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ヤクルト山田哲人を狙う「巨人VSソフトバンク」獲得バトル

[週刊大衆2016年07月04日号]

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ヤクルト山田哲人を狙う「巨人VSソフトバンク」獲得バトル

 チームが最下位に沈む中、今年も大爆発する燕の若きスター。彼を巡って、2大球団が火花を散らしている。

 “トリプルスリー男”こと山田哲人(23=ヤクルト)の勢いが、今季も止まらない。6月11日のロッテ戦で、2年連続となるリーグ最速20号本塁打。今年も快調にかっ飛ばしているのだ。「日本人では、2年連続は97、98年の松井秀喜以来。しかもペナントレースの半分にも満たない65試合で、20本です。このまま本塁打を量産していけば、年間44本のペースですよ」(スポーツ紙記者)

 もちろん、トリプルスリー男だけに、量産しているのは、本塁打だけではない。6月16日現在(以下同)、打点は50で、リーグ1位。打率こそ.318でリーグ2位だが、盗塁数は17と断トツ1位の記録を叩き出しているのだ。「この調子なら、2年連続トリプルスリーはほぼ確実。それどころか、三冠王、いや、盗塁王を含めた四冠王となってもおかしくないですよ」(前同)

 プロ野球評論家の黒江透修氏は、山田の大活躍をこう分析する。「体は決して大きくない山田ですが、ボールを軸足で捉え、うまく体を回転させて打っている。そのおかげか、去年より飛距離が伸び、打ち損じたボールもスタンドに入るようになっているんです。昨季を超える数字も期待できますよ」

 昨年に続く山田フィーバー。球団幹部も、さぞホクホク顔かと思いきや、実は頭を抱えているという。「問題は、ヤクルトの懐事情ですよ。昨季の優勝で、ヤクルトの外国人を除く選手の平均年俸が、12球団中11位から、一気に5位に跳ね上がってしまったんです。そこに加え、山田が2年連続トリプルスリーとなれば、2億2000万円の年俸が、4億円近くになるでしょうから、それだけの年俸を球団が払い続けられるのかと心配の声が上がっているんです」(同)

 確かにヤクルトは、優勝した昨年でさえも、年間の観客動員数が、巨人の約300万人の半分近い約165万人。今年も、1試合当たり2万3360人と、セ・リーグで断トツの最下位なのだ。「フランス企業『ダノン』による親会社の“買収騒動”が落ち着き、財政状況も改善してきたといわれるヤクルトですが、この観客動員数では、まだまだ厳しいでしょうね」(同)

 そこに目をつけたのが、球界の盟主・巨人と絶対王者・ソフトバンク。この2球団が、山田を巡って早くも獲得バトルを繰り広げているというのだ。「特に巨人は、喉から手が出るほど山田が欲しいでしょう。今の巨人には確実に打てるバッターが坂本勇人しかいない状態。二塁手のクルーズも最初は良かったけど、今はケガで長期離脱中だから、打てる二塁手の補強は急務ですよ」(前出の黒江氏)

 一方のソフトバンクは、補強など必要ないほど、戦力が充実しているように思えるが……。「ソフトバンクには、王者ならではの貪欲さがあります。常勝軍団であるため、必要と感じた補強には金に糸目はつけません。そのソフトバンクの中で弱点といわれているのが、捕手と二塁手なんです。なので、ソフトバンクも山田獲得に対して積極的ですよ」(スポーツ紙デスク)

 人気・実力ともにトップの2球団が獲得に前のめりとはいえ、山田自身にその気がなければ話にならない。だが、当の山田にも移籍の噂にまんざらでもない事情があるという。「山田は、ヤクルトに対して不満が溜まっているはずですよ。昨年の契約更改で球団から提示された金額に対し、山田は“ちょっとショックです”と落胆の色を隠さなかった。それもそのはず、山田は8000万円からの3倍増を期待していたのに、それに届かない2億2000万円でしたから。昨年、山田同様にトリプルスリーで話題になった同年代の柳田悠岐(ソフトバンク)は、9000万円の年俸が一気に3倍の2億7000万円になっているだけに、不満を感じてもおかしくありませんね」(前同)

 問題は年俸だけではない。プロ野球選手の人気のバロメーターとなるオールスターファン投票の中間発表(6月1日)では、全体トップは柳田の24万3028票。山田の得票数18万2998票は、筒香嘉智(DeNA)の19万735票にも及ばなかったのだ。今年の成績から考えれば、山田がダントツ1位でもおかしくはないが……。「一概には言えませんが、やはり不人気球団に在籍していることが一因であるのは間違いないでしょう。山田が不満を持っても致し方ないですよ」(同)

 となれば、移籍はもはや既定路線と考えざるをえないが、山田が国内FA権を獲得するのは4年後。少々、気が早い気もする。

 しかし、現実的には、球界内では次のような話も飛び交っているという。「巨人は、山田と筒香を早くからリストアップしており、山田にはタンパリング(野球協約違反の交渉)にならないよう注意しながら、水面下ですでに接触しているといわれています。具体的には、ヤクルトとの複数年契約を断るよう、助言しているようです」(球界関係者)

 FA権取得後の“マネーゲーム”になれば、資金力のあるソフトバンクが圧倒的に有利。そこで、巨人は山田を早くから囲い込もうとしているというわけだ。「実は、山田は小さい頃からの巨人ファン。心中では巨人に行きたいという気持ちがあるはずです。交流戦を見れば分かるように、現在はセ・リーグよりパ・リーグのほうがハイレベル。セからパへの移籍はリスクを伴います。山田も、移籍するなら慣れたセのほうがいいと考えているはず」(前出のデスク)

 しかし、山田が「より高いレベルでやりたい」と考え、国内球団ではなくメジャーへの移籍を考える可能性もあるのでは?「ただ、投手や外野手ならともかく、日本人内野手がメジャーで成功するのは非常に難しい。本人も、そこまでメジャーへ強い気持ちを持っているという話は今のところ聞こえてきません」(前同)

 やはり、4年後にFA権を取得し、意中の球団である巨人に移籍するという可能性が最も高そうだ。しかし、実は4年も待たずとも、山田を強奪するウルトラCがある。「ズバリ、トレードです。ヤクルトが昨年優勝したのに、今季、最下位に沈んでいる一番の原因は、極度の投手不足。有力な投手とのトレードなら可能性がないわけではない」(前出の記者) とはいえ、山田に見合うだけの投手となれば、限られてくるだろう。「巨人でいえば、菅野ぐらいでしょう。ただ、巨人が菅野を出すかといえば、まず無理でしょうね」(前同)

 そこで急浮上してくるのが、ソフトバンクへの電撃トレード説だ。「年俸5億円の松坂を遊ばせている現状でも分かるように、投手王国のソフトバンクには、イキのいい投手があり余っています。山田獲得のために、ソフトバンクがエース級の投手を差し出し、そこに金銭的補償を上乗せすれば、ヤクルト側が首を縦に振る可能性は大いにありえます」(同) 交流戦はソフトバンクの圧勝だったが、山田をめぐる両球団の激しいバトルは、これからが本番のようだ。

ヤクルト山田哲人を狙う「巨人VSソフトバンク」獲得バトル

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