日刊大衆TOP トレンド

ED薬に「意外な弱点」!? やってはいけない“危険な食べ合わせ”とは

[週刊大衆08月01日号]

ボートレース戸田
https://www.boatrace-toda.jp/
GⅢ 戸田マスターズリーグ第10戦・週刊大衆杯

ED薬に「意外な弱点」!? やってはいけない“危険な食べ合わせ”とは

「中高年の救世主」のはずのアノ薬に思わぬ落とし穴が!? 前後に食べるものによって、致命的とも言える“不都合”が生じる可能性があったのだ!

 1999年に世界で初めて認可されて以降、またたく間に“中高年世代のお助けアイテム”として定着してきた感のあるED治療薬「バイアグラ」。お疲れ気味のお父サン世代にとっては天恵ともいうべき薬だ。その後、同じ効果がありながら効果がより長時間持続するとして「シアリス」や「レビトラ」などの競合治療薬も登場。戦国時代の様相を呈する中、シェア的に少し押され気味だったバイアグラだが、最近、その人気が再び急上昇中なのだという。

「実は、バイアグラの特許はすでに満了になっており、2014年からは値段が安いジェネリック(後発薬)も多数出てきました。そのため、こちらにユーザーが流れているのです」 こう解説するのは、ED薬の専門クリニックとして斯界の草分け的存在である『新宿ウエストクリニック』の室田英明院長だ。

 ちなみに、同クリニックでは、バイアグラは1錠1500円だが、同じ効果成分(シルデナフィル)が同量(50ミリグラム)入ったジェネリックは、1錠900円で処方している。「うちのクリニックでは、ED薬を処方するときの診察料(初診、再診)は無料で、かかるのは薬代だけです。こんな手軽さもあり、最近は1錠だけ買いに訪れる中高年の方も増えています」(前同)

 このように、登場した当時と比べると安く身近になってきたED薬だが、いざ使う際に気になるのは、その「副作用」。日本で正式に発売される前の98年、バイアグラを飲んだ男性が性行為後に死亡するという事故が何件か発生したことで、「危険」という風評が立ったこともある。

 だが、死亡した男性は不整脈、高血圧などの持病があり、治療のためにニトログリセリンなどの薬も一緒に飲んでいた。「バイアグラはもともと、血管を拡張して血流を良くする薬として開発されました。ですから、24時間空ければ、行為のたびに飲んでもまったく問題はないのですが、同じく血管を拡張する効果の強いニトログリセリンなどを併用すると血管が拡がりすぎ、血圧が急激に低下して危険なので“禁忌”とされています」(前同)

 ED薬全般に言えることだが、基本的には他の薬との併用は可能。ただし、直接心臓に働きかけるニトログリセリンなどは、数少ない例外だったのだ。「バイアグラは、そもそも併用薬を医師と相談のうえ、きちんと処方を受ける必要のあるもの。事故の当時は日本での発売前で個人輸入などに入手を頼っており、そうしたアドバイスを受けられなかったのでしょう」(全国紙社会部記者)

 現在では、バイアグラをはじめとするED薬には大きな副作用も、向精神薬のような依存性もないことが確認されている。小さな副作用としては、血流がよくなることで鼓動が速くなったり、顔の火照り、目の充血などが、個人差はあるものの発生するようだ。

「人によっては、頭痛やめまい、鼻づまりなどの症状が出ることがありますが、一時的なものなので心配はいりません」(前出の室田院長)

 前述したレビトラやシアリスも基本的にバイアグラと似た化学構造のため、似たような副作用があるという。違いは、効果が表れるまでの時間や持続時間だ。バイアグラは1時間ぐらいで効いてくるが、レビトラは20分後ぐらい。持続時間にも差があり、バイアグラは4時間ぐらいしか効果が続かないが、シアリスは36時間も持続するという特徴がある。

 数多く揃ったED薬。だが人間、不安は尽きないもので、ネットなどを見てみると「ED薬は、一緒に何を食べても安全なの?」「お酒と一緒に飲んでも平気?」といった疑問が、いくつも寄せられている。実際のところ、ED薬に「これはやってはいけない!」というような、危険な食べ合わせは存在するのだろうか?

 まず、意外なのがグレープフルーツだ。柑橘類の中でも、特にグレープフルーツには「フラノクマリン酸」という物質が多く含まれる。これはED薬を分解する酵素の働きを阻害するため、ED薬の代謝が遅くなり、血中に、その効果成分が長い間残ることになる。結果、前述したED薬の副作用であるめまいや頭痛、頻脈などが増長されることもあるようだ。

 ただし、室田院長によると、「ただちに命の危険があるようなものではないので、そこまで過敏になることはない」と言う。「酵素が分解できなくなるのは、かなり多量にグレープフルーツを食べたときでしょう。私は患者さんに“グレープフルーツはダメ”とまでは特に注意していませんが、ED薬を飲んだらなるべくグレープフルーツを食べないようにすれば十分だと思います」(前同)

 フラノクマリン酸はグレープフルーツの外側の皮や果肉との間の白い薄皮の部分に最も多く、次いで果肉の部分にも含まれている。さすがに皮は食べないだろうが、果肉を大量に食べてED薬を飲むと血中の成分濃度が高くなり、血管が過度に拡張して血圧が低下することは考えられなくはない。場合によっては意識が朦朧(もうろう)としてくることもあるので、この状態で風呂に入ったりすると、そのまま湯船で溺死……なんてことにもなりかねないのだ。

 行為の前には飲酒をしているケースも多いので、普段より判断力が鈍ることも考慮し、ED薬の服用時には、バーやスナックなどで出てきても、グレープフルーツ(ジュースも含む)は控えておいたほうが賢明だろう。なお、フラノクマリン酸はグレープフルーツ以外にもスウィーティ、ザボン、ブンタン、ダイダイなどにも含まれているが、必ずしもすべての柑橘類というわけではなく、逆にバレンシアオレンジ、レモン、カボス、温州ミカン、スイートオレンジなどにはほとんど含まれていない。

 さて、先ほど「飲酒時の服用」についての疑問があったが、ED薬はアルコール類と一緒に飲むと、いかにも体に悪そうなイメージがある。しかし意外や意外、実際はそうでもないのだという。

「ED薬とアルコールとの併用自体は特に問題ありません。体への害はないと言えます。ただ、大量のアルコールはED薬の効果をなくしたりしますので注意が必要です」(同)

 どうやら問題は、飲酒の量にあるようだ。適度のアルコールはリラックス作用もあり、ED薬にプラスに働くが、過度のアルコールは、ED薬の効果にブレーキをかけてしまい、薬の効果が弱くなったり、なくなったりする。また、大量のアルコールは機能不全を起こす原因にもなる。EDでなくとも飲み過ぎた際に経験のある人も多いはず。くれぐれも深酒にはご注意を。

 それよりも、実は意外な「やってはいけない」食べ合わせがあった。「普段は私もED薬を愛用しており、問題なく“機能”できているんですが……。どうも、事前に精をつけようと焼肉や中華料理などを食べた後に限って、効きが悪いような気がします」

 取材準備中、同僚のオヤジ記者が聞いてくれと言うのでその真偽を室田院長にただしてみた。すると、「そうですね。服用前に脂っこいものを食べるのは、できれば避けたほうがいいと思います」との答え。“いざ勝負!”の前には肉などコッテリしたものを食べて精力をつけたいと思うのが人情だが、脂肪分の多いものを食べると胃腸に油膜が張ってしまい、薬効成分の吸収を妨げてしまうのだという。「ED薬は空腹時、または食後1時間を過ぎてから服用するべきでしょう」(前同) 焼肉やホルモンを食べて力をつけ、どうしても気分を高揚させたいときは、服用するタイミングに気をつけよう。

 よく勘違いされるが、ED薬はあくまで補助用であり、機械的に機能させるものではないので、精神的興奮も必要。よりよい行為のためには、男女ともに精神的にビンビンになっていただいて、ED薬は補助、という考えを忘れずに励むのがよさそうだ。

「ED薬はあくまで、人為的に血管に作用するもの。体調を考慮しない使用や、興奮しすぎて激しく体に負担をかけるような行為をしてしまうと、結局は体を壊すことにつながりかねません。最近はED薬を個人輸入する人も増えていますが、個人輸入薬の半分以上は偽物という調査結果も出ています。あくまで、医師に、きちんと相談して処方を受けるのが望ましいですね」(医療雑誌記者)

 8割の人に効果ありとされる“熟年の常備薬”も、あくまで上手につきあってこそのもの。「コレさえあれば万事解決」と油断せず、あくまで自らを健康に保つことを心がけておきたい。

ED薬に「意外な弱点」!? やってはいけない“危険な食べ合わせ”とは

この記事が気に入ったら
をしよう

いいね!

@taishujpさんをフォロー

大衆のオススメ


オススメタグ


人気記事ベスト10


日刊大衆公式チャンネル


Copyright(C) 日刊大衆 Futabasha Publishers Ltd. All rights Reserved.