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パチンコの常識を疑え!? 「パチプロが一般客に負けてしまう時」

ボートレース戸田
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GⅢ 戸田マスターズリーグ第10戦・週刊大衆杯


現役パチプロ・アンドレ「パチンコ事情」最前線!!
第10回 意外な視点で丸儲け!? パチプロがプライドを捨てる時


「今日こそは3万発出してやる!」と意気込んでホールに到着すると定休日……。そんなことが日常茶飯事のポンコツパチプロ・アンドレです。

パチプロにとって、パチンコで勝つための究極テーマは、あくまで『より回る台で勝負する』この一点に尽きます。運気の流れを読むとか、ヒキを鍛えるなんて考えを持っているパチプロは存在しません。プロは常に「回る台! 回る台!」と呪文のように唱えている毎日なのです。もし回る台を見つけることができなければ、自分の首が回らなくなってしまいますからのう。

しかしそのためのアプローチはパチプロによって千差万別。店選びに機種選び、釘を見て吟味したり、データ表示機を活用したり。なかでも「ストローク合わせ」の技術は特に重要です。

ストロークとは、つまりパチンコ玉をどこに打ち出すか、ということ。ライバルプロがイマイチ回せなくて諦めた台で“秘密のストローク”を駆使してブン回り台に早変わり。そんな時は「どうだ!」と思わず心の中でつぶやいてしまいます。打つところを調整することで、台の回転数も変わってくるものなのです。

パチプロというのは、打っている時はもちろん、移動中でも家の中でも『回る台』のことばかり考えている人種ですが、時には意外な相手にそのプライドを打ち砕かれたりします。

わしの20数年のプロ歴の中で、同業のパチプロに敗北感を味わったことは一度もありません。そんなわしがズタズタにプライドを打ち砕かれた相手、その猛者とは何と……常連のおばあちゃん!! 

ある日、近場で狙いたい店がなく、少し遠出を決意。バラエティーコーナーに優秀台がポツポツ置かれている郊外店へ向かいました。このホールには、ハネモノの『デビルマン倶楽部』が置いてあるのですが、いつも同じおばあさんが打っていて、短時間で何箱も出して帰っていくのを何度も見ています。

常連客に迷惑を掛けたくないので、それまでわしはこの店で『デビルマン倶楽部』を打ったことはありませんでした。この日、初めて釘を見てみると平均レベルを少し上回る程度。「この釘で爆発的に出るなんて……」と不思議に思ったので1000円だけ試し打ちしてみると、やはり見立て通りの結果に……。すぐ打つのをヤメて別の候補機種に腰を据えました。

小一時間ほどしてわしは順調に3箱半の出玉。さっきの『デビルマン倶楽部』には知らぬ間に常連のおばあちゃんが座っていて、これがなんとすでに5箱オーバー!! 『デビルマン倶楽部』の攻め方には絶対の自信があったのですが……実力差は明白です。普段はプロとしてのプライドがあるので他人のストロークを見るのは禁じ手にしていますが、どうにも納得がいかないのでちょっとだけチラ見してみると……。
このおばあさんは、あり得ないほど「弱め打ち」をしていました。そこを狙っているというよりハンドルを握る力が弱すぎるのかも。定石を大きく外れた打ち方ですが、途切れることなく羽根が開いて、ドバドバ拾って当たりまくり。

プロとしては本当に情けないのですが、閉店間際にもう一度だけ座っておばあさんのマネをしたらこれが大爆発。わしがパチプロであるのは店にバレバレなのでもう止めていますが、素人に完敗したのは厳然たる事実です。

数年前にも似た出来事がありました。京楽の『冬のソナタ』を打っていたのですが、1000円で25回転も超えそうなほどの抜群な釘状況。ところがふと隣のおばあさんを見ると、わしよりも回転数の増え方が速い。

きっと打ちっ放しでムダ玉だらけなのかと思いきやそうでもない。投資スピードはわしと同じです。なぜ!? とストロークを見てビックリ。右打ちスレスレであさっての方向に強め打ち。このおばあさんは常連客ではなかったので、わしもシレッとマネしてみると1000円30回転以上に! これには驚きました。

この頃の京楽機種は『冬のソナタ』と同じような釘ゲージ(釘配列)の機種が多かったので、このあとも「右打ちスレスレ打法」を活用してかなり稼げました。あの時のおばあちゃんに再会したら金一封を贈らないと(笑)。

パチプロたるもの、打っている時でもそうでない時も勝つための努力を欠かしません。それだけに自分の技術や知識には絶対の自信を持っています。しかしそんなプロでも天狗になった鼻をヘシ折られることがあるんですのう。

むやみやたらとキョロキョロしたり、露骨な台の横取りなどはマナーとして自制すべきですが、勝つためのヒントはそこらじゅうに転がっています。ボーッとしてるフリして生き馬の目を抜く。パチプロ気分で目を光らせれば、きっと何かを見つけられるかもしれませんよ♪


■アンドレ プロフィール
1967年大阪府生まれ。パチンコメーカーや直営店が数多く存在する名古屋を拠点に『パチンコ攻略マガジン』の専属ライターとして活躍中。パチプロとしての長い経験や知識に加え、幅広い業界人とのパイプを生かした多角的な分析が得意。


パチンコの常識を疑え!? 「パチプロが一般客に負けてしまう時」

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