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原巨人は高校野球!? “ご意見番”大物OBが辛口提言「球界ブッタ斬り」!

[週刊大衆2016年1月04・11日号]

原巨人は高校野球!? “ご意見番”大物OBが辛口提言「球界ブッタ斬り」!

 ソフトバンクが2年連続日本一を果たし、山田哲人(ヤ)、柳田悠岐(ソ)の2人がトリプルスリーを達成する大活躍があった一方、野球賭博問題が噴出した15年のプロ野球。黒江透修氏(77)、江本孟紀氏(68)、川藤幸三氏(66)の3人の熱き“御意見番”が現状に喝!!!

 15年シーズンは、セ・リーグが交流戦でパ・リーグに負けまくり、一時、セの全球団が借金状態に陥った。混セを制したのは、なんと前シーズン最下位のヤクルト。しかし、日本シリーズでは、そのヤクルトもソフトバンクの前に、あっさりと敗れ去ったのだった――。

 まず、江本氏が先陣を切ってくれた。「それぞれのチームが持っている戦力が年俸に見合う活躍をしていたら、こんな結果は出ないはずなんですよ。ひと言で言えば、どのチームも“主力不在”。特に巨人のバッターが酷い。打率.269の坂本勇人がチームトップの打率なんですから、話になりません。結局は、打つべき人が打たないから、こんな結果になる。パ・リーグ優勝のソフトバンクは選手が年俸通りの働きをしましたからね。パはセの選手とは“意識”が違う。たとえば、日ハムの大谷翔平の年俸が2億円に上がりましたが、彼は契約更改のとき、“それだけの価値がある人物なのか、自問自答しながら練習をしていけば、プラスになると思う”と言った。それが本当のプロの姿勢なんですよ。坂本が、あの成績で年俸アップなんて考えられないし、本人のためにもならない。こんな程度でいいのか、と勘違いしちゃいますよ」

 黒江氏も、15年の混セの最大要因が巨人の低迷であると分析するところは江本氏と同様だが、その原因の一つに原采配を上げる。「やっぱり、原監督はオーダーをいじりすぎ。長い間野球を見てきたけど、あれだけクリーンアップを動かす采配は見たことない。4番打者を7番に下げたら、プライドがズタズタになるのは当たり前。ああいうときは休ませるほうがいいのに、それが分かってない。バントを多用するのも問題だよ。シーズン終盤の重要な試合ならいざ知らず、序盤でバントばっかりやってちゃダメ。高校野球じゃないんだから。とにかく今シーズンほど、巨人の野球を見ていてイライラしたことはなかったね」

 終盤の失速で優勝を逃したのは阪神も同じ。OB会会長でもある川藤氏にぶつけると、「何をゴチャゴチャ、過ぎた話をしとるんや!」と、まずは本誌を一喝!!「シーズン終盤になると息切れする。これを変えんといかんことは確かや。でも、カネ(金本知憲新監督)もカケ(掛布雅之新二軍監督)も、そこを変えようと今、必死で頑張っとる。なのに、その足を引っ張るようなことばかり言うとったらあかんで」

 15年シーズン、東北楽天で騒動が勃発した。三木谷浩史オーナーが露骨な「現場介入」を繰り返したことに激怒した田代富雄コーチが、突如、辞表を叩きつけ、最終的には大久保博元監督の辞任にもつながった。

 川藤氏が持論を述べる。「昔、大映のオーナーだった永田雅一さんなんかは、現場に口を出しまくってたわな。自分の私財を投げ打ってオーナーになった人が、チームに介入したくなるのも無理はないと、わしゃ思う。ただ、野球の素人やということをわきまえんといかん。監督を任命したのは自分なんやから、その任命責任ちゅうのもあるわな。トップには“チームはこいつに任せる”という眼力が必要なんや。金は出すけど、口は出さん、その代わり選手、監督を信頼して、“よっしゃ、このオーナーを胴上げしてやろう”と思わせるのが、ええオーナーや。孫さんみたいにな」

 黒江氏は自らのコーチ時代の経験を語ってくれた。「かつて、ある球団では球団社長が選手と直接会食したり、メールや電話でやり取りしてたことがあるんだよ。契約更改が終わった選手に、球団社長が“年俸上げてもらったのか?”と聞き、選手が“こういう金額になりました”と言うと、“なんだ、俺んとこに直接来れば、もう少し上げてやったのに”なんて言う。当時コーチだった私は“監督やコーチの頭越しに選手と話すのはやめてくれ”と言ったら“俺はファンなんだよ”と悪びれない。こういうチームは強くならないよ」

 江本氏は、球団社長や代表が本社から天下って急に権力を持つ、これまでの球界の体質が「フロントの現場介入」を招くと分析する。「昨日までのサラリーマンやってた人が、急に新聞記者に囲まれて自分が偉くなったように勘違いしちゃうんだね。GMなんて言ってるけど、日本にほんとの意味でのGMなんか一人もいない。落合? あいつは、ただの(中日)OB。選手の年俸をカットするのはGMの仕事じゃない。むしろ、球団から金を引き出して強いチームを作り上げるのが本来の仕事なんだよ」

 15年10月、球界を震撼させる大事件が勃発した。読売巨人軍に所属する福田聡志、笠原将生、松本竜也の3選手が関わり、解雇処分になった野球賭博問題だ。

 黒江氏は言う。「こんな事件が起きるなんて、OBとして情けないよ……。3人の中では、笠原が中心で、他の2人が巻き込まれた形なんだけど。私は、笠原ってやつは“怪しい”って思ってたんだ。あいつは、私と球場ですれ違っても挨拶一つしなかった。球場の観客席でないところにいるのは、マスコミを含めてみんな関係者なんだから、挨拶しなきゃいけないっていうのは常識だと思うんだ。少なくとも、私らはそういうふうに教育されてきた。そういうタガが緩んできたんだと思うな」

 一方、江本氏は、今回の事件を処理するにあたって、3選手の首を切って「事足れり」とする巨人の対応に疑問の声を上げる。「臭いものに蓋をして、切り捨てるというやり方では本当の解決にはならない。病巣を徹底的に取り除かないと、また同じことの繰り返しになる。3選手の人生は、これからまだまだ続いていく。彼らに、“本気でやり直そう”という気持ちがあるなら、私が関わっている高知ファイティングドッグズで徹底的に鍛え直してもいいですよ」

 川藤氏は、「(やったやつは)もう、アホとしか言えん」と嘆き、ギャンブルに手を出す選手の自覚のなさに厳しく警鐘を鳴らした。「確かに昔は“飲む、打つ、買う”はスターの特権、みたいな考え方があった。社会的な常識とはかけ離れた常識がまかり通っていた時代はあった。でも、そういうのは、あの黒い霧事件以来、様変わりした。遠征のときにジャケット着用が常識になったのも、あの時からや。わしなんか、それまでは、甲子園にも、夏場はアロハと雪駄履きで行って、“お前、こらぁぁ!! 球場、なんやと思ってんねん。会社行くのに、そんな格好せえへんやろ!”って、えらい怒られたけどな(笑)。まあ、それはともかく、ああいうものに手を出す連中は、自分の現状に不平不満を持ち、それを博打でごまかそうとするわけや。せやけど、あんなんで儲けても自分の家族が喜ぶか? 野球選手やったら、ちゃんと練習して野球で稼がんかい! 人生の本当の喜びは何や、ということを考えてほしいな」――球界を思うがゆえの3人のアツい喝と辛口提言は止まらない――。

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