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どう飲めばどう効く?「健康サプリメント」の正しい飲み方

[週刊大衆08月03日号]

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どう飲めばどう効く?「健康サプリメント」の正しい飲み方

ビタミン、ミネラル、コエンザイムQ10……どう飲めばどう効くのかを徹底調査。「栄養補助食品」の効能を享受しよう!

やはりサプリは"効く"のだろう。
多くの名峰を抱え、登山客が大挙する長野県では、夏のシーズンを前にした今月6日から新たな取り組みをスタートさせた。
「県山岳遭難防止対策協会が、食品メーカー『味の素』からサプリの供給を受けることになったんです。発見した遭難者に、捜索隊員がサプリを与えたり、過酷な状況で活動する隊員の疲労回復や栄養補給にもサプリを利用したりしていたので、とてもうれしい話です」(長野県庁関係者)

今や薬局のみならず、スーパーやコンビニでも、多くの種類が安価で売られる"日用品"だが、さまざまな状況でも効果が期待されている「健康サプリメント」。
一方で、利用者の間では、「病院から出されている薬との飲み合わせは問題ないのか」「いつ飲めばいいのか」など、疑問を抱いている人が多いのも事実だ。
そこで本誌は昨今、健康維持のため利用者が増えているサプリについて識者に取材。"正しい飲み方"を教えてもらった。

そもそもサプリとは、人間の体に必要な栄養素を補うため、凝縮して錠剤や飲料の形にしたもので、一般的には健康食品や栄養機能食品として販売されている。「ビタミンA」「カルシウム」など単体のサプリがあれば、「眼精疲労の方に」「貧血の方に」など用途別のものもあり、どれを選べばいいか、迷ってしまう人も多いはずだ。
ベースサプリが長生きの基本

目が疲れているときは、それ用のサプリを飲めばバチッと効果が現れるのか?
そう単純な問題ではないと指摘するのは、『サプリメントバイブル』(枻出版社)の著作がある『つくばアソティック・フーズ』代表取締役の神﨑良太郎氏だ。
「特定の部位に対して効果が期待できる栄養を摂取することで、その機能を回復するという方法は間違ってはいません。ところが、"肝臓にいい"としてオルニチンだけを摂取する、"目の疲れを癒す"としてブルーベリーのサプリだけを摂取しても、効果が現れないかもしれないんです」

じゃあ、どうすれば?
「演劇に脇役が必要であるように、成分が効果を発揮するには、それを生かす脇役、つまりビタミンやミネラルなどの栄養素が必要で、これは"ベースサプリメント"と呼ばれています。サプリメントはあくまで食品。薬であれば単一成分だけでも効果を期待できますが、それとは違います」(神﨑氏)

ベースサプリメントの代表例は「マルチビタミン」や「マルチミネラル」。「マルチ」=「複数の」という言葉が示す通り、場合によっては、一つの錠剤に20種類以上ものビタミンやミネラルが含まれており、まずは、これを摂取するべきだという。
「いきなり特定の効能をサプリに求めるのではなく、まずベースサプリメントで体の"メンテナンス"をしっかりしたうえで、他のサプリを摂るべきです。その際も、単一の栄養素を摂るよりは、"免疫系"や"循環器系"など、栄養素が複合的に入っているものを選択するといいでしょう」(神﨑氏)

つまり、「マルチビタミン」「マルチミネラル」を飲みながら、肝臓が気になるなと思ったらオルニチン単体のサプリではなく、「肝機能アップ」や「肝臓サポート」などと謳う商品をセカンドサプリとして飲用すべしということ。
もちろん、具体的な症状の改善を望む場合でも、単体の成分に頼らず、幅広い栄養成分が配合されている商品がよさそうだ。

では、中高年男性が健康維持のため、長生きするために飲むべきサプリとは、いったい何なのか。神﨑氏は、こう続ける。
「50歳以上になると、体の変化で気になるのが代謝の低下。ですから、代謝を促進するサプリを摂るといいでしょう。それから、"脳のメンテ"も重要です。脳は、たとえるならオーケストラの指揮者。いくら団員(体の部位)の演奏がうまくても、指揮者が呆けていたら、どうしようもありません」

前述したように、単一成分だけを摂っても劇的な効果は望めないので、代謝や脳の活性化を謳うサプリがオススメだ。
まずは、ベースサプリ。次いで注目すべきは、謳い文句と覚えておこう。

一方、
「サプリを選ぶ際には、まずは医薬品のマルチビタミンをオススメします」
と、やはり神﨑氏と同様のアドバイスをするのは、『サプリメントの正体』(東洋経済新報社)の著者であり、医療機関専用サプリメントメーカー『ヘルシーパス』代表取締役の田村忠司氏だ。選択時の注意点を、こう続ける。
「薬との飲み合わせの問題もありますから、必ずパッケージの裏に表示されている原材料や栄養成分を確認すべきです」

グレープフルーツと降圧剤を併用すると、血圧が下がりすぎる危険があるのと同じで、基本的には「食品」であるサプリは、種類によっては薬が効きすぎたり、効果を阻害したりするケースがあるという。

田村氏は「だからこそ、専門家に相談して、どのサプリを買うかを決めるのが一番」と言うが、そこまでするのが面倒なら、せめてホームページなどで原材料を確認しておきたい。
こうして、買うべきサプリが決まったら、次に問題になるのが、その価格。安すぎるサプリは不安だし、逆に高すぎると手が出ないのが人の心というものだ。
田村氏は目安として、「医薬品の栄養素が取り引きされる価格を考えると、30日分で2000~6000円が適正価格では」

では、価格がほぼ同じで、原材料なども似通っている場合、輸入品と日本製のどちらがいいのか?
「外国製はその国で生活する人の食生活に合わせて作られたもの。日本人なら、やはり日本製のほうがいいでしょう」(前出の神﨑氏)

他方で、サプリはいつ飲むべきかという問題もある。
「吸収率を考えると食前がベスト。さらに理想なのは、一日で飲む量を朝・昼・晩の3回に分けることですが、それができない場合は夕食前がいいでしょう。また、夜寝ている間に代謝が行われ、体が作りかえられますから、就寝前も非常に効果的です」(同)
識者が愛用するサプリとは?

また、薬と服用するのは水が基本とされているが、
「サプリは食品ですから、薬と違って、お茶やコーヒーのほか、何で飲んでもかまいません」(神﨑氏)

毎日きちんと飲むとして、サプリの効果はいつ表れるのか?
「私が知っている例では、2週間で効果が現れたケースが最短。だいたい1か月で排便がスムーズになったとか、血液検査の結果がよくなったという話が聞えてきます」(同)

むろん、個人差やサプリの種類で異なるだろう。
しかし、効果が見えないからといって、やってはいけないのが"過剰摂取"。基本的には、サプリには副作用がなく、摂りすぎても余分なものについては排泄されるのだが、中にはそうはいかないものもある。
その危険性を、新潟大学教授で水野記念病院理事の岡田正彦氏が解説する。

「栄養成分といっても、ビタミンB6やB12、さらには葉酸を摂り過ぎると、ガンのリスクが高まるといわれています」

健康維持のためのサプリが病気や不調を引き起こすことになっては本末転倒だが、岡田氏は、
「アメリカのデータなんですが、医師の3人に1人がサプリを飲んでいます」
というから、やはり、健康維持の一助にはなりそう。

ちなみに神﨑氏と田村氏に、どんなサプリを飲んでいるか聞くと、両氏ともに「マルチビタミン」を愛用。さらに神﨑氏は計12種類のサプリを飲んでいるという。

医師や識者に加え、冒頭で触れたように救命の現場でも使われ始めたサプリメント。上手に利用して、健康と長生きの伴侶にしていただきたい。

どう飲めばどう効く?「健康サプリメント」の正しい飲み方

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