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昇太の高座はプラチナチケット!?『笑点』メンバー「真の実力」通信簿

[週刊大衆2016年06月20日号]

昇太の高座はプラチナチケット!?『笑点』メンバー「真の実力」通信簿

 リニューアルした日曜日の夕方の国民的番組。お茶の間に笑いを届ける噺家たちの実力を本誌が徹底分析!

 桂歌丸の勇退に伴い、新体制でスタートした『笑点』(日本テレビ系)。リニューアル第1回となった5月29日の放送では、平均視聴率28.1%という驚異の数字を叩き出した。「今世紀最高どころか、現在の放送枠(日曜日午後5時半~)になった1996年4月以降でも歴代最高でした。瞬間視聴率に至っては32.3%ですから、まさに常識はずれの数字です」(テレビ誌記者)

 それほどの耳目を集めたのは、ご存じのように、前週に発表された新司会者・春風亭昇太のデビュー戦であったこと。そして、メンバーである林家たい平の24時間マラソンランナーへの抜擢(ばってき)が発表されたことも大きな要因だろう。しかし、それ以上に国民が注目していたのは、昇太の抜けた穴を埋める大喜利新メンバーが、いったい誰になるのかという点だった。「昇太と同時期に落語家に入門し、2人で旅行にでかけるなど親交の深い立川志の輔や、初の親子の大喜利対決と話題性がある林家木久扇の息子・木久蔵など、さまざまな名前が取り沙汰されていました」(前同)

 結局、新メンバーは、たい平と同じ林家こん平門下の林家三平だった。「昇太の新司会抜擢は見事なサプライズでしたが、三平の新メンバー抜擢は、まったく逆の意味で衝撃でしたね。言ってみれば、“オオギリーマンショック”ですよ」(演芸関係者) そんな声が出るほど、「三平では力不足」だというのが、業界での共通認識だったというのだ。それでも三平が選ばれたのは、いったい、なぜなのか。事情を知る制作会社関係者が、こう打ち明ける。「まず、先代林家三平の妻であり、当代三平の母でもある海老名香葉子さんのねじ込みがあったと、もっぱらの噂ですね」

 むろん、“落語界のフィクサー”ともいわれるほど発言力を持つ香葉子氏の意向が影響した可能性もあるが、今回の人選は、それだけではないというのだ。「現在、多発性硬化症でリハビリ中の林家こん平師匠への恩返し、という意味があるんだと思います。こん平師匠は、放送初回から40年近く番組を引っ張ってきただけでなく、出演者と番組スタッフの間を取り持つパイプ役で、“トラブルが起こった際は、こん平さんに相談”と言われるほどスタッフから頼りにされていたんです」(前同)

 こん平の穴は、弟子であるたい平が埋めたとの声もあるが、こん平が恩義を感じている香葉子氏が、なんとかしたいと思っているのが、息子の三平。一方、たい平にも、海老名家の御曹司を差し置いてレギュラーの座をつかんでいるという負い目がある。「こん平、海老名家、たい平の三者に横たわる複雑な思いをスッキリさせる。そして、若いメンバーを入れることで番組にもフレッシュさを加味できる。三平を『笑点』のレギュラーにすることは、三方どころか、四方一両得の妙案というわけです」(同)

 自然体で「お題」に答える29日放送分の三平を見れば、番組側の思惑は、今のところ「成功」と言っても差し支えないだろう。こうして新体制がスタートし、注目度が増す『笑点』。今後の番組の出来を左右するのは、やはり新メンバーを含めた7人の噺家たちの力だろう。そこで本誌が、彼らのテレビには映らない(秘)通信簿を大公開!

 まずは、新司会者に抜擢された春風亭昇太。『BS笑点』で司会を務めるなど、地上波デビュー前から、その才能は注目を集めていた。「彼の新作落語の高座のチケットは、発売即完売になる人気ぶり。高座で稼いだ金で、世田谷に1億3000万円の豪邸が建つほどです」(前出の演芸関係者)

 才能があるだけではなく、周囲の関係者の人望も厚い。「ある映画監督が、映画の出資者が見つからないと困っていたところ、昇太が即決で“おれが出すよ”と500万円近くをポンと出したこともあるそうです。ああ見えて、実は周りを引っ張る大将タイプで、全方位をよく見ている。司会者としても、うまくやっていくと思いますよ」(前同)

 司会者の重圧も大きいはずだが、趣味の城巡りで、うまく息抜きしているとか。新司会者の最右翼ともいわれていた三遊亭圓楽は、「番組の場の空気を作れるのは圓楽しかいない」とお笑い評論家のラリー遠田氏が絶賛するように通信簿では各数値とも高評価を獲得。「圓楽さんは青学出身のインテリで、物事をひねくれた目で見ることができる。歌丸さんとバトルを繰り広げたり、『笑点』という“場”を作ってきた中心人物。いわば、ひな壇芸人の“まわし役”で、今後も、そうした位置づけは変わらないと思います」(前同)

 自らが司会者の当て馬にされていたことを逆手に取り、“新司会者の座を虎視眈々と狙っている”という新たなアングルをさっそく披露し、お茶の間を沸かせた圓楽。今後も“笑点の中心人物”であることは間違いないだろう。圓楽同様にブラックキャラなのが、三遊亭小遊三。「圓楽さんがインテリっぽいワルなのに対して“こそ泥”とか“釣り銭泥棒”といった類いのワルのイメージを押し出しています。日曜日の夕方にふさわしくないようなブラックなネタも好んで取り上げたりしますから、番組的にはいいスパイスになっています」(同)

 落語芸術協会副会長であるということもあるが、何か事が起こった折には、最後に静かに収められる親分肌の性格だという。その小遊三の隣に座っている三遊亭好楽は、“ピンツマ”(ピンク、つまんねえの略)という言葉があるほど、面白くないキャラ。しかし、視聴者の評価と落語界での評価は真逆だとか。「好楽師匠は、大ベテランにもかかわらず、決して偉ぶらず、自分がどう言われても受け流すおおらかさがある。そんな性格が功を奏したのか、若手の登竜門である林家彦六賞を受賞した三遊亭兼好など、一門から優秀な弟子が次々と育っています」(前出の演芸関係者) ちなみに、好楽がピンク色の着物を着ているのは、大正製薬のCM『ピンクの小粒コーラック』のダジャレから来ているという。

 歌丸の勇退で最長老となった林家木久扇は、歌丸がいたために目立たなかったが、実は歌丸の1歳下で、いわば落語界の重鎮。にもかかわらず、お茶目な愛されキャラは健在だ。「歌丸が入院していた際に、代理で木久扇が司会を務めたことがあるんですが、その評判がとてもよかった。手を挙げていないのに小遊三を指名し、“なんで?”と戸惑う彼に“できそうだったから”と無茶ぶり。ほかにも、“はい、一番奥の人、名前なんだっけ?”と長年共演してきた、たい平の名前を忘れるなどの自由奔放ぶりに会場は大爆笑でした」(前出のテレビ誌記者)

 ちなみに木久蔵ラーメンに続き、木久扇ナポリタンを発売するなど、本業以外にもご熱心。全国の落語会でのグッズの売り上げを常に気にしているビジネスマンの一面もあるという。木久扇に名前を忘れられた林家たい平は、昇太が司会になったことで、重要性がより増してくるという。「とにかく、トークはうまいし、エネルギッシュ。昇太にとっても年下で、イジリやすい、たい平の存在は大きいでしょう。ただ、彼は周囲に気を遣いすぎるなど気の休まらないタイプなので、ストレスをためすぎないか心配です」(演芸関係者) 古典落語に現代ギャグを織り交ぜ、今は亡き古今亭志ん朝にも“次代のホープ”と目されていただけに、ますますの活躍に期待したい。

 最後に、新メンバーの林家三平だが、まだ未知数なところが多くて、評価が難しいところ。「笑点は“チームプレー”で、他メンバーとの関係の中で、どういうキャラを作っていくのかが課題。その点、国分佐智子という美人妻を持つ三平が、嫁なしの昇太をイジるなどのアングルが出てくれば、盛り上がるでしょう」(前同) 番組開始から50年――。歌丸の勇退をきっかけに、大きくリニューアルした『笑点』。今後も、日曜日の夕方を明るく照らし続けてくれるはずだ。

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