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佐々木主浩「清原に真正面から苦言も」2人の知られざる関係性

[週刊大衆2016年06月06日号]

佐々木主浩「清原に真正面から苦言も」2人の知られざる関係性

 捨てる神あれば拾う神あり。“戦友”イチローも金本も見放した番長を救えるのは、ハマの大魔神しかいない!!

 かつては“番長VS大魔神”として球界屈指の名勝負を繰り広げてきたライバルの2人が、今度は“同じチーム”で戦っていくのかもしれない。

 5月17日、東京地裁で開かれた清原和博被告の初公判。清原被告が全面的に起訴内容を認めた裁判で、弁護側の情状証人として出廷したのは、“ハマの大魔神”こと佐々木主浩氏。「清原に薬物疑惑が報じられるや、イチローや金本知憲など深い親交のあった野球人たちは、次々と彼から離れていきました。しかし、大魔神だけは、清原を見放すことなく交際を続けてきた。最後まで面倒を見るのは、彼しかいません」(スポーツ紙記者) 清原和博と佐々木主浩。2人の“カズヒロ”を結ぶものとは?

「48歳で同じ年の同期生。彼らのつきあいは、もう30年以上のものです」と言うのは、ベテランの野球記者。「高校時代、PL学園出身の清原は、桑田真澄とともに“甲子園のヒーロー”。一方の佐々木も、東北高校から甲子園に出場していたが、知名度では清原がずっと上。でも、高校3年の夏、国体に出場した佐々木が“あ、PLの清原だ”とファンのように声をかけ、一緒に写真を撮ったのがキッカケで親友になったそうです」

 どちらが有名かなど関係ない。PL学園時代の清原の後輩で野球評論家の橋本清氏(元巨人)が、こう言う。「2人とも豪快で、後輩の面倒見がよく、それでいて優しいんです。似た者同士だから、ウマが合ったんだと思います」

 だが、運命は数奇である。清原は高校卒業後、華やかなプロの道へ。一方の佐々木は、東北福祉大学へ進学。厚い友情を誓った2人の青年は疎遠に……と思いきや、「清原氏が西武ライオンズで仙台に試合で行くと、佐々木は必ず観戦していました。試合後、よく一緒に食事する仲でしたね」(東北福祉大学関係者)

 メールも携帯もない時代、心通わせた同士の絆は、たやすく引き裂かれはしない。その後、佐々木が横浜へ入団すると、男たちの関係はより強固に。前出の橋本氏が、当時の逸話を打ち明ける。

「今と違って、他球団の選手同士での交流など、存在しなかった時代の話です。僕が右ひじの手術をしたとき、佐々木さんは、“キヨの後輩だから……”と言って、わざわざ親切にアドバイスしてくれたんです。本当にうれしかったですね」

 損得勘定でない“男の美学”が凛と輝くばかりだ。佐々木氏は、本当に清原のことが好きなのだ。「メジャーリーグ入りし、マリナーズのマウンドに立っていたときも、“キヨのことだけは気にしていた”とインタビューで思いを激白。しかも、佐々木が日本球界に返り咲いた際、清原に“キヨから三振取るのが楽しみで日本に戻ってきた”“2000本安打は俺から打ってくれ”と電話していたというんです」(全国紙運動部記者)

 迎え撃つ番長の愛情も、尋常ではない。「2005年8月9日、2人にとって思い出の地、仙台(フルキャストスタジアム宮城)で、佐々木の引退試合が行われました。横浜対巨人、2回裏、バッターボックスに6番清原。そこで大魔神がマウンドへ向かいました。清原は、外角に落ちるフォークをフルスイングし空振り三振。“男泣き”しながらマウンドへ歩み寄り、抱擁を交わしたんです」(前出のベテラン野球記者)

 佐々木は、笑顔で優しく清原を受け止めた。包容力のある兄と、やんちゃな弟“義兄弟”さながらだ。事実、佐々木氏の懐は、太平洋よりもずっと深い。「すでに清原の薬物疑惑が報じられ、周囲が彼を避ける中、佐々木だけが変わらず接していたんです」と言うのは球界関係者。

「14年、佐々木の野球殿堂入りを祝うパーティのときの話です。イチロー、王さんをはじめ、各界の著名人800人が出席を予定する中、清原は“俺が行くと迷惑がかかる”として出席を辞退。しかし、佐々木は“お前が来ないと始まらない”と言い、清原を説得し出席させたんです」(前同) そのパーティの席上、「清原は右脚、左胸から背中にかけて“墨”を入れていたが、佐々木氏は、“野球人だろ? 全部消して一から出直せ”と直言したんです」(同)

 正面切って苦言を呈するのは、男気があってこそ。「佐々木は関係者を2次会に誘ったが、そのメンバーに清原がいると聞くや、理由をつけて帰る者が続出。その空気を察知した清原が気を遣い、密かに会場を後にしたんです」(同) 自己犠牲の精神で互いを思いやる関係にある2人。堕ちた番長は、大魔神の手を借り、這い上がっていくことができるのだろうか。

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