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医学博士・裴英洙「ストレスを溜めないコツは“面倒なことから取り掛かる」~麻美ゆまのあなたに会いたい!

[週刊大衆2016年10月31日号]

医学博士・裴英洙「ストレスを溜めないコツは“面倒なことから取り掛かる」~麻美ゆまのあなたに会いたい!

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 今週の“あなたに会いたい”は、病理医でありながら、『一流の睡眠』『なぜ一流の人は「疲れ」を翌日に持ち越さないのか』(ともにダイヤモンド社)など多数の著作を書いていらっしゃる、裴英洙(はいえいしゅ)さんです。

 裴先生の本は、医師としての医学的な知識を元に、私たちにも分かりやすく“健康的”な生活の仕方教えてくれているんですね。つい不摂生な生活をしちゃう私もしっかりと勉強させてもらいました!

ゆま「初めて裴先生とお会いしたのは、今年の春でしたね。裴先生のやってらっしゃるNPOの活動に参加させていただきました」

裴「その節はありがとうございました」」

ゆま「こちらこそ、ありがとうございました。裴先生は、“日本はもっと病理医を増やすべき”という活動をされているんですよね」

裴「はい。病理医をご存じない方も多いと思うので簡単に説明させていただくと、要は“病気の診断をする医者”ですね。たとえば、胃にポリープが見つかった場合、そのポリープにがんが含まれているかどうかを診断するんですね」

ゆま「私のときもそうでしたけど(2012年に境界悪性腫瘍に罹患。13年に治療を終えた)、がんといってもいろいろあって、悪性か良性か、画像だけでは診断が難しい場合があるんですね。そういうとき、病理医さんが判断してくれるんんですよね」

裴「そうなんです。がんではない可能性もありますし、がんだとしても、どこまで取ればいいのかなどの判断をするのが病理医ですね」

ゆま「患者にすればすごく大事なことで、正確な診断をしてもらいたいのに、日本は病理医さんがまだまだ少ないんですよね」」

裴「はい。約30万人いる医師のうち、病理医は2~3000人程度。明らかに足りていないんです。それで、病理医の重要性をもっと世間に知ってもらうため特に若い人たちに知ってもらうためのアニメーションを作り、その声優をぜひ、実際に病気を克服されたゆまさんにお願いできないかと。快く引き受けていただき感謝しています」

ゆま「いえいえ、そんな。ところで裴先生は、そうした活動をする一方、本もたくさん書いておられます。私も『一流の睡眠』を読ませていただきましたが、とにかく分かりやすくて面白い。たとえば、本にありますが、お医者さんは、“一日、8時間の睡眠は必要”とおっしゃいますが、実際の生活でそんなに睡眠をとるのは難しいですもんね」

裴「そうなんです。お酒にしても同じです。肝臓を悪くすれば、医者は決まって“お酒をやめなさい”と言います。もちろん、それに越したことはないのですが、社会で働いていれば、つきあいもあるし、飲みたいときもあります。じゃあ、どうすればいいか。たとえば、2杯目からはワインにしたり、水と一緒に飲んだりすることで、肝臓へのダメージは軽減できるんですね」

ゆま「現実的に禁酒が難しいなら、何をやればいいのかってことが具体的に書いてあるんですよね。特に私が気になったのは、“肉を食べろ”というお話でした。私は一時期、ダイエットしていたとき、肉を控えていたんですよね」

裴「そういう方が増えているんですね。ダイエットしかり、男性でも生活習慣病を恐れて、肉を毛嫌いする傾向があるんです。しかし、やはり肉はパワーの源。疲労回復にもなります。もちろん、肉ばかり食べるのもよろしくないのですが、週に一度、肉をしっかり食べる分には問題ない」

ゆま「あと、私が気になったのは、ストレスを溜めないコツは、“面倒なことから取り掛かる”という話でした」

裴「これは非常に大事なんですね。ストレスというのは追い詰められたときに溜まるのです。仕事にしても同じです。医者の世界では、“難しいオペは午前中にする”のが基本。その理由は大きく2つあって、難しい仕事というのは時間が読めない。何かしらのハプニングが途中で発生するかもしれない。その時、午前中ならまだ時間があるので余裕を持って対処しやすい」

ゆま「その余裕がないと、慌てふためいて、どんどんストレスになる……」

裴「そうです。そして、もう一つは、やはり人間は午前中のほうが体力もあり、頭も冴えています。効率よく仕事ができるんです」

ゆま「よーし! 今日から面倒なことから真っ先に片づけるようにします!」

裴「あと、ストレスが溜まったら、できるだけ早くアウトプットすることも大切です。“嫌だなぁ”とか“あいつ、ムカつく!”といった感情が湧き起こってきたら、気心知れた仲間にすぐ話すんです。そういう相手がいなければ日記などに書いても構いません。とにかく内に溜め込まない」

ゆま「じゃあ、居酒屋でサラリーマンの人たちがお酒を飲みながら愚痴っているのもいいことなんですね」

裴「健全なことですよ。一番いけないのは、陰性感情が湧き起こったとき、真面目な人ほど“そんなふうに考えてはいけない”と抑え込んでしまうんです。陰性感情は溜まるだけなので、外に出さないことには苦しみが増すだけなんですね」

ゆま「どんどん愚痴りますよ! でも、裴先生は完璧すぎです。仕事もできて、志も高くて、お話も上手で。欠点はないんですか?」

裴「いっぱいありますよ! 今日だって、家に名刺入れを忘れて、スタッフに取りに行ってもらったんです。忘れ物ばっかりで、妻には呆れられていますよ」

ゆま「意外(笑)。でも、そんなおっちょこちょいな一面も知れて、また親近感が湧きました。今日はありがとうございました!」

裴「こちらこそ、ありがとうございました」

裴英洙 はい・えいしゅ
1972年奈良県生まれ。医師・医学博士、ハイズ株式会社代表取締役社長。金沢大学大学院医学研究科修了。外科医・病理医として勤務後、MBAを取得し09年に起業。医業経営コンサルタントの傍ら、再建先で臨床医として医療現場に携わる。

麻美ゆま あさみ・ゆま
1987年生まれ、群馬県出身。 2005年デビューし、ブレイクを果たす。セクシーユニット『恵比寿マスカッツ』のメンバーとしても活躍。現在はタレントとして活動。最新CD『Re Start~明日へ~』が発売中。

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