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ホントにわかってる?「CEO」「COO」「社長」の違い

日本企業のトップといえば「社長」「代表取締役」、経営陣なら「副社長」「専務」「常務」といった肩書がほとんど。社長、副社長はどういった立場なのか理解できるが、専務や常務だと、「実際はどういうポジション、役割を担っているの?」と思ったことはないだろうか。

これ以外にも、「部長代理」や「事業部長付」「課長補佐」……う~ん、何が何だかわからない。どうも、役職が乱発・乱立しているようで……(ちなみに、大手企業や公務員に多い)。

一方、近年は外資企業の日本進出や外国人経営者の登用などをきっかけに、役員を「COO」「CEO」といった、ワールドワイドでも通用するような肩書にするケースも増えているようだ。

しかしながら、こういった名称がどういった意味や役割を担っているか、正確に把握している御仁はどれくらいいることだろう? なんとなく“わかったフリ”をしてしまっているビジネスマンも多いのではないだろうか。

知らない人には「へ~」、知っている人には「おさらい」ということで、ここでご解説差し上げたい。



まずは、アップルの故スティーブ・ジョブズやGoogleのラリー・ペイジ、日産のカルロス・ゴーンの肩書として広く知られることになった「CEO」。

これは「最高経営責任者(Chief Executive Officer)」のことで、「統括業務執行役員」とも呼ばれる。『企業すべて』の業務執行を統括する役員のことを指し、実質的にトップのこと。日本でいうところの、取締役会長や代表取締役社長が該当する。

一方、CEOと同じく、よく目にする肩書が「COO」だが、これは「最高執行責任者(Chief Operations Officer)」のこと。企業で『事業運営に関する』業務執行を統括する役員のことで、CEOと双璧をなす存在のようなもの。

ちなみに、「CEOとCOOはどっちが偉いの?」と思うかもしれないが、会長がCEOなら社長がCOO、社長がCEOなら副社長がCOOというように、ポジションではCEOのほうがCOOより格上になることが多いようだ(なかには、フラットな関係の企業も)。この点は「Executive(経営を握る者)」と「Operations(業務執行を統括する者)」の違いからも理解できるのでは?

なお「C●O」の肩書は、このふたつに留まらない。日本では採用されていない企業もまだ多いが、次のような役割の役員もいるようだ。

CFO(Chief Financial Officer):最高財務責任者。財務に関する業務執行統括役員。会計士資格保有者が多い。

CAO(Chief Administrative Officer):最高総務責任者。総務に関する業務執行統括役員。重要書類の作成や管理をすることから、公認会計士、弁護士の有資格者が目立つ。

CTO(Chief Technical Officer):最高技術責任者。技術に関する業務執行統括役員。企業における技術トップ。メーカーなどでは、このポジションを用意する。

ここで挙げた以外にも、「CLO(最高法務責任者)」「CIO(最高情報責任者)」など、ポジションはさまざま。ただし役員とはいえ必ず選任する必要はなく、兼務することもあるようだ。

似たようなアルファベットの並びなので「ややこしいわ!」と思うなかれ。むしろ、専務や常務という肩書だと、お偉いさんということはわかるものの、実際に何をやっているのやら、どういった立場・役割・職務を負っているか曖昧だが、「C●O」の場合「最高●●責任者」と呼ばれることで、それがハッキリするというわけだ。

いずれにしても、名刺交換をして「C●O(最高●●責任者)」と明記してあれば、相手はVIPであることは確か。そそうのないように気を付けたい。

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