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早くも明暗クッキリ?金本阪神VS由伸巨人、番記者が語る「天国と地獄」

[週刊大衆12月28日号]

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早くも明暗クッキリ?金本阪神VS由伸巨人、番記者が語る「天国と地獄」

 球史に名を残す好打者2人がチームを率いて激突。冬の話題を独占するはずが、雲行きが怪しくなってきて……?

「個性を尊重し、若い選手の話を聞いて……なんてやっていると失敗します」 12月6日、『東京6大学野球連盟結成90周年記念祝賀会』で“公開ダメ出し”を食らったのは、来季から巨人軍の指揮を執る高橋由伸監督(40)だった。

「壇上のトークショーで、高橋監督が“意思疎通をしながら個性を出していくのが今の選手に合っているのかな”と語ったところ、隣の星野仙一楽天副会長が即座に否定。会場はウケていましたが、由伸さんは穏やかじゃないでしょう。大勢の前でのことですから……」(スポーツ紙記者)

 このように、由伸監督には鬼の顔を見せた星野副会長だが、11月29日には、「大丈夫。長くやって、いろんな監督、コーチを見ている。現役の頃から“いずれは監督をやる”と思って見ていたはずやから」とコメント。こちらは、阪神OB懇親会で金本知憲新監督(47)に向けられた言葉だった。阪神監督時代、FAの金本を「オレと一緒にやる運命なんや」と阪神入りさせた“恩人”の太鼓判は、新監督には大いに励みになったことだろう。「星野さんだけじゃない。我々の間では、金本監督の評価はうなぎ上りです。華があり、コメント力も抜群ですからね」(在阪のスポーツ紙記者)

 一方、由伸監督の記者からの評判は、いまひとつ。「いかにも由伸さんらしいんですが、もう少しコメントやパフォーマンスを意識してほしい。まあ、でも、たぶん無理ですよね……」(前出のスポーツ紙記者) 由伸監督は真面目な人柄ゆえか、非常に優等生的な発言が多いことで知られる。10月26日の監督就任会見と、11月23日のファン感謝デーでは「覚悟を持って、まい進」と、同じフレーズを使い回すまさかの事態に。「覚悟してないで引き受けちゃったから“覚悟”“覚悟”って、言い聞かせてるんじゃないの」(スポーツ紙デスク)と言われる始末だ。

 秋季キャンプ終了時に、“キャンプのMVPは?”と訊かれて、「みんな、それぞれ高い意識でやっていた。誰が、というのはないです」と回答。記者たちのズッコケる姿が目に浮かぶ。金本監督が就任会見で、「江越、横田、陽川。振れる選手に期待したい」と具体的に若手の名前を出したのとは、極めて対照的と言えるだろう。

「記者にとって、見出しになる監督や選手のコメントが取れれば天国、取れなければ地獄です」と、取材歴30年以上のベテラン記者は語るが、巨人、阪神の明暗はすでに分かれているようだ。「報道を見ていても、印象として巨人には阪神の半分程度の話題しかない。補強にしても藤川が復帰した阪神に対して、巨人はFAでの脇谷亮太の獲得くらいですからね」(民放記者)

 コーチ陣に関しても、阪神は掛布雅之2軍監督が大きな話題となり、矢野燿大、片岡篤史、平野恵一の各氏と“金本一家”と呼ぶべきフレッシュな顔ぶれが集結することになった。「阪神は金本監督と掛布2軍監督の人気が爆発。2人のグッズが飛ぶように売れています」(代理店関係者)

 スポーツライターの江尻良文氏は「金本監督就任は阪神久々のヒットであり、球団は金本に本気でチームを変えてほしいと思っている」と語り、こう続ける。「フロントの顔色ばかり伺っていた古参を辞めさせ、自分がやりやすい若手でコーチ陣を固めた。掛布2軍監督就任もフロント主導ではなく、その指導手腕を高く買った金本監督の希望で実現したものです」 このように、選手の意識改革を含め、金本監督は本気で16年シーズンのスローガン『超改革』を、存分に行おうとしているのだ。

 その阪神に対して、由伸巨人のコーチ陣には井端弘和、二岡智宏、村田善則の各氏が入閣した程度。「由伸は、監督要請があるまで、親友の井端と来年1月の自主トレをどうするか相談し、岡本を連れていくことも決めていた。それだけ要請が土壇場だったので、井端にコーチになってもらうのが精いっぱいだったんだ」(球団関係者) 前任の原政権から、村田真一、斎藤雅樹、秦真司の各氏といったスタッフが残留するなど、由伸監督が思うようなチーム運営ができるかも懸念される。

 すでに差がつきつつある巨人・阪神の“伝統の一戦”だが、その違いは秋季キャンプでも見られた。11月10日、由伸監督は内海哲也らを相手に初ノックを披露。新監督がバットを握る盛り上がる場面だったが、練習後、「人手が足りないから、やらざるをえなかった」と、あまりに素っ気ないひと言。番記者たちの胸中やいかに……。

 一方の阪神。11月23日、2500人が集まったキャンプ地の安芸市市営球場に、こんな声が響き渡った。「おはようございます。新監督に就任しました金本知憲です。明日、紅白戦を予定していましたが、たくさんお客さんが来られているので、今日やります」 同日が祝日で、多くのファンが集まったのを見て「実戦が見たいかなと思った」と紅白戦を前倒し。自らがアナウンスし、喝采を浴びたのである。

「カネモッちゃんは監督になってから、ようしゃべるようになった。人当たりもようなったしな」と、金本監督をよく知る野球関係者が語るように、現役時代とは違った一面を発揮している“アニキ”。「選手のときは下手な質問をしようものなら、“もっと勉強してこいや”と言わんばかりに睨まれましたが、今は何でも答えてくれる」と、阪神担当記者が語るように、そのコメントは自由自在だ。

 エース・藤浪晋太郎について「スーパーエースになってほしい。野手でいえば、3割30本ではなく、3割5分、50本ぐらいの打者になってほしい」と独特の言い回しで期待を述べたかと思えば、警戒するチームを問われ、「優勝したヤクルト。まずドラフトでヤクルトをやっつけたのでね」と、明大・髙山俊の1位指名のクジ引きをめぐる前代未聞のハプニングを蒸し返す。さらに「若い選手は契約金で派手な車に乗るけど身の丈に合ってない。(自分は)初めて3割打つまで国産車に乗ってました」と、引き締めることも忘れない。

 サンケイスポーツは11月9日、練習前に報道陣と林道を散歩する由伸監督の写真に<金本監督に負けじと、ユニークなネタの提供をお願いします!!>とのキャプションをつけた。これはまさに、番記者の魂の叫びと呼ぶべきではないだろうか……。

 前出の江尻氏が言う。「現役時代の長嶋さんは、プロは書かれてナンボ、というスタンスで、記事になるリップサービスをいろいろしてくれた。金本監督も同じようなタイプだと思います」 さらに続けて、「でも、それもキャラクターですよ。巨人の藤田元司監督は“勝てばいいんだ”と、マスコミにサービスはまったくしなかった。それでも徹底的に選手を守ったから信頼は厚く、藤田監督の悪口を言う選手はいなかったし、結果を出した。金本監督は“長嶋型”、高橋監督は“藤田型”かもしれませんね」

 球界を代表する名門チームを率いることになった両者だが、お互いに対する評価はどうなのか。11月8日のCS日テレジータスの番組で、由伸監督は金本監督へのライバル意識をむき出しにした。「(金本監督から)雰囲気を学ばないといけない。グラウンドで戦ってきた相手と戦う。まだ想像はつかないけれど、負けないようにしたい」

 一方の金本監督も10月30日、テレビ大阪の番組で由伸監督を意識するのかと問われ、「多少、しますね。新人監督同士ですし、まあジャイアンツですし」「見ての通りの男前で、さわやか。僕とは対極にいる感じの好青年です」と、静かに闘志を見せている。奇しくも同じ4月3日に生まれ、同じ右投げ左打ちの外野手として、しのぎを削った両者が、再び新監督同士として相まみえる。運命の2016年シーズンは、すでに始まっている。

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