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安倍首相が朴大統領に“完勝”「日韓首脳会談」に隠された真実

[週刊大衆11月23日号]

安倍首相が朴大統領に“完勝”「日韓首脳会談」に隠された真実

アレアレ、前は挨拶さえも無視してたのに、ニンマリ笑顔でお出迎え。これには笑止千万なワケがあった!
11月2日午前、ついに歴史が動いた。韓国を訪問していた安倍晋三首相は、朴槿恵(パククネ)大統領と青瓦台(大統領府)で面会。初の二者会談を開催し、100分ほど話し合ったのだ。
「会談は約3年半ぶりのことで、自民党政権に代わってからは初の日韓首脳会談になりましたね」
と言うのは、全国紙政治部デスク。2012年5月、野田佳彦首相と李明博(イミョンバク)大統領(ともに当時=以下同)が挙行して以降、両国トップの会談は途絶えていた。
確かに関係は最悪だった。
「2012年8月、李大統領が日本の領土である竹島(島根県)に上陸し、日本政府を挑発。続けて、歴代の韓国大統領の中でも、とりわけ反日色の強い朴氏が大統領に就任し、両者の亀裂は決定的になりました。韓国はロビー活動を世界中で展開。アメリカ各地に“慰安婦の碑”“慰安婦像”を建立するなど、歴史問題を蒸し返しました」(前同)
それが一転。いったい転機は何だったのか? ベテランの外務省担当記者がこう言う。
「今年8月に安倍首相が出した“戦後70年談話”が効いたんでしょう。タカ派の安倍首相は、過去の首相談話を大幅に見直すとみられていたが、蓋を開けてみれば、日韓の歴史問題について“痛切な反省”“おわび”という文言を盛り込んだ。加えて、間接的ながら、慰安婦問題にも言及したことで、韓国政府のメンツが立ったんです」
安倍首相が“親韓”に!? そのうえ、である。
日本政府は一貫して「慰安婦問題は1965年の日韓請求権協定で解決済み」という姿勢を崩さずにきたが、今回のトップ会談では、「慰安婦問題の早期妥結」という朴大統領の要求に対し、安倍首相は「できるだけ早期の妥結を目指す」と即応。
総理は柔軟な外交に転じたかと見えるが、真相は正反対。日本のほうが100枚上手で、日韓首脳会談は“安倍首相が朴大統領に完勝!”というのだ。
元時事通信社ソウル特派員で、ジャーナリストの室谷克実氏は、こう言い切る。
「安倍首相の“早期妥結”という発言は、いわばリップサービスです。現に、朴大統領が“こんなに近い国であっても、一部の国の間では深い理解が成り立っていない”と、日本を非難したのに対し、安倍首相は“特定の過去(慰安婦問題など)にばかり焦点を当てる姿勢は生産的ではない”とズバッと応酬。つまり、安倍首相自身が、“慰安婦問題は解決済み”と言っているわけです」
表面上は相手をヨイショするという基本的な“外交テク”を披露したまでに過ぎない、というのだ。前出の外務省担当記者がこう言う。
「安倍首相の“早期妥結”発言は、会談後の会見で、記者団に語ったに過ぎません。しかも“早期”という、時限のない曖昧な表現で、朴氏の要求する“年内”とは口にしていません」
事実、今回の会談の様子を窺うと、安倍首相は“剛腕”そのものである。
「朴氏の名誉をコラムで傷つけたとして産経新聞の前ソウル支局長が起訴され、裁判で揉めている問題について、“遺憾の意”をしっかり伝えたということです。さらに、福島第一原発事故を理由に、日本産の水産物を輸入規制している件は“科学的判断と言えない”と、規制撤廃を要請しました」(全国紙政治部記者)
低姿勢ながら、ガンガンとネジ込んでいく。
一方の朴大統領は、14年3月の日米韓首脳会談では、安倍首相が韓国語で、「アンニョンハシムニカ(こんにちは)」と挨拶した際にはツンとして無視を決め込んだが、今回は破顔の連発。一貫して“スマイル炸裂”だった。
「あれだけ反日デモが盛んだった韓国なのにもかかわらず、です。11月1日昼、安倍首相が宿泊先のホテルに到着した際、デモ隊の姿は一切なく、在韓日本大使館前のデモ参加者もたった数人。これは、韓国政府が徹底して反日デモを規制した結果で、こんな日本側に対する気遣いは、過去を思えば目を疑うものです」(全国紙外信部記者)
日本の有力者に“金くれ”懇願
何か弱みでも握られたのかとも思えるほど、平身低頭の朴氏。何を考えているのか?
前出の室谷氏が、ズバリ指摘する。
「経済問題です。韓国経済がいよいよヤバくなっていて、一刻も早く、日本の援助が欲しいんです。国内消費の低迷、ウォン高も加わり、韓国経済の体力は時間とともに蝕まれています。今年10月の輸出額も対前年同月比で16%も落ち込み、14年、製造業の売上高の伸び率は、建国以来、初のマイナスとなったんです」
中国への輸出が、輸出総額の約4分の1でダントツだったが、その中国経済が失速したのも影響大だろう。経済誌デスクが言う。
「一時は、家電製品の輸出で絶好調だった韓国経済ですが、もう限界です。理由は単純明快。ほとんどのモノは日本の技術のパクリで、価格競争で勝っていたから売れただけです。だが、他のアジア諸国からは、もっと安い製品が出てきています。基礎技術がない韓国経済は、新製品開発にシフトもできずに、沈むのみです」
確かに「サムスン」のヒュンダイスマートフォン、「現代」の自動車が代表的な輸出製品だったが、この売り上げも鈍化の一途だ。
「しかも、韓国製と言いながら、これら売れ筋製品の部品や素材は、日本製のものが非常に多く、依存度は実に7~8割。それなのに、反日を叫ぶので、日本企業の韓国進出もペースダウン。これでは、新たなパクリ製品の開発が厳しくなるばかり」(前同)
結果、借金の利子さえ払えない韓国企業が全体の3割に達しているというが、国内資本は当てにできない。韓国の銀行がメガバンク化に失敗したのは知られた話だが、国内企業が海外で事業展開する際、資金面でバックアップしてきたのは、なんと、我が国ニッポンのメガバンクだという。いわば、厚遇してきたのだ。
「民主党政権時代は、何かと“共同開発”“経済協力”という名目の下、対韓国の予算を確保していました。しかし12年末、自民党政権になって以降、政府ベースの援助も打ち止めされているんです。それを引き出すべく、朴大統領は、今年2月に二階俊博自民党総務会長と、5月に経団連会長と、会談を持っています。打開策が見えなければ、みずからの政権基盤も危うくなる一方ですから」(前出の室谷氏)
パクリと安売り国家の“末路”
そして、ここにきて、韓国が、環太平洋パートナーシップ(TPP)参加に意欲を見せだしたのも結局、金だ。全国紙経済部記者がこう言う。
「大きなところでは自動車です。自動車の対米輸出で、韓国は日本と競り合ってます。しかし、日米間の関税が、TPP実施で撤廃されれば、韓国は価格面で不利になる。ただでさえ、『現代』の凋落が著しく、なんとかしないとまずいんです」
技術のパクリと、車の安売りでメシを喰ってきた国家の末路がコレだ。政治評論家の浅川博忠氏は、
「韓国側が軟化し、今回の日韓首脳会談が実現した大きな要因として、韓国経済問題が大きな比重を占めていたのは確かでしょう。アメリカのオバマ政権にしてみれば、中国を念頭に、アジア太平洋地域の安定のため、韓国に、日本との関係改善を働きかけていたのは間違いないでしょう」
金、金、金である。あまりにも身勝手な韓国政府の論理。しかし、
「安倍首相が今後、“アジア女性基金”というような形で、お金を出す可能性はあると思います」(前出の浅川氏)
これは我が国もアメリカと同様、アジア太平洋地域の安定、ひいては平和のため。世界を想う気持ちでも、ずっと“大人”で、日本の圧勝!

安倍首相が朴大統領に“完勝”「日韓首脳会談」に隠された真実

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