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上海在住日本人が見た”タイの坊さんもキレるほど悪い”中国人のマナー問題

今月はじめ、タイ北部の田舎町チェンライの仏教寺院ワット・ロンクン(ホワイトテンプル)が、中国人観光客の入場を一時的に禁止した。寺を訪れた中国人たちは小便器でウンコをしたり、手ふき用の紙タオルを大量に持ち去ったり、さらには使用済み生理用ナプキンを壁に張り付けたりしていったというから、本当にひどい。
タイといえば微笑みの国。そんな心優しい国のお坊さんがブチ切れたというのだから、中国人観光客のマナーの悪さはさぞや目に余るものだったのだろう。タイのお坊さんにもなんだか同情してしまう話である。

現在では中国人ツアー客がトイレを使う際は必ずツアーアテンダントを同行させ、汚したり壊したりした場合はアテンダントに掃除をさせるという。これではまるで幼稚園児だ。

日本で生活している限りでは中国人のマナーの悪さというのはここまで目立たないものだが、実際のところはどうなのか、『中国人は雑巾と布巾の区別ができない(宝島社新書)』の著者で上海在住のフリーライター西谷格氏に聞いた。

「『日本は清潔で礼儀作法が厳しい国』というイメージが強いので、日本を訪れる中国人たちは彼らなりに結構気を付けているのでしょう。現地にいる中国人たちなんて、それはもうひどいモンですよ」
中国の個室トイレの便座のフタには、両足で踏みつけたような足跡残っていることがよくあるという。

「他人の尻を載せた便座に座りたくない。だから洋式便器を和式のように使って用を足す中国人が少なくないのです。もともと便座が汚れていて尻を載せられないという場合もあります」

男性は小便器からかなり離れた距離で乱雑に放尿するため、床はおしっこでビチャビチャ。政府は「前への一歩は文明への大きな一歩(向前一小歩、文明一大歩)」というヘンな標語を便器の上に張ってはいるが、あまり効果はない。

トイレ
標語も空しく、床には水たまりが出来ているという…。



トイレの使い方だけでなく、街中ではポイ捨てもひどい。菓子袋やペットボトル、ちり紙、タバコの吸い殻、串焼きの串……。道ばたにゴミを捨てることは、彼らにとっては大して悪いことではないのだ。

また、地下鉄や鉄道線路の駅では切符を買わずに改札をくぐり抜けたり、平然と割り込みをする光景も何ら珍しくないという。

「共通していえるのは、『とにかく自分さえ良ければいい』という利己主義思想です。儒教文化を捨ててしまったため、倫理観や道徳意識の基盤となるものがないんです。そして中国人は常に他人と張り合いながら生きているので、譲り合うという心の余裕があまりないのです」

中国政府は民度アップのためにさまざまなスローガンを掲げて啓蒙活動にいそしんでいるが、13億人がマトモな道徳意識を持てるようになるのは、一体いつになるのだろう。

「今の若い中国人たちは、だいぶマナーが向上しています。もう一世代か二世代ほど世代交代が進めば、だいぶ意識も変わってくると思いますよ」

中国人の振る舞いに悩まされずに済むの日が来るのは、当分先のことになりそうだ。

上海在住日本人が見た”タイの坊さんもキレるほど悪い”中国人のマナー問題

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