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内村光良「さまぁ~ずも有吉も救済」兄貴力のすごさ

[週刊大衆03月14日号]

内村光良「さまぁ~ずも有吉も救済」兄貴力のすごさ

 その面倒見の良さもあって、若手からの信望厚い才人が、今度はアノ美女の救済に手を挙げた。男気の原点を探る!

「今や四面楚歌となったベッキー(31)にエールを送るあたりが、いかにもウッチャンですね。ああ見えても、彼は人情に厚く、男気あふれる人間ですから」(テレビ局関係者) お笑いコンビ『ウッチャンナンチャン』のウッチャンこと内村光良(51)が、ベッキーについて聞かれ、「戦っていると思います。ファイト!」と、短いながらも熱いエールを送ったことが業界内に波紋を広げている。この発言は2月17日、自らが出演するCMの発表会に出席した内村が、取材陣にベッキーへのコメントを求められたときのもの。

 ベッキーといえば、年明け早々に人気バンド『ゲスの極み乙女。』のボーカル、川谷絵音との不倫が発覚。世間に大バッシングされ、1月末から芸能活動を休止中の身の上だ。内村とベッキーは『世界の果てまでイッテQ!』、『真実解明バラエティー!トリックハンター』(ともに日本テレビ系)で共演している間柄だが、「最初はベッキーを擁護していたお笑い芸人たちも、ベッキーが謝罪会見当日も川谷と反省の色がまったくないLINEのやりとりをしていたことが分かると、ドン引き。彼女を擁護する声はほとんど聞かれなくなりました。そんな中、芸人の間でダントツの人望があるウッチャンがエールを送ったことは、ベッキーにとって、これ以上ない援軍といっていいでしょう」(芸能記者)

 ここで思い起こされるのが、有吉弘行(41)の復活劇での内村の役割だ。今でこそ売れっ子中の売れっ子になった有吉だが、あの『猿岩石ブーム』が去った90年代後半からドン底を経験。売れているときの態度がゴーマンだったこともあり、芸人仲間の視線も冷たかったという。そんな有吉に救いの手を差し伸べたのが内村だった。「ウッチャンは自らがMCを務める『内村プロデュース』(テレビ朝日系)に、他の若手芸人とともに有吉を出演させたんです。有吉も“猫男爵”などの奇抜な色ものキャラを体当たりで演じ、復活の狼煙(のろし)を上げることに成功。そのため、有吉は今でも内村を“プレミアム級にリスペクトしている”と公言しています」(テレビ誌記者)

 当時を振り返って、有吉もこう語っている。「あのとき『内P』に出させてもらっていなければ、自分は芸人をやめざるをえなかったと思う……」 ちなみに、あだ名づけの名人・有吉が色白のウッチャンにつけたあだ名は“エリンギ”。これも内村に対する有吉流の“恩返し”なのだろう。

 内村の番組に出演することで人気者になったお笑い芸人は、有吉だけではない。「『新ウンナンの気分は上々。』(TBS系)の企画で、お笑いコンビの『バカルディ』を『さまぁ~ず』に、『海砂利水魚』を『くりぃむしちゅー』に改名させたのもウッチャンです。改名だけが原因ではないにせよ、ウッチャンに目をかけられたことで彼らがブレイクしたのは紛れもない事実です」(芸能ジャーナリスト)

『くりぃむしちゅー』の上田晋也と有田哲平、『さまぁ~ず』の三村マサカズと大竹一樹の今があるのもウッチャンのおかげ、と言えなくもないのだ。「内村の番組から羽ばたいた芸人には、他に『キャイ~ン』のウド鈴木&天野ひろゆき、『バナナマン』の設楽統&日村勇紀、『TIM』のレッド吉田&ゴルゴ松本、『ネプチューン』の名倉潤&堀内健&原田泰造などがいます」(前同)

『世界の果てまでイッテQ!』の“珍獣ハンター”イモトアヤコももちろん、その一人だ。当時は若手や中堅だった彼らが今ではトップクラスの芸人になり、“内村ファミリー”“内村チルドレン”といってもいい一大勢力を形成しているのだ。「彼らがウッチャンを慕う背景に“自分たちを世に出してくれた”感謝の気持ちがあるのはもちろんですが、ウッチャンの優しく、温厚な人柄に魅かれている面も大きいでしょうね。彼は芸人にありがちな体育会系的なタテの人間関係ではなく、ヨコのつながりを大事にする人。面倒見が良く、人の悪口を言わず、性格も謙虚なので、周りに人が集まってくるんですよ」(民放ディレクター)

 江戸川大学准教授で、お笑い評論家の西条昇氏は次のように話す。「内村さんは共演者の人間的な魅力を引き出し、チャーミングに見せるのが非常に上手なんですね。共演した芸人と丁々発止とやり合うのではなく、一歩退いて彼らに場を与えてやる。気がつくと、視聴者は彼らのことが好きになっている。そのへんは萩本欽一さんに似てるかな。森三中をイジるのでも、ダウンタウンは下ネタも交えてアクの強いイジり方をしますが、ウッチャンの場合はあまり下品にならないというか、上品。だから、見ていて安心感があるんです」 さらに続けて、「そういう意味では、ウッチャンは優れたお笑い芸人であると同時に名プロデューサーでもあるんですね」

 今では芸能界一の“人格者”として知られる内村だが、意外にも若い頃は人嫌いな面もあったという。

「若い頃の彼は芸人の間で“白い悪魔”といわれるくらい冷酷で(笑)、他人に興味のない人間だったんです。それが90年代後半から180度変わった。本人いわく“お酒が飲めるようになったから”だそうですが、彼にも不遇な時代はあったし、その経験が彼を変えたのかもしれません。彼の中で座長意識が芽生えたことも、理由の一つでしょう」 こう指摘するのは 、『1989年のテレビっ子』(双葉社)を出版した、お笑い事情に詳しいライターの戸部田誠氏。「彼は人との距離感、距離の取り方が絶妙なんです。決して威張らないので、親分肌というよりは兄貴分というほうがふさわしい。バラエティ番組を引き受けるときも“まず、共演者の人柄を好きになること”というのがウッチャンのポリシーなんだそうです」

 現在、地上波で6本のレギュラー番組を抱える内村だが、4月からはコントを見せる『LIFE!~人生に捧げるコント~』(NHK)の第4シリーズもスタート。“コント職人”内村の真骨頂が味わえる番組だ。お笑い界のBIG3・たけし、タモリ、さんまが高齢化した今、内村の存在感は大きくなるばかり。「ウッチャンの芸があるのに出しゃばらず、相手の良さを引き出す芸風と人間的な優しさは、タモリに近いかもしれませんね」(前出の戸部田氏)

 2月21日放送の『イッテQ!』では、内村の横浜放送映画専門学院時代の先輩で盟友の出川哲朗(52)がベッキーの代役を務めたが、ミスを連発する出川に内村はカメラ目線のまま、こう言った。「ベッキー! 今、うちは、こんな状態だ!」 これを“ベッキー、早く帰って来い”というメッセージと受け取った視聴者は少なくなかったはず。はたしてウッチャンのラブコールはベッキー復活の呼び水になるのだろうか!?

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