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意外な“アレ”が重大結果に! 誰でもわかる「がんの原因」総まとめ

[週刊大衆11月30日号]

意外な“アレ”が重大結果に! 誰でもわかる「がんの原因」総まとめ

もはや、誰がいつ発病してもおかしくない死の病。それを招き寄せるキッカケを知っておけば、未来もきっと安心!
10月末、世界保健機関(WHO)の外部組織である国際がん研究機関(IARC)が発表した「the 116 things that cause CANCER」(がんの原因となる116の項目)」が波紋を呼んでいる。
「その中に、<ハムやソーセージなど加工肉を1日50グラム以上食べると、直腸がんなどにかかるリスクが高まる>とあったんです。大手食品メーカーである丸大食品は今月10日、“発表直後の数日間に、ウィンナーの店舗販売の数字が通常より2割ほど落ちた”と明らかにしたほどです」(経済誌記者)
2~3本のソーセージや3~4枚のハムで、がんのリスクが増すことを国際機関が発表したとあっては、このような日本人の反応も当然かもしれない。「1981年以来、日本人の死因トップは、ずっと“がん”。その割合は増え続け、今や2人に1人ががんになり、3人に1人ががんで亡くなるほどです」(全国紙社会部記者)
“がん大国”日本に生きる我々にとって、「がんの原因」は非常に関心が高いことなのだ。そこで本誌は、今回発表された116項目の中から、我々日本人の日常生活にも関係する可能性のある「がんの原因」を分かりやすく20個厳選。合わせて、対策方法も専門家に聞いてみた。
まずは、今回話題となっている加工肉について。近年、日本人の大腸がんが増えているのも、食事の欧米化、つまり肉食が多くなったためとみられている。とはいえ、50グラムというのは極端過ぎるのでは……。
「専門家が世界中の発がんに関する論文を分析した結果で、IARCの発表には高い信頼性があります。また、基礎研究の論文は、すでに数十年も前から出されていたものです」こう解説するのは、医療統計学の第一人者で、がん予防にも詳しい新潟大学名誉教授の岡田正彦氏(医学博士)だ。
「肉全般ではなく加工肉が指摘されているのは、加工段階で高温処理される際、肉の成分が発がん物質に変わるためです。加工肉はほどほどにし、生肉を買って家庭で料理するのがいいでしょう。その際、黒焦げになるほど焼いたり、長時間加熱したりしないことです」(岡田氏)
すき焼き、しゃぶしゃぶなどの調理法では、温度が基本的に100℃を超えないからOK。対して、から揚げなどは油の沸点が高いから要注意とのことだ。喫煙と受動喫煙に関しては取り上げるまでもないかもしれないが、「肺がんの原因の80%はたばこ。また、両親のいずれかがたばこを吸う家庭で25年以上過ごした子どもは、成人してから肺がんになる確率が2倍になります」(前同)
また、無煙たばこに関しては、厚生労働省も「口腔がんなどの原因となる」と公式ホームページ等で言及している。今回の116項目には含まれていないが、たばこの代用品として人気のある電子たばこについて、医療ジャーナリストの牧潤二氏が警鐘を鳴らす。「電子たばこは強い発がん成分であるニコチンが入っていないということがアピールされていましたが、実際はニコチンが入っており、中でも中国製には多量に入っていることが最近、明らかになっています」
日焼けサロンのベッドは論外
たばこと並ぶ嗜好品であるアルコール飲料も、高い発がん性リスクがあるのは言うまでもないが、牧氏は、「データ上は、まったく飲まないよりは、ほどほどに飲んだほうが長寿なんです。その適量はエタノール換算で12グラム。ビールなら350ミリリットル缶1本です」と言う。同じ飲み物でいえば、飲料水に含まれるヒ素もがんの原因になる。牧氏が続ける。
「日本でも、田舎に行けば、今でも井戸水が使われていることは多い。そこの土壌にヒ素が多いこともありえます。ミネラルウォーターも自然水を汲んでいるので、それなりのヒ素が入っている可能性がないとは言えません」
やはり、水道水が一番安くて安心なのかもしれない。ちなみに、ヒ素に関してだが、岡田氏によれば、「なぜか、日本近海で取れたひじきにはヒ素が多く、イギリスは輸入禁止にしているんです。食べる場合、30分以上、水戻しを」とのことだ。がんの原因となるものは、口から体内に入るだけではない。たとえば、紫外線。日本人などの黄色人種は、色素が濃い=皮膚が強い分、皮膚がんになりにくいと思われているが、「海水浴などで、わざわざ焼くのは避けた方がいいでしょう。特に子どもの頃に過度に日焼けすると、年を取ってから皮膚がんになりやすいというデータもあります。紫外線を発する日焼けサロンのベッドは論外です」(岡田氏)
X線検査やCTスキャンなどで浴びるX線とガンマ線も注意が必要だ。米イリノイ工科大学で助教授として、がんの遺伝子研究をしていたこともある生田哲氏(薬学博士)は、こう警告する。
「そもそも、早期発見・早期治療がどれだけ効果があるか疑問ですから、これらの検診はお勧めできません。特に、CTスキャンで浴びる線量は多く、がんを早期発見するためのはずが、逆に、がんを誘発する状況を生んでしまいます」
今、まさに呼吸をしている目の前の大気にも原因がある。2003年以降、東京都がディーゼル車規制を行い、ディーゼルの排気は少なくなったが、岡田氏によれば、「米国の環境基準を我が国に当てはめると、基準ギリギリになってしまう場所は少なくありません。また、ディーゼル車に限らず、車の出す排気ガス、工場から排出される煙など屋外の大気汚染が問題で、空中に浮遊するすべての微粒子が肺がんなどのリスクを高めるんです」
したがって、交通量が多い工場地帯の近くなどにいるときは、窓は開け放たないほうがいい。同じ考え方から、微小な物質が出る可能性のある、ブーツと靴の製造や修理、煙突の掃除、家具の製作なども要注意とのことだ。
「日曜大工で出るウッドダスト、掃除で巻き起こるほこり、ヘアスプレーや防水スプレーなどの各種スプレーなども要注意。こういった場合はマスクをしたほうがいいでしょう」(岡田氏)
日曜大工といえば、染料や瞬間接着剤などに含まれるオイソルイジンも危険だ。焼却施設の近所に住んでいなくとも、ダイオキシンと無関係ではない。
「すべての煙にはダイオキシンなどの発がん性物質が含まれています。たき火、野焼き、お線香の煙なども吸い込まないように注意しましょう」(前同)
抗がん剤ががんを誘発する!?
何やら普通に暮らすのも大変になってきそうだが、それ以上に大変なのが、世界的に使用されているシクロホスファミド(商品名「エンドキサン」)やメルファラン(同「アルケラン」)、タモキシフェン(同「ノルバデックス」「タスオミン」)といった抗がん剤が、がんの原因に挙げられていることだ。つまり、がんの原因になる薬を、がん患者に使うという衝撃的な“逆説”が生まれているのだ。ところが、生田氏によれば驚くに値しないと言う。
「抗がん剤は、細胞のDNAにダメージを与えて殺します。ダメージによって突然変異が起きるので、細胞ががん化します。抗がん剤に発がん性があるのは当たり前のこと。私たち専門家の間では、80年代には分かっていました。同じく、細胞に突然変異を起こす放射線やX線にも、発がん性があるわけです」
つまり、抗がん剤によって他のがんを誘発、また、治療中のがんが逆に増殖するリスクもあるという。「メルファランは白血病のリスクが100倍というデータもあります。また、タモキシフェンは、毒ガス化学兵器のマスタードガスと同様の作用を体に及ぼします」(製薬業界に詳しい関係者)
牧氏は、この抗がん剤という“劇薬”が、近年、在宅医療の広まりで一般家庭でも使用され出したことについて懸念を示す。「たとえば、訪問看護している方や親族が家で患者に抗がん剤の点滴をしてあげている際、点滴の管から漏れた抗がん剤が手についたとします。そして、その手を洗った“汚染水”が環境を汚染し、健康な人のがんリスクが高まる懸念もあるんです」
そんな微量で……と思われるかもしれないが、牧氏によれば、この懸念は、すでに国立がん研究センターの専門家も指摘していると言う。「大変かもしれませんが、こうした“がんの原因”に注意した日常生活を送れば、約80%は予防できます」(岡田氏)
できる範囲内で注意をし、がんの予防に努めよう!

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