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絞首刑のロープやストラットン兄弟のマスクなど凶悪犯の証拠品を公開!

ロンドン警視庁内には黒博物館(ブラック・ミュージアム)と呼ばれる犯罪資料館がある。そこには、過去140年間の犯罪の証拠品や現場写真などが保管されているのだ。
それらは、警察の専門家や一部の研究者などしか、見ることはできなかった。しかし、ロンドン博物館に展示して一般公開することになった。中でも興味深いものをいくつかご紹介したい。

ストラットン兄弟のマスク

1905年、ストラットン兄弟は、塗装店を経営する老夫婦を殺害したとして起訴されていた。目撃者はわずかに数人、かろうじて塗装店の金庫に兄弟の指紋が残されていた。
この当時、指紋は犯罪の証拠とみなされていなかった。ところが、検察はこの裁判で兄弟の指紋を犯罪の証拠として提出したのである。

果たして、指紋が有力な証拠として認められるのか? 各国の警察も裁判の行方に注目していた。

結果は有罪判決。兄弟は裁判から18日後に絞首刑になった。

この裁判以降、指紋は有力な証拠とみなされるようになっていく。ロンドン博物館では、犯罪史に足跡を残したスラットン兄弟が犯行時につけていたマスクを展示する。
ジョン・ジョージ・ヘイグの手袋

1949年、金持ちの夫人を殺害し、コートや宝石を売り払った疑いで、警察はジョン・ジョージ・ヘイグを取り調べた。

彼は、夫人の遺体を自宅の敷地内でドラム缶に入れ、硫酸で溶かしたと、得意げに自供した。遺体がなければ殺人事件として立件できない、という確信があったからだ。
警察は、ドラム缶の硫酸を流したとされる庭を丹念に調査。硫酸が溶かしきれなかったわずかな人骨、入れ歯などを発見。その入れ歯が殺害された夫人のものであることを歯科医が証明したため、裁判で死刑判決。絞首刑になった。

ヘイグは計9人を殺し、硫酸で溶かしたとみなされているが、その時に使用していた手袋も展示される。
展示期間は半年(2015年10月~2016年4月)と長いので、興味のある方はロンドン旅行のついでに見学してみては。

日本の警視庁も明治以来の犯罪の証拠品などを保管しているはず。イギリスにならい、それらを博物館で展示してみてはどうだろう。
一般市民の犯罪に対する関心が高まり、犯罪を未然に防いだり、警察に積極的に協力して犯罪検挙率も上がるかもしれない。

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