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巨人監督かNY永住か?松井秀喜「最後の選択」

[週刊大衆2016年11月07日号]

巨人監督かNY永住か?松井秀喜「最後の選択」

 米国で「気楽」に暮らすのか、日本に帰って伝説の第二章を切り開くのか……平穏と名誉、ゴジラはどちらへ向かうのか。

 10月13日から17日にかけて『Yahoo!JAPAN』が突如ウェブ上で『導かれるままに、アメリカで』と題した「松井秀喜独占インタビュー」を全5回掲載し、大ヒット中の映画『シン・ゴジラ』以上の話題を集めている(掲載期間は2017年3月まで)。現在、松井秀喜氏(42)はニューヨークを拠点にヤンキースのGM特別アドバイザーを務めているが、なんと、このインタビューが今後の彼の動向を読み取るヒントになるというのだ。だが、このインタビューにおける松井氏の真意については、解釈が真っ二つに分かれている。一つはアメリカ永住を決意したというもの、そして、もう一つは日本に帰る心の準備が整ったというものだ。

 まずは「ニューヨーク永住」説。インタビューで松井氏は、日本にいるよりも、ニューヨークにいるほうが「心地良い」と告白している。<周りの目が全く気にならない>分、<日本よりも楽>だというのだ(<>内はYahoo!インタビューからの引用=以下同)。

 ニューヨークにいれば、<ジャイアンツの選手になる前の自分でいられる>。これは本人だけの話ではない。「日本に帰れば、奥さんや子どもたちがマスコミの餌食にされる可能性が高い。家族を大事にする松井が日本に帰りたがらない大きな理由が、それでしょう」(スポーツ紙デスク) また、「日本よりもニューヨークのほうが、教育的な環境が良いと夫人にアドバイスする人たちも多いようです」(スポーツ紙記者)

 さらに、現在、ヤンキースから任されている「仕事」に相当のやりがいを感じているという話もある。「松井の仕事はヤンキース傘下のマイナーチームを視察し、若手を指導するというもの。気づいたことをキャッシュマンGMに報告。チーム改造を進める現在のヤンキースが、松井の進言でマイナーの若手を抜擢する機会も多い」(前同)

 松井氏の力が、今後のチームの方向性を決める重要なキーになっているという。「だからこそ、ヤンキースは、松井を囲い込もうとしているという見方もあります。今後もニューヨークに骨を埋める気持ちでヤンキースに貢献してほしいというのが、彼らの本音。松井の心も、こちらに傾きかけているといいます」(同)

 ところが、もう一方では、「このインタビューが世に出たことで、逆に松井の日本球界復帰は近くなった」(前出のスポーツ紙デスク)という見方もある。

 現在の特別アドバイザーの仕事は、永久に続けていけるようなものではない。来るべき「指導者生活」のための“修業”と捉えるべきだというのは、もっともだ。「松井がその先に見据えるのは、コーチ、そして指揮官であるはずです」(前同)

 野球界に恩返しをしたいと常々語る松井氏だが、それはあくまでも現場であって、解説者などではない。<現場じゃない方というのは、解説者とか……。そっちは僕にはあまり合っていないですね。何度かゲストで解説をやりましたけど、魅力を感じないですね>

 ゆくゆくは松井氏が、指導者として活躍したいと考えていることは間違いない。そして最も可能性が高いのが、巨人であることも。<皆さんが普通に考えたら、もちろんジャイアンツでしょと普通は考えると思いますし、僕自身ももちろんジャイアンツというチームは僕の中では常に考えているというか、一番気にしてみているチームですよ>

 ただ、責任を持って巨人軍の監督を全うできるのかどうかについて自信を持てないが故に、なかなか踏ん切りがつかなかったようだ。「実は昨年、原監督の退任が近くなった段階で、巨人軍首脳はアメリカに飛び、松井に次期監督就任を二度にわたって打診しました。ただ結果的に、それはなりませんでした。これが高橋由伸監督体制ができあがった直接のきっかけになったんです」(スポーツ紙デスク)

 その際、松井氏は、「今、就任するのは自分のタイミングではない」と述べたという。巨人軍首脳は「由伸が監督になれば、松井が後ということになり、順番は狂ってしまうが、それでもいいのか」と重ねて訊いたが、松井氏は、それでいいと答えたという。

「松井は由伸の1つ年上。本音では、もう少し現役を続けたがっていた由伸が昨年の監督就任によって、人生設計を少し狂わせたのは周知の事実。松井がキャンプ時に臨時コーチとして由伸監督に全面協力したのは、この負い目があったからでしょう」(同デスク)

 実は、松井氏には指導者としての適性があるとの評価が高い。巨人軍OBの野球評論家の黒江透修氏は、今季、坂本勇人が覚醒し、首位打者まで取った裏には、「キャンプ時の松井のアドバイスがあったから」と見ている。「松井には、やはり、ゆくゆくは巨人の監督をやってほしい。ヤンキースでの経験も、巨人キャンプの臨時コーチの経験も、監督になれば生きてくる」(前同)

 実は、ヤンキースと松井氏の契約には期間の拘束がなく、彼がその気になれば、いつでも辞められる状態になっているという。また一方、巨人側の「松井受け入れ態勢」も着々と準備が進んでいる。「もともと系列紙の記者だった松井の側近Hさんは、彼の渡米以来、読売グループとは疎遠でしたが、現在、巨人軍は嘱託として抱え込んでいます。松井さえその気になれば、いつでも受け入れる準備は整っているということです」(事情通)

 とはいえ、由伸監督は昨年就任したばかり。3年契約でもあり、初年度も戦力不足に泣きながら2位と健闘。しばらく由伸体制は続くという見方は多い。「それが、そうでもないんですよ。由伸はかわいそうな立場ですが、采配に批判の声がないでもない。特に前半戦はあまりにも策がなさすぎたし、投手がピンチのときにコーチらをマウンドに送るタイミングが悪い、という声もある。首位には大差をつけられ、ようやく2位で、CSでもファーストステージ敗退。負け方も悪く、及第点ギリギリ、というのがフロントの評価」(ベテラン野球記者)

 監督の契約期間など、あってないようなもの。もしも、来年も今年のような体たらくなら、3年契約の途中であっても、由伸監督の解任は十分にありうる。「その場合、誰が後釜に座るんです。江川ですか、桑田ですか、それとも川相ですか? 現実的には、どれも可能性は低い。結局、松井しかない。由伸監督が3年の任期を全うしたとしても、基本的な状況は変わりません」(デスク)

 ポスト由伸の有力候補の一人だった阿部慎之助の評価がグラビアアイドルとの不倫騒動などでガタ落ち。結局、松井氏以外にポスト由伸候補は一人もいないというのが現状だ。松井氏は米国から東京へ帰ると、まず長嶋茂雄巨人軍終身名誉監督と食事をするという。その長嶋氏は「松井の監督就任はオレの巨人軍での最後の仕事」と常々公言しており、食事の席では、こう言って松井氏の背中を押しているという。「勝負事だから丁か半か。どっかで踏ん切らなきゃ」

 さて、米国で修業を積んで、さらに巨大化した“新・ゴジラ”が巨人軍監督として日本上陸なるか。

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