日刊大衆TOP 社会

日本に迫る緊急危機!!「ついに中国が攻めてくる!」

[週刊大衆07月25日号]

ボートレース戸田
https://www.boatrace-toda.jp/
GⅢ 戸田マスターズリーグ第10戦・週刊大衆杯

日本に迫る緊急危機!!「ついに中国が攻めてくる!」

 参院選の裏側で実は起こっていた緊急事態。我が国の空と海を侵す“困った隣国”の扱いを誤れば、東シナ海は戦火と鮮血に染まる!?

 テレビや新聞が一色に染まった参議院選挙もひと段落。これで世の中も平常運転に……と思いきや、実は選挙の裏で、とんでもない事態が起こっていた。「みんなが参院選に気を取られている間に、中国の戦闘機や軍艦が日本の領空や近海に頻繁に出没。これまでとは明らかに違う示威行動を見せており、防衛関係者の中には“ついに中国が攻めてくる!”と警戒の機運が高まっています。参院選を終えた安倍晋三首相ですが、息つく暇もなく、その対応に追われています」(自民党関係者)

 もともと、中国軍の日本領への接近・侵入は、このところ増加の一途だった。「2015年度、日本領空に接近した中国機に航空自衛隊機がスクランブル(緊急発進)をかけた回数は、実に571回。国別に統計を取り始めて以降最多で、前年の14年度と比べても100回以上増えています」(防衛省関係者)

 今年に入っても、その頻度は増すばかり。今年度が始まって3か月の4~6月度だけで、すでに199回を数え、前年同期比で87回も増えている。さらに頻度だけでなく、その程度も、参院選の告示日直前からかなりエスカレートしてきていたという。

 6月後半には、航空自衛隊機と中国軍機の間で、あわや交戦という事態も発生していた。「同28日に空自の元空将がウェブのニュースサイトに発表した内容は、驚くべきものでした。中国機が出現したのは、尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の東シナ海上空。あくまで公海上空ですが、これまで中国機が出没した空域より、はるか南。尖閣諸島により近い空域だったのです」(航空自衛隊関係者)

 中国の戦闘機がこの空域に出没したのは、これが初めてのこと。つまり、中国は明らかに“一線”を越えてきたのだ。那覇空港からは、ただちに航空自衛隊のF15戦闘機がスクランブル発進。「国際ルールにおいては、スクランブルをかけた戦闘機は相手機の後方へ回り込み、そこから真横につけて信号射撃を行い、相手機に空域からの離脱を求めることになっています」(前同)

 しかし、このときの中国機は、それに従わなかった。退去するどころか、航空自衛隊機のほうに機首を向けたのだという。「当然、ミサイルや銃火器も、こちらを向くことになります。つまり、中国機は事実上の攻撃姿勢に入ったわけですね」(同) ミサイルはレーダー誘導で発射され、自動追尾で目標を補足する。この至近距離で発射ボタンを押されたら、万事休すだ。「そこで、空自機のパイロットは、中国機のレーダーを攪乱するフレアという装置を噴射しつつ、みずから離脱したそうです」(同)

 これが本当なら、立派なドッグファイト(空中戦)が起こっていたことになる。「防衛省幹部も大筋で認めたというこの記事の波紋は大きく、翌日には萩生田光一官房副長官が“近距離でのやりとりはあったが、攻撃動作を取られたという事実はない”と火消しに走る騒ぎに発展しました」(全国紙政治部記者) 参院選を控えて余計な騒動を避ける意図があったのかもしれないが、予想外に激しく反応してきたのは当の中国政府だった。

「中国国防相は、7月4日になって“空自機のほうこそ逆に中国軍機に接近し、射撃用のレーダーを照射(ロックオン)してきたのだ”と、踏み込んだ反論をしてきました。日本政府が公式に先方の攻撃動作を認めていないにもかかわらず、です。何か“逆ギレ”するような後ろめたい要素があったように見えてしまいますが……」(前同)

 むろん、萩生田官房副長官も、ただちに「ロックオンした事実はない」と、中国側の主張を否定。しかし、軍事ジャーナリストの井上和彦氏は、こう分析する。「中国という国は、日本から挑発行動を指摘されると、嘘をついて反論するのが常套手段。今回のこの反応は、明らかに中国側が攻撃姿勢を見せていたことを証明していると言えます」 さらに、こうした軍事的緊張は、東シナ海の上空にとどまらないという。むしろ海上で、より緊張が高まっているのだ。6月9日の未明、中国海軍のフリゲート艦が、尖閣諸島の久場島周辺の接続水域に侵入した。尖閣諸島周辺の接続水域で中国軍艦の航行が確認されたのは、初めてのことだ。

「接続水域とは、領海に隣接するエリアのこと。これまで中国海警局の船舶が日本の領海を侵犯した例はありましたが、戦闘力を備えるれっきとした軍艦が、日本の領土の目と鼻の先まで迫って来たことが重要です。ここまで軍艦を派遣してくるということは、中国の狙いが尖閣諸島にあることは間違いないですね」(海上自衛隊関係者)

 東シナ海の領土問題の中心である尖閣諸島だが、東シナ海でのガス田採掘をもくろむ中国は、ここに触手を伸ばし続けている。「中国は1992年、国内法で“尖閣諸島は中国の領土である”と勝手に定めました。以来、中国は、南シナ海で他国から島を奪った手法を東シナ海でも実行しようとしているんです」

 こう語るのは、元海上自衛隊海将の伊藤俊幸氏。伊藤氏は、その手法を「クリーピングエクスパンション(漸進的な膨張)」と呼ぶ。「(1)他国の隙に乗じ、まず漁船を出して牽制する(2)次に海軍を動かし、(3)そのうちに陸軍を島に上陸させて占領する――といった調子で、一気呵成に奪い取るのではなく少しずつステップアップし、目的を達成するという作戦です」(前同)

 この見方に従うなら、今回の中国軍艦航行は、尖閣諸島に対して第二段階に入ったことを意味している。「軍艦を動かしている以上、中国軍司令部の命令があったはずです。そう考えると、これは今後しばらく続くかもしれません」(同)

 本当に怖いのは、中国軍艦の接続水域航行が常態化して目新しい話ではなくなった頃だと伊藤氏は言う。「これに慣れると、メディアもいちいち報道しなくなる可能性があります。しかし、それは完全に中国の罠。こちらが関心を持たないでいる間、中国は確実に、次のステージへステップアップしていきますから、知らないうちに尖閣諸島が実効支配、または占領されていたという事態にもなりかねません」(同)

 さすがは中国四千年、なかなか気長に、しかし周到に“侵略”を進めてくるというわけだ。もちろん看過できる話ではないが、こうした挑発行動が一足飛びに全面戦争へと発展する危険性は少ないという。

「中国上層部も、いきなり日本と戦争する気はないでしょう。ただ、中国軍の中には、反日感情から英雄気取りで向かってくる者もいますからね。今回、東シナ海上空で日中両機が一触即発の事態になった一因は、そこにあると思います。今回は大事に至りませんでしたが、局面によっては偶発的に中国軍機のパイロットがボタンを押す可能性も想定しておかなくてはなりません」(前出の井上氏)

 こうしたスタンドプレーや“事故”から起こる戦闘行為が、思わぬ戦端を開かないとは限らないわけだ。そして、そこで気になってくるのが、中国の弾道ミサイルである。「日本にとっての脅威は、北朝鮮のノドンなんかより、明らかに数も精度も段違いの中国の“東風21”です」(前出の防衛省関係者) 英国の「国際戦略研究所」がまとめた最新の軍事報告書によると、中国は東風21を116基保有。中には、1基で複数の核弾頭を搭載し、各々の核弾頭がそれぞれ別の目標地点を攻撃する新兵器もあるという。

「昨年の台湾総統選で独立派が勝って以降、中国は沿岸部に、この東風21を大量配備。そして、その照準は台湾と日本に合わせられています。今後、局地的にでも戦闘行為が行われ、政治決着が不首尾に終わった場合、このミサイルが火を吹かないとは言い切れません」(前同)

 安保法制などで中国を刺激してきた安倍首相にとっては、この困った隣人をどういなすかが課題となる。「中国が最も嫌がるのは、多国間で協調して動かれること。韓国やオーストラリア、インドなどと組んで海上を共同パトロールすれば、中国もそう簡単に尖閣には手を出せません。また、中国の行動は間違っているというメッセージを世界に向けて共同で発信でき、一石二鳥です」(前出の伊藤氏) 今や、日本の3倍近い軍事費を投じる中国。その中国の野望をくじくには、他国との協調も大切になってくる。悲願の“改憲”にはやる前に、安倍首相の仕事はまだまだあるのだ。

日本に迫る緊急危機!!「ついに中国が攻めてくる!」

この記事が気に入ったら
をしよう

いいね!

@taishujpさんをフォロー

大衆のオススメ


オススメタグ


人気記事ベスト10


日刊大衆公式チャンネル


Copyright(C) 日刊大衆 Futabasha Publishers Ltd. All rights Reserved.