日刊大衆TOP コラム

パンチ佐藤 オコエ選手の存在が野球の世界観を変える

1isii1

パンチ佐藤の「野球が一番!」
最終回 オコエ選手の存在が野球の世界観を変える


オコエ瑠偉選手、彼はいいですね。走塁で震えた高校生を見たのは初めて。マスコミがベタ褒めするだけの魅力を持っている選手です。

何しろ、一塁手がボールを弾く間にセカンドを陥れる高校生など、今までいなかったと思いますよ。すごいです。

今年は陸上競技にも、サニブラウンというスーパー高校生が出現しましたが、日本もいよいよインターナショナルになってきたのかなと思いますね。

オコエ選手のような怪物がプロ野球に入ると、野球そのものが変わる気がします。捕手や内野手はこれまでのセオリーが全く通用しない。常に、緊張感を持ったディフェンスになると思います。

外野手もそう。「レフト前ヒットだ」と思ってゆっくり捕球していたらツーベースになる。外野手の頭上を襲った打球はランニングホームランを覚悟しなければならない。投手も含め、彼の「脚」を真剣に考え、全力プレーをしなくてはいけないでしょうね。

オコエ選手はメジャー志向があるものの、プロ入りを宣言。間もなく行われるドラフト会議で、間違いなく上位指名される選手ですね。

元プロ野球選手だった僕は、彼が12球団いずれかのユニフォームを着てプレーする姿が見たいと思います。が、その気持ちを抑えて、大学や社会人に進み、人間教育をきちんと積んでから、プロ野球やらメジャーやらに進めばいいと思う気持ちも、半分持ち合わせています。
彼の人生ですから、彼が最良の選択をすることがベストだとは思いますが、18~19歳の「青少年期」は悪い大人がもっとも接近する時期。社会の「悪」の部分を「善」と本人が勘違いしてからでは、せっかくの大器も未完で終わり兼ねない。

もっとも、所属球団が甘やかすケースがあるから厄介ですがね。ハタチ前後で1億円もらって高級車を乗り回し、贅沢な食事に舌鼓を打ってからでは遅すぎます。「盛者必衰」。落ち目がきた時では、取り返しのつかない事態になっていることもありますから。

さて、とりあえず、今回で本連載は一区切り。また次回、お会いできる日を心から楽しみにしております。

パ・リーグはソフトバンクのブッチギリでしたが、セ・リーグは最後の最期までもつれました。開幕時、僕が予想した展開になり、少しは読者の皆さんに貢献できたかな、と自画自賛です(笑)。

やっぱり「野球が一番!」。


パンチ佐藤(ぱんち・さとう)プロフィール

1964年12月3日生まれ
亜細亜大学から熊谷組を経て、オリックスにドラフト1位で入団。プロ野球時代、トレードマークのパンチパーマと独特な発言で人気者に。引退後はタレントとしても活躍し、2015年シーズンからBCリーグ『武蔵ヒートベアーズ』の宣伝本部長に就任した。

パンチ佐藤 オコエ選手の存在が野球の世界観を変える

この記事が気に入ったら
をしよう

いいね!

@taishujpさんをフォロー

大衆のオススメ


オススメタグ


人気記事ベスト10


日刊大衆公式チャンネル


Copyright(C) 日刊大衆 Futabasha Publishers Ltd. All rights Reserved.