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第44回 大塚家具の父娘バトルのドラマチックな結末は…

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須田慎一郎が徹底予測!中高年のための「とっても大事なオカネの話」
大塚家具の父娘バトルのドラマチックな結末は…


「お父さんのやり方は、古すぎる!」

「うるさい! オレはこのやり方で成功したんだ」

大塚家具を舞台とした“お家騒動”が、ここ連日にわたってテレビ、新聞などを賑わせているが、この騒動の本質を一言で表現するとしたならば、前述したようなやりとりになるだろう(もちろん、あくまでも筆者の空想上のものだが)。

今時、NHKの朝の連続ドラマにだって、こんな古臭い親子喧嘩の場面は登場しないはずだ。とはいえ、株式公開企業を舞台とした親子喧嘩なだけに、事態はとたんに複雑化する。

●大塚家具はどうすれば最善なのか?

最終的に、その決着の場は、株主総会となりそうだ。具体的には、どちらの陣営が、より多くの株主の支持を取り付けることができるか、ということで決着をつけることとなった。

常識的に考えれば、より高い確率で大塚家具の業績回復が見込めそうな、娘、久美子氏の陣営に軍配が上がる可能性が高い。

しかしながら、必ずしもそうならないのが、大塚家具のような強烈な個性を持った創業者オーナーが君臨する会社の特徴だ。
「確かに娘さんの言っていることはもっともなのだが、先代には散々お世話になった」(株主の1人)

実は、こういってはばからない株主が少なからずいることも事実だ。

つまり大塚家具のような企業は、経済合理性だけでは動かない側面も多々あるといっていいだろう。

大塚家具が、単なる個人商店から脱皮し、あるべき現代的な会社組織に生まれ変わっていくためには、まず株主総会で久美子氏が勝利を収める必要があるだろう。

そして、もし久美子氏サイドが敗けることになれば、大塚家具の企業としての成長はストップすることを意味する。

そうなったならば、大塚家具の株は、間違いなく「ウリ」ということになるはずだ。


須田慎一郎(すだ しんいちろう) プロフィール
1961年、東京生まれ
経済ジャーナリスト。日本大学経済学部卒。経済紙の記者を経て、フリー・ジャーナリストに。「夕刊フジ」「週刊ポスト」「週刊新潮」などで執筆活動を続ける傍ら、テレビ朝日「ビートたけしのTVタックル」、読売テレビ「たかじんのそこまで言って委員会」、テレビ大阪「たかじん NO マネー」、ニッポン放送「あさラジ」他、テレビ、ラジオの報道番組等で活躍中。 また、平成19年から24年まで、内閣府、多重債務者対策本部有識者会議委員を務める。政界、官界、財界での豊富な人脈を基に、数々のスクープを連発している。

第44回 大塚家具の父娘バトルのドラマチックな結末は…

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