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【武豊】刺激的だった2015WASJ

[週刊大衆09月21日号]

ボートレース戸田
https://www.boatrace-toda.jp/
GⅢ 戸田マスターズリーグ第10戦・週刊大衆杯

人生に役立つ勝負師の作法 武豊
刺激的だった2015WASJ


夏の札幌に舞台を移して行われた国際招待シリーズ「2015ワールドオールスタージョッキーズ」は、想像していた以上に、わくわくする大会になりました。

この時期、欧米の騎手は地元を留守にするのが難しいため、誰が参加するのか?
発表まで気になっていましたが、フタを開けると、豪華な名前がずらり。
海外から、最多勝記録のワールドレコードを更新中のラッセル・ベイズ騎手、トレヴと「凱旋門賞」を連覇中のティエリ・ジャルネ騎手、香港のジョアン・モレイラ騎手、女性で初めて年間100勝を挙げたヘイリー・ターナー騎手、日本でも馴染みの深いクレイグ・ウィリアムズ騎手。地方競馬代表として、北海道の岩橋勇二騎手と、金沢の藤田弘治騎手が参加。

これを迎え撃つJRA代表チームも、同期のエビショー(蛯名正義騎手)が落馬事故により欠場というアクシデントはありましたが(横山典弘騎手に変更)、戸崎圭太騎手、柴山雄一騎手、福永祐一騎手、岩田康誠騎手に、ミルコ・デムーロ騎手が加わり、レース前から体温が一度、上昇していたような気がします。

全4レースのポイントで争われたこの大会で優勝したのは、2、1、1、11着の計56ポイントを挙げた"マジックマン"の異名を持つ香港のモレイラ騎手。5、2、2、5着の計50ポイントだった僕は2位。ハナ差で負けた第3戦……あそこで勝っていたらと思わなくもありませんが(苦笑)、それ以上に、いい刺激をいただきました。

いつもなら、出走馬、ジョッキーの顔ぶれから、レース展開、道中の位置取り、スパートを掛けるタイミングなど、ある程度のことは予測できるのですが、これだけのメンバーが揃うと、予測不能です。

"こんなときは、こうしよう""あーなったら、こう対処しよう"と、いろんなファクターを頭に入れて想定を繰り返しますが、それでも、想定外の連続で、最後は瞬間の判断力に委ねるしかありません。




いよいよ秋競馬! キズナも復活です

でも、正直に言うと、こういうのは、嫌いじゃありません。というか、前にも後ろにも横にもアンテナを張り巡らし、いつでも、どんなことが起きても対処できるように感覚を研ぎ澄ましている感じに、むしろ喜びを感じてしまいます。

――また来年も参加したい。
この強い気持ちが、今年後半から来年に向けて、モチベーションのひとつになることは間違いありません。

そして、今週末からいよいよ秋競馬のスタートです。
開幕週は、阪神で騎乗。クラシック最後の一冠、「菊花賞」「秋華賞」を睨む三歳の牡馬、牝馬。重賞連覇中のベルカントと挑む10月4日の「スプリンターズS」から始まるGⅠも、楽しみな馬が揃いました。

10月18日に行われる「天皇賞・秋」では、自身の復活をかけ、あのキズナも帰ってきます。乗るレースは全部勝ちたい――心・技・体、すべてに充実している今秋は、だれよりも僕自身が一番、武豊に期待しています。

■武豊 プロフィール
1969年3月15日、京都生まれ。1987年の騎手デビュー以後、通算3500勝、日本人騎手初の海外GI制覇、年間200勝突破など数々の金字塔を打ち立て、現在も活躍中。

【武豊】刺激的だった2015WASJ

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