日刊大衆TOP 娯楽

【武豊】JRAに新たに6名の騎手が加わります

[週刊大衆2016年03月07日号]

ボートレース戸田
https://www.boatrace-toda.jp/
GⅢ 戸田マスターズリーグ第10戦・週刊大衆杯

 競馬場に馴染みの顔が帰ってきました。しかも、3人いっぺんに。ひとりは、昨年12月19日の阪神第3Rで右足首を負傷した競馬学校7期生の四位洋文。2人目は昨年8月29日の小倉12Rで落馬。右大腿骨を骨折した20期生の藤岡佑介。3人目は昨年10月31日の京都のメインレースで、右肩鎖関節脱臼、右肩の靭帯断裂などで戦列を離れていた12期生の福永祐一。いつもいる顔がそこにあるというだけで、明るい気持ちになったのは僕だけじゃないと思います。

――競馬に落馬事故はつきもの。もしかしたらというのは、いつも頭の片隅にあるんですか?

 答えはノーです。勝つための想定は何通りも繰り返しますが、落ちることは想像のらち外です。気性が馬一倍激しく、デビューしたての幼稚園レベルの2歳馬に乗るときには、細心の注意をはらいます。でも、そんな場合でも、どうすればうまく抑えて、勝たせてあげられるかが最重要ポイントで。落ちたときのことを考えたことはありません。

――復帰戦はやっぱり怖いものですか?

 これもノーですね。頭の中は、また馬に乗れることへのうれしさでいっぱい。休んでいたことで実戦感覚は鈍っていないか? 瞬時の判断はできるのか? 求められる結果を出せるか!? そういった不安はありますが、騎乗すること、レースに出ることへの恐怖はありません。

 藤岡佑介騎手と四位洋文騎手は復帰戦でいきなり白星を挙げ、福永祐一騎手も、2日目に復活。僕も経験がありますが、レースに出て、スタンドのファンの方から、「お帰り」と声をかけていただくことで、「自分がいる場所はここだ!」と再確認できたはずです。レースではライバル。でも、馬を降りればみんなJRA所属の騎手仲間。ハグはしませんが(笑)、気持ちは“おかえり”です。

 騎手仲間の話題で、もうひとつ。競馬学校騎手課程を卒業した32期生の6人が、騎手免許試験に合格。3月から新しく仲間として加わることになりました。浜中俊を目標にしているという荻野極(おぎの・きわむ)。菊澤隆徳調教師の長男・菊澤一樹(きくさわ・かずき)。父・木幡初広騎手、兄・初也騎手に続く、木幡巧也(こはた・たくや)。大井で活躍する坂井英光騎手の長男・坂井瑠星(さかい・りゅうせい)。模擬レースで総合優勝を飾った森裕太朗(もり・ゆうたろう)。

 そして、16年ぶりとなる女性騎手、藤田菜七子(ふじた・ななこ)。騎手免許を取得したその日から立派なプロ。名前の下に“くん”も“さん”も付きません。不安もあるでしょう。緊張で体が固まることもあるかもしれません。調教師の先生に叱られ、先輩に怒鳴られ、シュンとすることもあるかもしれません。でも、君たちには、僕らが欲しくても、もう手に入らない若さという武器があります。一緒に、競馬の素晴らしさを伝えていきましょう。競馬場で待っています。

■武豊 プロフィール
1969年3月15日、京都生まれ。1987年の騎手デビュー以後、通算3500勝、日本人騎手初の海外GⅠ制覇、年間200勝突破など数々の金字塔を打ち立て、現在も活躍中。

【武豊】JRAに新たに6名の騎手が加わります

この記事が気に入ったら
をしよう

いいね!

@taishujpさんをフォロー

大衆のオススメ


オススメタグ


人気記事ベスト10


日刊大衆公式チャンネル


Copyright(C) 日刊大衆 Futabasha Publishers Ltd. All rights Reserved.