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月1万円から始める“誰でも簡単”株式投資術

[ヴィーナス03月04日号]

月1万円から始める“誰でも簡単”株式投資術

 たとえ大金がなくとも、毎月わずかな金額でもできる資産運用はある! 今すぐ開始したい“男のマネー術”とは!

 日本の株式相場が、荒れに荒れている。「今年に入って、東京株式市場では日経平均株価が連日のように下落。年明けの大発会から6営業日続落は、1949年5月16日に東京証券取引所が再開されて以来、初めての“異常事態”です。1月13日には7日ぶりに大きく反発しましたが、以降も株価は乱高下。1月22日現在、1万6958円となっています。原油安や中国景気の先行き不安を背景に、下げ止まりの兆しが見えません」(全国紙経済部記者)

 例年であれば、これから3月までは、ある会社の株を持っていると受けることができる特典やサービス、いわゆる株式優待の権利確定ラッシュの時期。「セル・イン・メイ」(5月に売れ)という投資格言があるように、5月までは株価も上がりやすいのだが……。「夏の参院選に向けて、政府の景気対策も予想されるが、しばらくは様子見ムードになりそう」(前同) となると、今年は株式投資をするのにはリスクが高いということだろうか?「そうとは限りません。もちろん大金を動かすのは誰でも不安ですが、リスクを抑えて少額から投資をし、小さくコツコツでも、確実に儲けたい人にオススメの投資術があるんです」(経済専門誌記者)

 まるで500円玉貯金のように、気が付けばどんどんお金が増えていく!? それが、誰でも簡単にできる、「月1万円から始める株式投資術」だ。

 そもそも“株の取引き”とは、どういうことか? ここで簡単に整理しよう。「通常、株の売買を行うためには、銘柄ごとに決められた単元株数を満たしている必要があります。単元株とは、取引をする際に必要な最低購入単位数のこと。銘柄により1株、10株、1000株と単元株の値は変わりますが、多くの株式は1単元100株とされています。たとえば、単元株100株の、牛丼の吉野家の株価が1400円である場合、その株を購入するためには、最低でも14万円の資金を用意しなければならないということです」(前同)

 だが、普通の人にとって14万円は大金。それだけの金額を、いきなり投資に使うのはハードルが高い。しかし、投資初心者でも、これよりはるかに少額で、手軽に始められる取引があるという。「それが、1単元100株に満たない株式でも売買できる『るいとう』と『単元未満株』です」(経済ジャーナリスト)

「るいとう」とは、月々1万円以上1000円単位のあらかじめ決めた金額で、ある株式銘柄を毎月一定日に一定額を購入していく「株式累積投資」のこと。カブドットコム証券の「プレミアム積立」のように、毎月500円以上1円単位で積み立て可能なサービスもある。いずれにしても、1単元に達した段階で、正式な株主になることができる。「仮に株価が変わらないとして、吉野家株であれば、毎月1万円ずつ累積投資すれば、14万円分に達する1年2か月後には、れっきとした株主になることができるんです」(前同)

 一方、「単元未満株」、通称「端株(はかぶ)」は、あらかじめ決めた株式銘柄を、1~10株ずつ購入していく投資のこと。「先の吉野家株であれば、毎月10株(1万4000円)ずつ投資すれば、株価が変わらなければ、10か月後には、れっきとした株主になることができるということです。株価が値下がりしたとしても、額面が小さいため影響も少なく、心理的なダメージを受けにくい点も初心者向きでしょう」(同)

 証券会社によって購入可能な単元株や呼称も異なっているが、自分に合った会社を選びたい。「つまり、『端株』が取引ごとに様々な銘柄を取り扱うのに対し、『るいとう』は特定の銘柄を買い増ししていくという点で、大きく異なっています。いずれにしても、一般的な株式投資に比べて、手数料が割高なことは覚えておいてください。また、証券会社が決めた時間の価格になるので、自分が買いたい価格になるとは限らない。売るときにも制約があるといったデメリットがあります」(前出の専門誌記者)

 さらに、「るいとう」は大手証券会社の窓口販売が中心で、取引できる銘柄も限られている点にも注意が必要だ。ここまで読んでも、なんだか、「るいとう」も「端株」も安いだけで、あまりお得ではないような気がするが……。

「いえ、実は端株には、おいしいメリットがあるんです」(前同) それが、いわゆる「端株優待」だ。

 一般的な株式優待、たとえば、吉野家であれば、権利確定日である2月末、8月末に100株以上の株式を保有していれば、300円サービス券が10枚がもらえる。1000株以上なら20枚、2000株以上だと40枚にもなる。このように、株式優待のメリットは1単元から受けることができるのが一般的だが、中には単元未満株主も含めた全株主や10株単位から、そのメリットを受けることのできる株式もあるのだ。これが端株優待である。

 ファイナンシャルプランナーの藤原久敏氏も、「端株優待を楽しんでいる」と言う。藤原氏が挙げる代表的な銘柄は、全国900店舗を展開するレディス・ファッションの衣料小売業の会社であるハニーズだ。「10株以上での優待内容は、全国の自社店舗で利用可能な優待券1枚、500円分となっています。10株1万円前後で購入できますので、家族で分散して10株ずつ持つ“家族買い”をすれば、さらにメリットを享受できます」

 そのハニーズを含む、1万円で(正確には1万円前後で)買える「おすすめ株」を8つ選んだ。それが下記の表にある銘柄だ。

銘柄

 端株優待でいえば、他にも、「グローバルワーク」「ニコアンド」「ローリーズファーム」などのカジュアル衣料を手掛けるアダストリアや、建設会社である東建コーポレーションでも、10株からの端株優待が用意されているのでチェックしてみたい。「中には、非鉄金属メーカーの三菱マテリアルや、大手医療機器の製造・販売会社であるテルモのように、たった1株から権利が発生する端株優待もありますから、侮れませんよ」(前出の経済ジャーナリスト)

「端株」とは違い、単純に、1単元100株が、そもそも1万円以下、もしくは1万円前後の株式に投資する方法もある。いわゆる、「低位株」や「ニュース株」だ。「『低位株』とは株価が低く、必要資金が少ない株のこと。1株が300円以下の株式を指すことが多いですね。実際の会社の価値と比べて株価が安い『割安株』や、非常に業績が厳しい赤字銘柄の『ボロ株』などがあり注意が必要ですが、そんな赤字企業が浮上するときほどリターンも大きく、ある意味では“大化け”する可能性もあります」(前同)

 SBI証券の投資調査部でシニアマーケットアナリストとして活躍する藤本誠之氏は次のように解説する。「最低投資金額が1万円以下ということは、1株が二桁単位の超低位株になります。超低位株を購入する場合、通常の銘柄よりも企業破綻や上場廃止などのリスクが高いことになります。そのため、リスク面を考慮して、配当があることを一つの基準にしたほうがいいでしょう」

 1月22日時点で「1万円以下、配当あり」という条件に当てはまるのは、東理ホールディングス(小売業=100株6600円)、日本コークス工業(石油・石炭製品=100株8400円)、ヤマノホールディングス(小売業=100株8600円)、ヤマシナ(金属製品=100株5100円)といった銘柄。「リスク分散のため、初心者がこういった銘柄の中から株式投資を行う場合には、可能であれば、複数銘柄を組み合わせて投資したいですね。また、損が出た場合には、損失の拡大を防ぐために素早く株を売る、損切りの姿勢で臨みたいところです」(前出の専門誌記者)

 次に「ニュース株」だ。こちらは、いわゆる大手企業にもかかわらず、経営上のリスクなどからニュースとして騒がれ、株価が低迷している銘柄を指す。「たとえば、経営再建中の電機大手のシャープや、不正会計と大リストラで揺れる東芝などが、これにあたります」(前同)

 もちろん、これらも端株で取引をしていくことが可能だ。前出の藤原氏も、こう解説する。「シャープで言えば、1月15日には、“台湾の鴻ホン海ハイ精密工業が買収を再提案”というニュースが出たところ、株価が16%も上昇しました。政府の動きや買収などのニュースに今後も影響されるでしょうが、長期的に“ロマン”を買うのであれば、こういった銘柄も念頭に入ってきますね。現在の株価であれば、毎月1万円ずつ積立てれば、1年間で単位株となります」

 コツコツか、ロマンか。早速、1万円投資を始めてみる!?

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