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【武豊】エイシンヒカリで嬉しい海外GⅠ勝利

[週刊大衆01月04・11日号]

「今週は頑張ります」「今度こそ……の気持ちです」「最高の騎乗をお見せしたいと思います」……意気込みとは裏腹に、なかなかいい結果を報告できませんでしたが(苦笑)、今週は胸を張ってお伝えします。

 4つのGⅠを目指して、世界の強豪が集う国際レース「香港国際競走」に出走したエイシンヒカリが、メインレース「香港カップ」(芝2000メートル)で、圧巻の逃げ切りV! GⅠホースの仲間入りを果たしてくれました。

父 ディープインパクト
母 キャタリナ

 強さと速さを兼ね備えた彼は、一方で、折り合いをつけるのが難しく、デビュー5戦目のレースでは、最後の直線で、大きく外によれ、あわや外ラチにぶつかる……という破天荒なレースぶり。このニュースが伝わっていたのでしょう。現地でも、「何をしでかすかわからない馬」という評判が広がり(笑)、当日の人気は、13頭中9番人気。この日も、行きたがっていましたが、ギリギリのところで我慢してくれたのが最大の勝因だと思います。

 ラストは内から猛然と追い込んできたヌーヴォレコルトを1馬身抑えて、日本馬のワンツーフィニッシュ。「香港マイル」(芝1600メートル)を制したモーリスとともに、日本馬の強さを世界に見せることが出来ました。僕自身、5度目の挑戦でつかんだ勲章は、2007年に、アドマイヤムーンをパートナーに、「ドバイ・デューティフリー」で挙げて以来8個目の海外GⅠ制覇ということで、「えっ、そんなに勝っていなかったっけ?」という反省もありますが、いまは、素直にひとつ増えた勲章を喜びたいと思います。

 彼を管理する坂口正則先生は、「2016年も2000メートルを中心に考えている」とのことで。春は、今回と同じシャティン競馬場を舞台に行われるGⅠ「クイーンエリザベス2世カップ」、秋は「天皇賞・秋」を目指すローテーションになりそうです。

 さあ、そして、国内の競馬も残すところ、JRAが26、27日の2日間。その後に、今年最後の大一番、29日、大井競馬場で行われる交流GⅠ「東京大賞典」を残すのみとなりました。これもしたかった。あれもやっておけばよかった。あそこで、こうやっておけば……。1年を振り返り、後悔の日々を送っている人も多いと思います。そんな人も、「もうすべてやり切った」という人も、「有馬記念」と「東京大賞典」で、最後のお祭りを楽しんでください。予定していたラキシスが回避。「有馬記念」はどうなるかわかりませんが、優勝馬が、2015年の最優秀ダートホースに選ばれるだろう「東京大賞典」は、力が入ります。

 GⅠ9勝のホッコータルマエを筆頭にライバルは強力ですが、僕のコパノリッキーも負けてはいません。勝って、気持よく2016年を迎えたいと思っています。

■武豊 プロフィール
1969年3月15日、京都生まれ。1987年の騎手デビュー以後、通算3500勝、日本人騎手初の海外GⅠ制覇、年間200勝突破など数々の金字塔を打ち立て、現在も活躍中。

【武豊】エイシンヒカリで嬉しい海外GⅠ勝利

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