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「真田丸」はどうなる? NHK大河ドラマの受ける要素を視聴率ランキングで検証!

「真田丸」はどうなる? NHK大河ドラマの受ける要素を視聴率ランキングで検証!

 ここ数年、視聴率不振が取り沙汰されるNHKの大河ドラマ。2015年度の『花燃ゆ』にいたっては、視聴率11~12%の低空飛行で、2012年の『平清盛』にならぶ惨憺たる結果となった。主人公、吉田松陰の妹・文の記録がほとんど残っていないこと、途中からほぼフィクションの大奥編に「改悪」されたことなどで、歴史好きの視聴者が続々脱落してしまったことが敗因ではないかといわれている。かつてNHKの看板番組といえば大河ドラマで、日曜夜8時は家族揃ってテレビを囲む家庭も多かったはず。ここでは大河ドラマの平均視聴率ベスト10を見ながら、古き良き時代を懐かしんでみたい。

1位:『独眼竜正宗』(1987年)39.7%・主演:渡辺謙(56)……知恵と才覚によって仙台藩62万石の礎を築いた奥州の戦国武将・伊達政宗の生涯を描いた大ヒット大河。NHKの行ったアンケート調査でもっとも好きな大河ドラマに輝いた。渡辺謙の出世作。

2位:『武田信玄』(1988年)39.2%・主演:中井貴一(54)……四方を山に囲まれた甲斐国で、知謀策謀の限りをつくし領土を広げた武田信玄。その人気武将の生涯を描いた戦国絵巻だ。主演の中井貴一は本作が大河ドラマ初出演だった。

3位:『春日局』(1989年)33.1%・主演:大原麗子(62没)……明智家臣の娘という立場で戦国の乱世を生き抜き、その器量を家康に見込まれて大奥の取り仕切り役になった春日局。のちに三代将軍徳川家光の乳母にもなった彼女の平和な世を希求した姿をドラマ化。

4位:『赤穂浪士』(1964年)31.9%・主演:長谷川一夫(76没)……赤穂四十七士たちの討入りを決意するまでの苦悩や葛藤、彼らの関わる人々の思惑などを描いた。討入りの回は大河史上最高視聴率の53%を記録。

5位:『おんな太閤記』(1981年)31.8%・主演:佐久間良子(76)……秀吉の正室・北政所「ねね」の視点で戦国時代から江戸時代初期(大坂の役)までを放送。原作および脚本は橋田壽賀子(90)。豊臣秀吉は西田敏行(68)が演じた。

6位:『太閤記』(1965年)31.2%・主演:緒形拳(71没)……豊臣秀吉が天下統一から天下人としてその生涯を閉じるまでを描く。主演の秀吉役に緒形拳、信長役に高橋幸治(80)。どちらも無名の舞台俳優を抜擢し、話題になった。

6位:『徳川家康』(1983年)31.2%・主演:滝田栄(65)……山岡荘八の同名小説を原作にした王道作品。それまで老かいな謀略家のイメージが強かった家康を、泰平を求める求道者とした。家康の生母である於大の方に大竹しのぶ(58)を起用。

8位:『秀吉』(1996年)30.5%・主演:竹中直人(59)……『太閤記』以来、31年ぶり2作目の秀吉モノ。秀吉の人間味を重視してドラマ化した。秀吉役・竹中直人のキメ台詞「心配御無用!」はその年の流行語にも。

9位:『いのち』(1986年)29.3%・主演:三田佳子(74)……1984年度の『山河燃ゆ』から続いた近代三部作の一つ。農地改革とこれに伴う地主の没落、高度経済成長下の農村、集団就職、オイルショックなど戦後日本の激動が描かれた。歴史上の人物が登場しない異色作。

10位:『八代将軍吉宗』(1995年)26.4%・主演:西田敏行……「幕府中興の祖」と呼ばれた徳川吉宗の生涯。五代将軍・綱吉の元禄時代から吉宗の晩年までを扱った。脚本は『独眼竜正宗』を手がけたジェームス三木(80)。

 なんと言っても人気は戦国時代である。群雄割拠の国取り合戦は、物語としての力は絶大。魅力的な武将も多く、信長、秀吉、家康の三大武将はもはや鉄板だ。では、ワーストはどうだろうか。こちらはワースト5まで見てみよう。

ワースト5位:『軍師官兵衛』(2014年)15.8%・主演:岡田准一(35)……豊臣秀吉の軍師として戦国時代から江戸時代前期にかけて活躍した黒田官兵衛の人生。序盤はさわやか軍師だったが、本能寺の変からブラック軍師にキャラ変。終盤は策略家として狡猾かつ老かいな采配を振るった。

ワースト4位:『八重の桜』(2013年)14.6%・主演:綾瀬はるか(30)……江戸末期に会津に生まれた女性・新島八重の生涯。会津藩主の松平容保の葛藤や苦悩というサイドストーリーもフォーカスされた。綾野剛(33)、西島秀俊(44)、長谷川博己(38)など男優陣も充実。

ワースト3位:『龍馬がゆく』(1968年)14.5%・主演:北大路欣也(72)……司馬遼太郎原作の坂本龍馬の生涯を描いた作品。大河ドラマとしては最後のモノクロ作品である。当時、坂本龍馬はまだ無名の人物であったため、あまり注目されなかった。

ワースト2位:『花の乱』(1994年)14.1%・主演:三田佳子……室町時代中期、将軍・足利義政夫人で悪女とも評される日野富子の生涯と、応仁の乱前後の物語。時代背景が複雑ゆえに取っ付きにくく、低視聴率に終わった。

ワースト1位:『平清盛』(2012年)12.0%・主演:松山ケンイチ(30)……平清盛の生涯を中心に、壇ノ浦の戦いまでの平家一門の栄枯盛衰をドラマ化した。「役者が若過ぎる」「残酷なシーンが多くてドン引き」など不評な声が多くあがった。

 やはり馴染みの薄い時代だと、とたんに視聴者が離れていくようだ。2000年以降の傾向としては、『利家とまつ』(2002年/出演:松嶋菜々子・42)、『功名が辻』(2006年/出演:仲間由紀恵・36)、『篤姫』(2008年/主演:宮﨑あおい・30)といった女性がフィーチャーされた「女大河」が平均視聴率20%以上の安定した数字を持っている。とはいえ、『江~姫たちの戦国~』(2011年/主演:上野樹里・29)やワースト4位にランクインした前述の『八重の桜』など、女大河いえども大ハズレの場合もあるわけだが。

 来る2016年の大河は『真田丸』。堺雅人(42)演じる真田信繁(幸村)とその家族、真田の家臣、戦国武将たちを描く「戦国群像劇」だ。脚本は2004年の『新撰組!』以来、2度目の執筆となる三谷幸喜(54)。前回はややコメディー色が強く、一部からは不評だったが、今回は得意のホームドラマ路線で行くのではないかと思われる。信繁の父・昌幸に草刈正雄(63)、兄・信幸に大泉洋(42)、祖母のとりに草笛光子(82)と、三谷ならではのユニークな配役も見所だ。テレビドラマ初出演のミュージカル俳優・栗原英雄(50)や、声優の高木渉(49)などもメインキャラに配置し、異種格闘技的な現場の空気感も楽しめそう。三谷ワールドで繰り広げられる戦国時代、吉と出るか凶と出るか、とくと拝見だ。

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