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失明の危機もわかる!! 本当に怖い「眼の病気」10の兆候

[週刊大衆11月23日号]

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失明の危機もわかる!! 本当に怖い「眼の病気」10の兆候

パソコン、ケータイの画面を見つめ、毎日の就寝時間も不規則になりがち。その負担が最悪の形で表れると……?
年末に向け、仕事も遊びも大詰めの季節がやってきた。忘年会などで暴飲暴食して、寒いからと運動はしない。仕事ではパソコン画面を見続け、自宅でも夜更かししてテレビを見ながら夜食、寝酒の毎日――。
しかし、そんな生活を重ねると、いつかツケを払うことになる。
「最近、急に老眼が進んだ」「眼がかすむ」――こうボヤいている御仁は要注意。単なる疲れ目や年齢からくる老眼……と思ったら、失明する危険もある、重篤な眼の病気の兆候かもしれないのだ!
白内障、緑内障、加齢黄斑変性症、糖尿病網膜症、また、動脈硬化や高血圧による眼底出血などは50代から特に注意したい。『緑内障黄斑変性症糖尿病網膜症を自分で治す方法』(現代書林)をはじめ、関連著書の多い山口康三・回生眼科院長は、これらを「眼の生活習慣病」と位置づけている。
「眼に病気が起きたら、それは全身の病気だということです。近年、生活習慣の乱れから、こうした眼の生活習慣病が増えています」
次のような小さな異変に気づいたら、こうした眼の病気の可能性を疑おう。
(1)眼鏡の度が合わない
(2)眼がかすむ
(3)やたらにまぶしく感じる
(4)薄暗いところで、ものが見えにくくなった
これらは40代後半から始まることが多い白内障の症状だ。眼の中のレンズに当たる水晶体が白く濁る病気で、進行すると視野がかすんで見える。
「病気のタイプによっては、水晶体が厚くなって近視が強くなり、近くのものが見えやすくなるので“老眼が治ってきた”と勘違いすることもある。要注意です」(医療ジャーナリスト)
白内障は紫外線を大量に浴び、体内に活性酸素が発生することが原因とされている。タバコもNGだ。
「海外の例ですが、喫煙習慣のある人は、吸わない人に比べて2.5倍も白内障になりやすく、しかも若いうちに発症するというデータもある。喫煙すると活性酸素が大量に発生し、体内のビタミンCを著しく消費するんです」(前同)
この白内障を発症すると、黄斑変性症になるリスクが高くなるのだ。
(5)ものがゆがんで見える
(6)視界の中心部が暗い、あるいは、そこだけぼやける
(7)視野が狭くなったような気がする
(8)本や新聞の文章の一部だけが見えにくい
(9)左右の視力の差が大きくなったような気がする
こうした兆候は、加齢黄斑変性症の可能性が考えられる。カメラのフィルムに相当するのが網膜だが、その中心部にある黄斑部が、なんらかの原因で変質して障害が起きる病気だ。
50代から始まることが多く、男性に多いこの黄斑変性症だが、加齢や紫外線、喫煙、食の欧米化などが誘因として挙げられる。
「緑内障や糖尿病網膜症などと比較して、失明する割合が高いのが、この黄斑変性症です。多くは片方の眼から始まり、そのうちの2割強の患者さんが4年以内に、もう片方の眼も、この病気に冒されます。また、喫煙者がこの病気にかかる危険度は、非喫煙者の3~5倍になっています」(眼科医師)
この黄斑変性症と同じく、失明につながる怖い病気が緑内障だ。眼球の内側から外側にかかる圧力=眼圧が、なんらかの原因で上がり、視神経が障害を受けて視野が欠けてくる。しかし、眼圧が正常範囲内でも視神経の障害が進む緑内障も多いので、注意が必要だ。
「日本では40歳以上の20人に1人が緑内障にかかり、60歳以上になると、さらに有病率が上がる。緑内障は、日本人の中途失明の原因の1位になっています」(前出の医療ジャーナリスト)
この緑内障、10年以上も自覚症状がないまま進行したあげく、視力低下に気づくのは大抵の場合、末期になってからだというから恐ろしい……。
網膜の毛細血管が詰まって…
眼とは関係ないようで、実は最も怖いのが、以下の兆候だ。
(10)血糖値が高い状態が続く
糖尿病は末梢神経障害や腎不全を招くとともに、眼の血管にダメージが及んで糖尿病網膜症を発症させるのだ。
「糖尿病は、血糖値が高い状態が続くことによって全身の血管がやられる“血管病”で、細い血管から先に症状が現れます。網膜の毛細血管が傷んでくると、眼に酸素と栄養を供給できなくなり、出血や血管の詰まりを繰り返し、ついには失明することも。糖尿病の増加は日本だけでなく、世界的な大問題です」(内科医師)
国際糖尿病連合が、世界の糖尿有病者数の推移と今後の予測を発表しているが、我が日本の場合では、2012年に711万人だった患者数が、2030年には1015万人にまで増えるという。
しかも、これは糖尿病と診断された人数であり、日本に約1400万人いるとされる糖尿病の前段階、いわゆる「糖尿病予備軍」は含まれていないというから恐ろしい……。これらの病気の治療や予防はできるのだろうか?
「慢性緑内障で眼圧が高い状態が続くときには、点眼薬や内服薬、ときには注射などで眼圧を下げますが、効果がないこともある。黄斑変性症や糖尿病網膜症で網膜の異常が進んだ場合、レーザー治療で出血を抑えることはできますが、視力が改善されるわけではないんです」(前出の眼科医師)
さらに、白内障の手術は広く普及してきているが、水晶体を取り除くことによって網膜が急激に老化し、黄斑変性症を発症する危険度が高まるという。
超シンプルな「3つの改善策」
知れば知るほど恐ろしくなってくるが、前出の山口院長は「これらの眼の生活習慣病は、自分で治せる」と話す。山口院長が患者に指導して効果を上げている生活改善策は、いたってシンプル。
●よく寝る
●少食にして水分を摂る
●よく歩く
この3つを地道に継続するだけで、重度の黄斑変性症の患者の眼の黄斑部の出血が、すっかり消失した例も少なくないという。
まず基本は、しっかり寝ることから。1日6~7時間の睡眠は確保したい。
「現代人は、とにかく食べ過ぎの寝不足。睡眠が足りないと、健康維持に欠かせないレプチンというホルモンが激減し、男性の場合はグレリンが分泌されて食欲が亢進(こうしん)する。寝ないと太るんですよ」(山口院長)
空腹で眠れないなら、スープ程度をとって、とにかく寝る。やむなく遅い時間に夕食を食べたら、朝食を抜いてもよいという。
「悪循環は、まず肥満から始まります。食の欧米化が眼の生活習慣病を増やしていることは明らかです。健康的な食事の基本は和食です。和食が文化遺産に認定されたなんて、喜んでいる場合じゃない。絶滅の危機に瀕しているということでしょう」(前同)
適量の和食を食べることと、間食と夜遅い食事をやめることを心がける。山口院長によれば、「腹八分目」を守るだけで眼の血流が改善するのだという。そして、水分を十分に摂ることも重要。食事の前後は避け、特に午前中によく水を飲むようにしたい。
「コーヒーや紅茶、緑茶、ウーロン茶などは水分にカウントしません。カフェインを含むため、大量に飲むと利尿作用が強く、血液がドロドロになるので眼にはよくないんです」(前同)
眼は水分の多い器官だけに、非常にむくみやすい。よく歩くことで水分の代謝がよくなり、眼底がきれいになる。山口院長が示す目標値は「1日1万3000歩」だ。
一度に歩こうとすると挫折するので、通勤や休憩時間などを利用し、何回かに分けて歩こう。下記のチェックリストで、自分の眼の危険度を確認してほしい。

チェック


〈眼の健康状態〉〈全身の健康状態〉の項目に、1個でもチェックがついた場合は要注意。早めに医療機関で受診したい。
〈食習慣〉〈ライフスタイル〉は、半数以上にチェックがついたら要注意だ。
50歳を過ぎてから日々の習慣を変えるのは難しいが、それだけで恐ろしい眼の病気が予防できるなら、こんな安上がりなことはない。この機会に、大切な眼の健康状態に目を向けてはどうだろうか。

失明の危機もわかる!! 本当に怖い「眼の病気」10の兆候

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