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本当は健康によかった!?「早死にする」といわれる生活習慣20

[ヴィーナス07月04日号]

本当は健康によかった!?「早死にする」といわれる生活習慣20

そろそろ体のことを考えて……と禁煙・禁酒に勤しんでも、なかなか続かないもの。実は、そんな必要なかったんです! ウソだらけの健康ブームに喝!!

「好き放題やってる人のほうが、長生きするんです」
と、のっけから常識を覆す発言をするのは、『早死にしたくなければ、タバコはやめないほうがいい』の著書でも知られる中部大学の武田邦彦教授。

「フィンランドの研究機関が40~50代の男女1000人を追跡調査した結果、(1)タバコを吸い(2)酒を飲み(3)健康診断を受けない500人は、禁煙・禁酒のうえ、毎年健康診断を受けた500人よりも、長生きしたことがわかっています」
さらに、こう続ける。

「喫煙者で肺がんになる人は1000人に1人。しかも肺がんはがんの中でも発症が遅く、発病時期は80歳以上です。さらに、喫煙者で肺がんになる人は、非喫煙者で肺がんになる人よりも平均寿命が長いこともわかっています」
また、タバコと並んで健康の大敵とされるアルコール。これも体のためにと我慢するのは大きな間違いだ。

藤田紘一郎・東京医科歯科大学名誉教授(医学博士)は、こう語る。
「がん細胞は毎日発生しています。それを見張り役の免疫が処理してくれています。普段お酒を飲める人が休肝日を作ると、それがストレスで免疫が落ち、がん細胞を見逃してしまうことになります。1日2合以内のお酒を毎日嗜む人が一番がんになる割合が少ない」

ただし、2合を過ぎるとリスクが増えるので、ほどほどが肝心だという。
「酒やタバコを我慢するほうが危険です。大手銀行の定年者の会で毎年講演をしていますが、定年を機に禁煙をされた方の半数ががんになり、喫煙を続けた方は元気なままだったという例もありました」
コーヒーが認知症を予防する

健康診断については、前出の武田教授も"受けない派"の一人。
「がんセンターの元理事長ですら、講演会で"定期健診は受けたほうが良いか"と聴衆に問われた際、"なんとも言えない"と回答しています。50歳未満の場合、がんが見つかっても治るケースは少なく、また、50歳以上だと、がんの進行は遅いんですが、治療で体力を消耗し、病状が悪化することも多いからです」

また、脱・メタボのために、野菜中心の食生活を心がけている読者も多いだろうが、これにダメ出しをするのは前出の藤田博士。

「100歳以上で元気な方は皆肉食。(4)週2日以上は肉を食べるべきです。(5)コレステロール値も少し高めでいいんです。コレステロールは性ホルモンや脳細胞のもとになります。それゆえ不足すると認知症やがんになりやすくなるんです」
武田教授も口を揃える。
「そもそもコレステロールは、体内で合成量を調整しているので、食品の影響を受けるものではありません。油も肉も問題ないんです」

こうした勘違いは(6)プリン体の多い食事についても当てはまるという。
「イクラは食べない、プリン体ゼロ飲料を選ぶという心掛けも痛風予防には無意味です。ビールで痛風になるというのも、アルコールは確かに尿酸値を上げますが、プリン体はあまり関係ありません」(武田教授)

加えて、(7)血圧も高めでいいのだとか。
「元気なご長寿のほとんどは、コレステロール値、血圧がともに正常値より高めです。最近は血圧のために減塩するという方も多いですが、塩を摂ると血圧が上がる"塩感受性"タイプは人口の約6割。その他4割は塩分を摂っても血圧は上がりません」(同)

どうやら、(8)しょっぱい味付けを健康のために我慢する必要はないようだ。
「日本一の長寿県として知られる長野県ですが、塩分摂取量は他県と比較しても多いほう。塩にはアドレナリンの分泌を増やし、元気を出すという健康効果もあるんですよ」(同)

仕事中に(9)コーヒーをよく飲むという方も多いだろうが、実は、これも健康に良い習慣。
「全日本コーヒー協会は、コーヒーは脂肪肝の発生を抑制すると発表しています。また、国立がんセンターは"コーヒーを多く飲む人ほど肝臓がんを予防する"というデータを発表。13年10月に発表された最新の解析では"コーヒーを1日3杯飲むと肝細胞がんのリスクが半分になる"ということまでわかっています」(医療ジャーナリスト)
さらに、心筋梗塞や脳血栓の予防にも効果大。
「コーヒーを飲む量が多いほど、まだら認知症の原因にもなる微小脳出血を持つ人が少ないというデータもあります」(前同)

また、外回りの営業マンなら(10)日焼けが気になるという人も少なくないだろう。
「日焼け=皮膚がんという認識は誤り。英国の医学誌では、屋外でよく日光を浴びている人よりも、日中ほとんど日光に当たらないオフィス勤務者に皮膚がん患者が多いという研究結果が発表されました」(日本セーフティ・タンニング協会)
その理由にはビタミンD不足が関係しているという。

「皮膚が紫外線を浴びると、体内ではビタミンDが生成されます。このビタミンDには骨を強くするほか、1型の糖尿病や、結腸がん、乳がん、前立腺がん、子宮がんを予防する効果があります」(前同)
さらに紫外線には、皮膚の免疫能力を維持する働きもあるという。
「日傘や日焼け止めで日光を避け続けていると、免疫力が低下するばかりか、免疫システムが異常を起こして、アトピー性皮膚炎や花粉症にかかりやすい体質になります」(同)

健康ブームの昨今、体のためにと、食べたいもの、やりたいことも我慢しがちだが、そんな現代人に、藤田博士は釘を刺す。
「運動でも食事でも目標を立てるなど、ストイックなものはいけません。健康のためにと、自分を追い込むと免疫が落ちて逆に不健康になります。笑いも免疫力を上げる、重要な健康法なんですよ」
飲んで食べて、タバコもやる。人生を楽しむことこそ、健康への近道なのだ。  まだまだある! 長生きできるグータラ習慣

習慣11 歯磨きをマメにしない
食後は毎回、歯磨きする……なんてマメな人は要注意。食物の酸や糖が一時的に歯のエナメル質を弱めているため、食後すぐの歯磨きはエナメル質を洗い取って、歯を弱める原因にもなる。起床時と就寝前だけで十分。

習慣12 家事は怠りがち
アメリカの科学者が、男女100人以上を対象に調査したところ、家事を自ら行っている人は、誰かに任せている人に比べ、大幅に血圧が高かったという結果に。家事によるストレスは健康を害する恐れもある。

習慣13 運動は気が向いたときだけ
1日1万歩、腕立て伏せ50回など目標を立てて取り組む真面目な人ほど健康を害する恐れが。「筋トレも苦しいくらい追い込んでは免疫が低下し、体に毒。気分で運動量を減らすなど楽しいところでやめましょう」(藤田博士)

習慣14 ゲームが好き
米国ロチェスター大学の研究によると、月に数時間アクションゲームをプレイした人々の視力は約20%向上することが判明。また、テトリスを3か月間、毎日30分プレイした子どもの脳の皮質は厚くなることがわかった。

習慣15 布団をたたまない
起床後すぐにたたむと、体内から放出された老廃物が布団に閉じ込められ、雑菌が増殖。英国キングストン大学の研究結果によれば、衣類につくダニは乾燥してグチャグチャの布団のほうが早く死滅することがわかった。

習慣16 ウォシュレットは使わない
「肛門にはもともと常在菌がおり、外部からの菌の侵入を防いでくれています。しかし、ウォシュレットを頻繁に使うと、そうしたバリアが洗い流され、無防備な状態に。お尻がかゆくなることもあります」(藤田博士)

習慣17 おやつを我慢しない
ダイエットのためにまず考えるのが間食を止めること。しかし、急に我慢すると主食を食べ過ぎたり、飢餓感から体に脂肪がたまりやすくなってしまう。やせる間食の仕方は、食事の20 分前、運動の前後にチョコを食べること。

習慣18 食べたら横になる
食事の栄養分を分解するのは肝臓の役目。消化をスムーズにするためには、食後は安静にして、肝臓にできるだけ多くの血液が流れ込むようにし、負担を減らすことが大切。“ 牛になる” と注意されるが、牛は大いに結構なのだ。

習慣19 風呂は夜だけ
キレイ好きなイメージのある朝風呂や朝シャンだが、健康習慣としてはNG。朝は血圧の変動が激しく、心臓死や脳血管障害につながることも。また、朝シャン後の痛んだ髪のまま直射日光を浴びれば、髪、のダメージは絶大!

習慣20 ボディソープは使わない
「皮膚には常在菌が存在し、酸性の膜を張っていますが、ボディソープを使うと、その9割は失われます。すると、バイ菌やウイルスが付きやすくなるんです。お湯だけで汚れを落とす“ タモリ式入浴法” は大正解」(藤田博士)

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