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【武豊】シリウスSで重賞300勝を達成!

[週刊大衆10月26日号]

人生に役立つ勝負師の作法 武豊
シリウスSで重賞300勝を達成!


ベルカントで勝った「北九州記念」が、JRA重賞299勝目。最近は、「あと、ひとつですね」という言葉が挨拶代わりとなり、僕自身も、そろそろ……と思っていた記念の300勝を達成することができました。

パートナーのアウォーディーは、ベルカントと同じく、前田幸治オーナーの所有馬。このレースがダート転向2戦目でしたが、ほぼ完璧な内容で、301勝、302勝……に向けて、また、楽しみな馬がまた一頭増えました。

それにしても、よくこれだけ、いい馬に巡り逢えたものだと思います。
初めて勝たせてもらったのは、デビューした年、1987年10月11日に行われたGⅡ「京都大賞典」。パートナーは6番人気のトウカイローマンでした。重賞を勝つ馬というのは、どんな馬なんだろう? デビュー前から思い続けてきた答えを見つけた瞬間のうれしさは、今もよく覚えています。

はじめて1番人気に応えて勝利を挙げることができたのは、8個目の重賞、翌88年10月30日に行われたGⅡ「スワンS」です。主戦ジョッキーの南井克巳さんがタマモクロスで、「天皇賞・秋」に挑戦するため、巡り逢えることができたシンウインドは、この日の勝利で、ワールドスーパージョッキーシリーズへの切符も運んできてくれました。

初のGⅠ勝利、通算9個目の重賞勝利を運んできてくれたスーパークリーク。8つの重賞勝利を挙げたメジロマックイーン。競馬ブームの頂点を極めたオグリキャップ。清楚で、かわいくて、そのうえものすごく強い――もし人間の女の子だったら、絶対に惚れていただろうエアグルーヴ。欲しくて、欲しくてたまらなかった"ダービージョッキー"の称号をプレゼントしてくれたスペシャルウィークとも8度も重賞勝利の美酒を味わいました。
今後は最年長での重賞勝利が目標!?

まだまだ、こんなものじゃありません。ディープインパクト、キズナはもちろん、奇跡のようなたった一度の巡り逢いで重賞を制覇させてもらった馬まで、一頭一頭、一レース一レース、当時の馬場状態から、道中の位置取り、どうやって馬群を捌(さば)き、どんな脚色でゴールしたのか……ほぼ、頭のなかに入っています。

何度か、ケガでターフを離れたこともありましたが、ここまで長い間、騎手という仕事を続けてこられたのは、そして、こんなにもいい馬に巡り逢うことができたのは、両親のおかげであり、オーナー、調教師の先生はじめ、関係者のみなさん、「頑張れ、武豊!」と今も変わらず声援を送ってくれるファンのおかげです。

でも、これはひとつの区切りであって、先週も書いたように、武豊の競馬はまだまだ、現在進行形。今週は、トーセンビクトリーとともに挑むGⅠ「秋華賞」が待っています。

JRAの最年長重賞勝利記録は、岡部幸雄さんが持っている54歳1か月。まずはここを目標に、さらに、18年後の第100回ダービーでの勝利を目指して、また、明日からトレーニングに励みます。

■武豊 プロフィール
1969年3月15日、京都生まれ。1987年の騎手デビュー以後、通算3500勝、日本人騎手初の海外GI制覇、年間200勝突破など数々の金字塔を打ち立て、現在も活躍中。

【武豊】シリウスSで重賞300勝を達成!

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