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ドライバー必読!! 日本全国「高速道路 路線別 危険マップ」

[週刊大衆05月04日号]


全国に約10000キロも張り巡らされた高速道路網。その中から事故が多発する64か所を実走調査で本誌が炙り出した!

春の行楽シーズン到来。
GW(ゴールデンウィーク)に家族を乗せてドライブ旅行を計画しているお父サンも少なくないはずだ。
しかし、長距離ドライブに欠かせない高速道路は、行楽シーズン中は通行量が多いだけでなく、普段はハンドルを握らない"にわかドライバー"も少なくない。日常生活では使わない道を走るリスクもあるだろう。

交通ジャーナリストの村松虎太郎氏が言う。
「いくら警告があっても絶えないのが事故。防止・軽減策はネットなどに山ほどありますが、路線ごとに性格・特徴が異なるので、それを知るほうが有益です。いくら恋愛指南を受けても、すべての女性に効くわけではないのと一緒です」

平成26年は、どの路線でも事故件数は前年比マイナスとなっているが、だからといって、今年も事故が減少する保証はない。
「平成25年と比較し、1位首都高、2位阪神高速、3位東名高速、4位九州道、5位名神高速のワースト5が前年から変わっていません。事故が発生しやすい道は、一過性のものではないということです」(村松氏)

だからこそ、路線別の傾向を知っておくことが大事だ。そこで本誌は、独自に「危険8大路線」とした東北道、首都高、東名高速、新東名高速、中央道、名神高速、阪神高速、九州道を実走調査。危険と思われる箇所をまとめた。

オービス(自動速度違反取締装置)の設置箇所も掲載したが、これは、オービスを発見した瞬間に、ブレーキを踏んで急減速をする前方車両に注意してもらうためである。事故件数ワーストの首都高は、狭い路肩や多くのカーブに加えて、東北道、中央道、東名高速など地方に向かう主要路線につながっているため、常に交通量が多い。そのため、渋滞発生頻度も高く、危険発生要因が多い路線なのである。

しかし、交通ジャーナリストの清水草一氏が「今春の開通で首都高の車の流れが変わった」と話すのが、3月23日に開通した中央環状線の大橋JCT~大井JCT間の約9.4キロだ。これにより、中央環状線が全線開通。首都高全体に大きな影響を与えたという。

これまでは、羽田空港、横浜方面と池袋、新宿、渋谷という副都心や、それにつながる東名高速、中央道、関越道などとの往来には、都心の浜崎橋JCTを経由しなければならなかった。しかし、今回の開通により、アクセスルートが2種類に増加。それと同時に、都心を通らずに移動できるようにもなったのだ。
「年度末である3月は交通量が多いので大橋JCT~熊野町JCT間で多少の渋滞がありましたが、4月以降はほとんど渋滞してません。首都高全体として渋滞は2割減、都心部に限れば約5割も減っています」

気になるのは、GW期間中の首都高の流れだが、清水氏はこう話す。
「地方に出かけている都民が多いせいか、毎年、この時期の首都高はあまり混み合いません。ただ、東京ディズニーランドに近い葛西出口など、観光地に近い場所は例外的に混み合うので注意してください」

また、首都高に続く事故発生件数なのが阪神高速だ。首都高と同じく中心部に巡らされた都市高速道路なのだが、
「首都高以上に路線が複雑で、こまめな車線変更も必要とされますから、初めての人は戸惑うでしょうね。オービスの設置数も多く、神戸線や松原線では、わずかな距離の間に4個も5個も設置してある箇所があります」(前出の村松氏)

また、松原線の阿倍野カーブや神戸線の阿波座カーブなど、悪名高い事故多発地点が多いにもかかわらず、
「大阪、兵庫、京都にまたがる阪神高速は、関西特有の運転マナーで走る車が多いので、他の地域から来たドライバーは戸惑うこと必至で、危険性は余計に高まります」(同)

首都高と阪神高速に次ぐ事故発生路線、東名高速にも危険地点は多い。
その中から今回は10地点を挙げたが、最近は、東名高速と並行する新東名高速が部分開通したことによって、御殿場~三ヶ日JCT間を2つのルートから選べるようになった。
老朽化による路面の傷みが目立つ東名に比べ、新東名は路幅も広く、道路自体も真っすぐ伸びているが、
「道路も風景も単調に感じられるので、注意力が散漫になり、眠気に襲われやすいので逆に注意が必要です」(同)

一方、東名と新東名の北側を走る中央道は、カーブとアップダウンが多いことから、稲城~八王子間約16キロ以外のほとんどの区間で、最高速度が時速80キロ以下に規制されている。
高速道は基本的に制限速度が100キロに設定されているため、そのつもりで走行すると、実は大幅な速度超過だったということにもなりかねない。

ここで、中央道の"悪癖"を清水氏に解説してもらう。
「中央道は、他の路線と違って、首都圏での車線数が少ないんです。東北道、常磐道、関越道、東名などは6車線あるんですが、中央道だけは4車線。そのため、渋滞が発生しやすいうえに、仮に他の路線と渋滞距離が同じでも、流れが非常に遅く、"苦痛度"がかなり高い路線なんです」

さらに、東名からそのまま大阪方面に走る名神高速は、総延長200キロにも満たない路線なのだが、GWに限らず渋滞や事故が多い。
「小牧、米原・彦根、京都、西宮は慢性的な渋滞多発地点。通過するだけなら平行して走る『新名神』を利用するのもオススメです。道幅が広く、カーブやアップダウンも少ないうえ、移動距離も短くなる。東京~大阪間の移動で比較すると約1時間短縮することができます」(村松氏)

特に、名神高速下りの竜王周辺は急な下り坂に加え、カーブも多い危険スポット。高速道路だからとスピードを出し過ぎると、危険な目に遭いかねない。


危険路線の平行路線にも注意

また、名神高速より事故が発生している隠れた危険路線が九州道で、路線別では2年連続でワースト4位。
「北部と南部で、まったく様相が違うのが特徴です。北部は福岡、北九州など大都市が並んで交通量が多く、南部の八代JCTから終点の鹿児島までは急カーブとアップダウンの連続で、最高速度も時速80キロに規制されています」(在福岡の全国紙記者)

さらに九州道から分岐して走る東九州道は、今年3月に豊前IC~宇佐IC、佐伯IC~蒲江IC間が開通。北九州市と宮崎市が結ばれた結果、今年のGWは渋滞が予想されるが、
「大分松岡PA~川南PA間の約149キロに、ガソリンスタンドはおろかトイレも休憩所もありません。PAができるのは2021年の予定です」(地元紙記者)

東日本大震災から4年を経て、今なお、大型トラックの交通量が多いのが東北道だ。
「GWなど長期休暇中は、昼間の混雑を避けて夜間に走行する長距離トラックが増えます。居眠り運転一歩手前のドライバーがトラックをフラフラと蛇行させていることがあるので、そういう場合は追い越すか、先に行かせるかして、トラックの近くを走らないほうがいいでしょう」(同)

仙台周辺はカーブとアップダウンが多く、制限時速が80キロになっているので飛ばしすぎないように。また、東北道の下りは岩手山SA以降、終点の青森ICまで140キロ以上もガソリンスタンドがないので、早めの給油を心がけたい。

東北道からアクセスできる三陸道は、東日本大震災で甚大な被害を受けた地域を縦断する。結果、復興が進むとともに交通量が激増した路線だ。
「震災以前の三陸道はほとんどの区間が暫定2車線でしたが、現在、各地で4車線化が進められています。工事期間中は走行部分が変化していることもあるので注意してください。三陸道は日本三景・松島へのアクセス道でもあり、GW中は大渋滞が予想されています」(同)

最後に、今回コメントをいただいた識者2人から、GW中の高速道路走行時に、知っておきたい情報を教えてもらったので紹介しよう。
「富士山や東京スカイツリーなど、車窓から観光名所が見える場所では、それに見とれて減速してしまう車が少なくありません。前方の車両に注意してほしいですね」(村松氏)
「日本道路交通情報センターなどが出している『渋滞予測カレンダー』は8割ぐらいの確率で当たりますから、渋滞を避けたいという人は、ぜひ参考にしてほしいですね」(清水氏)

楽しいドライブを暗転させないためにも、まずは安全第一。GWに運転の際は、本誌をお忘れなく!

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※オービス設置箇所はすべてを正確に表していません。新たに設置・廃止されている箇所もあります。

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