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【武豊】世界のトップ騎手が集まる夢の祭典

[週刊大衆09月07日号]

人生に役立つ勝負師の作法 武豊
世界のトップ騎手が集まる夢の祭典


――6年ぶりですね。
8月に入って、マスコミの方から、こんな言葉をかけられることが何度かありました。

「えっ、何が!?」
「ワールドスーパージョッキーズシリーズじゃなくて、世界の一流ジョッキーが腕を競う、ほら、あの……」

みんなが言いたいのは、今年リニューアルし、阪神から札幌競馬場に舞台を移して行われることになった「ワールドオールスタージョッキーズ」のことです。

それにしても。6年ぶりとは、自分でもちょっと驚きです。
4レースの合計ポイントで争われるこの大会が始まったのは、僕がデビューした1987年(名称は国際騎手招待競走)。
優勝したキャッシュ・アスムッセンをはじめ、海外からは、ラフィット・ピンカイJr、バット・デイら7人が参戦。これに、JRAから、岡部幸雄さん、河内洋さん、南井克巳さんの3人が挑んだレースを間近で見て、「僕も、毎年、このレースに出られるようになりたい!」と胸を高鳴らせていたことを想うと、もっと自分を叱咤激励したい気持ちになります。

僕が参戦できたのは、地方代表として佐々木竹見さんが加わった第2回大会からです。この年、優勝したのは柴田政人さんで、僕は2位。結果はあと一歩でしたが、それよりもなによりも、前回の優勝者、アスムッセン、ニュージランドのランス・オサリバン、アメリカのクリス・マッキャロン、イギリスのパット・エデリーら、雑誌を見て憧れていたジョッキーと一緒のレースに騎乗し、彼らの技術を目の当たりにできたことは、その後の武豊にとってはとても大きな財産となりました。
目標は2度目のV期待してください

初めて優勝したのは、92年の第6回大会です。このときは、3戦を終えて、1着2回、5着1回、合計50ポイントの僕が首位。2着2回、3着1回、合計43ポイントのパット・エデリーが2位で、その差わずか7ポイント。それだけに最終レースは、いつも以上に気合が入っていたような気がします(笑)。

装いも新たに、夏の札幌競馬場(8月29、30日)で行われる「ワールドオールスタージョッキーズ」に参加できるのは、外国騎手5人、地方代表騎手2人、JRA代表7人の計14人。
これまでと同じ全4戦のポイントで個人優勝が決まるほかに、「外国騎手・地方代表騎手(WAS選抜)」と「JRA代表騎手(JRA選抜)」によるチーム対抗戦にもなっていて、昨年まで以上に盛り上がりそうな気がしています。

いつもどおり、好きな馬を応援するのもいいし、好きなジョッキーを応援するのもアリ。チームの一員になった気持ちで、スタンドで大きな声を張り上げるのも、この大会の面白さです。
もちろん、僕が目指すのは、2回目の優勝です。馬の力に加え、騎手の技術が問われる札幌の小回りコースで、まだ誰も成し得ていない、4戦4勝、パーフェクトで完全優勝を密かに狙って挑みたいと思います。

■武豊 プロフィール
1969年3月15日、京都生まれ。1987年の騎手デビュー以後、通算3500勝、日本人騎手初の海外GI制覇、年間200勝突破など数々の金字塔を打ち立て、現在も活躍中。

【武豊】世界のトップ騎手が集まる夢の祭典

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