しいファンにとっては今のオカダカズチカは感情移入させるにもってこいの存在といえるだろう。近い将来、再びオカダが頂点に上りつめるであろう姿を是非その目に焼き付けたい。そのときにリングで彼がなんと感想を述べるか、それが今から楽しみである。

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