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パンチ佐藤 高校野球・甲子園地方予選編vol.2

ボートレース戸田
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GⅢ 戸田マスターズリーグ第10戦・週刊大衆杯

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パンチ佐藤の「野球が一番!」
第19回 高校野球・甲子園地方予選編vol.2


前回は、脇目も振らず練習することが高校生には大事である、と説きました。とはいえ、喫煙や無免許運転など「やんちゃ」をしても、プロから声がかかるケースは稀にあります。こちらは天賦の才ということでしょうが、彼らはプロ野球界で一流にはなれても、超一流にはなれません。心のどこかに「甘え」があるのかもしれませんね。

それはさておき、高校生が甲子園→大学・実業団・プロを目指している中、意外に軽視されがちなのが「親」。親の存在は、高校生にとって重要なんです。

しかも、大事なのが「親の応援」。熱血親父は「お前の目標は甲子園じゃないだろう」と、プロへ意識を向かせます。実はこれがNG。そうでなく、「甲子園にお父さんお母さんを連れて行ってくれたら嬉しいなあ」と目先の目標を鼓舞する。そして、甲子園に行って何をするか、具体的な目標を立てさせるんです。

「ヒット1本、打ちたいね」「ホームランだったら最高だねえ」とか言うと、「僕は甲子園に行ってホームランを打ちたい」となる。そこで、熱血親父の登場です。

「ホームランを打ったらスカウトの目に止まるんじゃない?」と言ってあげる。すると、本人がその気になる。こういう風に持ち上げる方法があるんです。
「スカウトたちが来ているところでバカなことをしたら取り消しになる。自覚しなさい」という親子の会話があれば、子どもは目の色を変えて野球に打ち込みます。

ところが、今の熱血親父は、子どもより自分の方が前のめりになってしまいがちです。親の動向次第で、最後は自分の意志で決めたとしても、人生が大きく狂ってしまうこともあります。背伸びをするのではなく、身の丈にあったところから徐々にレベルアップするのが常套だと思います。

ここからは私の体験談。私は中学3年の時、法政二高と武相高からスカウトが来ました。家族会議の結果「勉強と両立ができない」という理由で、武相を選びました。
当時、武相は第2土曜日、第4土曜日(当時は土曜授業)はクラブ活動の日といって、登校せず、部活に専念する日だった。さらに、武相の進路指導は変わっていて、(1)部活を一生懸命頑張っている人、(2)成績順という流れになっており、部活を頑張っている生徒が進学・就職に優位だったんです。

前回、高校1年の時、将来の目標は「川崎市水道局」だったと綴りました。1年生の時は「何とか頑張って水道局へ入る」ということだけを考えて練習に励んでいました。

2年生になると、ある変化が生まれたんです。

「あれ? オレはけっこう上手いぞ」

神奈川県には東芝、日本石油、三菱自動車川崎、日産、いすゞ…というノンプロがある。しかも、強豪チームです。そこで、「よし、ノンプロだ!」。

2年でベンチに入りした私は、代打で打ちまくりました。いろんな高校との試合で力をつけたんです。
3年生になった時、一番打者のA君と二番打者のB君に亜細亜大学からスカウトが来ました。三番打者の私は、彼らには勝てなかった。二人はチームを代表する選手でしたね。
当然、二人は亜大に行くモノだと思っていましたが、実はこの二人、超が付くほど個性的。「大学に入ってまで坊主頭になりたくない」という理由で亜大を拒否。ノンプロに進みました。

余談ですが、彼らが入らなかったために2枠空きが出た。そこに、私が入ったんです(もう一枠は阿波野秀幸)。

今回はここまで。次回は、私の高3神奈川大会について書いていこうと思います。
やっぱり「野球が一番!」ですね。


パンチ佐藤(ぱんち・さとう)プロフィール

1964年12月3日生まれ
亜細亜大学から熊谷組を経て、オリックスにドラフト1位で入団。プロ野球時代、トレードマークのパンチパーマと独特な発言で人気者に。引退後はタレントとしても活躍し、2015年シーズンからBCリーグ『武蔵ヒートベアーズ』の宣伝本部長に就任した。

パンチ佐藤 高校野球・甲子園地方予選編vol.2

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